御成敗式目2

2010-01-05 15:33:50 | 日本の家族考
御成敗式目の現時点での着眼点

・中国から取入れた律令と比べて、日本独自であること
・公地公民という制度から、私有財産制に移る過程であること
・平易な文章で生活者に普及しようとしたこと
・以後600年ほど、江戸時代でも、庶民に法律が普及されていたこと
・江戸時代になるまで、男女同権を法で規定していたこと
・財産と地位の相続は、生前に能力主義で行われていたこと
・親子間の人間関係に配慮の言及があること
・式目制定の目的は、公平な裁判の基準を作ることにあったこと

何でもない、当たり前のことのような点に思われる部分もあるかもしれませんが、時代背景を考えると、とんでもなくすばらしい精神が隠れています。
日本人の誇れる資質、とでも。

鎌倉時代の・・・武家社会、戦乱・・・という時代に、女性の地頭がいた・・・
1563年安土桃山時代、信長に重用されたポルトガル宣教師・ルイス・フロイスは
「日本の女性が男性と対等の権利を持っている」記録している。




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