高齢者の自動車事故

2007-01-09 17:52:41 | 自動車保険
おじいちゃんが保険のことを考えています・・・

ガンになったら、医療費が高いだろうなぁ・・・
糖尿病でも生命保険に入れるのだろうか・・・
死亡保険金より医療や介護の費用の心配をします。
同居の家族の世話にできるだけなりたくないし、負担をかけたくないから。

80歳のおじいちゃんは、保険の外交員の説明を聞いても判断できないで迷います。
退職間もない60歳の世帯主も・・・心配事の一つになります

あなたな~ら♪ど~する♪

その年齢では、病気での死亡・傷害も心配だろうけど、交通事故の死亡・傷害を先に考えましょう・・・何十年車運転してきて、自信はあるでしょうが、判断力は低下していますよ。


高齢者の自動車事故は、とっさの判断が遅れることで起きることはご承知!
とっさの判断力は、運転中のどういう場合に必要なのでしょうか?

・右直事故(直進車が信号青の交差点で右折車と事故)
・一時停止違反(一時停止違反をした車の事故)
・優先道路での事故(優先道路の直進車と、狭い道から出てきた車の事故)
・高速道路での合流点での事故(高速道路の本線の直進車と合流車の事故)
・同幅の丁字路での事故(同幅丁字路で直進車と突き当りから出てきた車の事故)
・車線変更時の事故(片側2車線の道路で車線変更をした車の事故)

このほかにもあるでしょうが、能動的な立場の車、すなわち状況判断力の必要の度合いが高い方が、自動車保険では過失割合が高くなります。

上の事故における過失割合の判例
(損害保険会社が過失割合を決める参考にする過去の判例の基本)
※下記数値は基本の数値らしいものです。個別の状況により異なります

右直事故
直進車の過失:右折車の過失 30:70・・・♯やっぱ右折は気ーつけよ

一時停止違反
直進車の過失:一時停止違反車の過失 20:80・・・♯左右確認しても!一時停止しても!一時停止ラインがある方の過失割合高い

優先道路での事故
直進車の過失:狭い道から出てきた車の過失 20:80・・・ぶつけた車の方が軽い場合だね、知らなかったわ

高速道路での合流点での事故
直進車:合流してきた車 20:80・・・これもぶつけられても文句言えない

同幅の丁字路での事故
直進車の過失:突き当たりから出てきた車の過失 20:80・・・これも、ぶつけた車の責任は軽いよ

車線変更時の事故
直進車:車線を変更した車 20:80・・・やっぱ、車線変更の判断だよね


・・・そう!
自動車保険における過失割合の意味を・・・ちょっとだけ考えて運転してね
人徳も学歴も、過去の経歴、現在の社会的地位も関係なく・・・
この手の判断力は昔のようにはいきませんから・・・


でもまぁ・・・後部座席専門の社長さんは必要ない知識かも・・・


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