季節の移ろいin絵手紙 Ⅱ

 絵手紙&水切り絵&パステルアートに日々の出来事を添えて・・・

幸せな思い出

2017-07-27 06:47:49 | 思い出
 ずっと、ずっと昔のことです。

幼いころの夏は、何処の家でも蚊帳を吊って眠っていました。
今の子どもはもちろんの事、わが子の世代でも蚊帳は見たことがないのでは・・・?と思います。 
 部屋の中央と四隅に、蚊帳を吊るす金具がつけてあり、、
親が蚊帳を吊るし始めると、子ども心にもワクワクしたものです。 
「立って蚊帳に出入りしたら、蚊も一緒に入ってくるからアカンよ~」よく親に言われ、
はいずりながら出入りするのも子どもにとっては楽しい事でした。

 ある時、父が何処からか捕ってきた蛍を数匹蚊帳の中に放ちました。
真っ暗な中で淡い光を放つ蛍。。。
その光の中で眠りについた幼い日の夜のことは、、
60数年たった今でも、鮮明に心によみがえってきます。

 このような日常の些細なことが、幸せな想い出となって心に残り続けるのですから不思議なことですね。

 奈良町に行きますと、蚊帳のお店があります。
勿論 蚊帳も売っていますが(数万円もします)
主流は、蚊帳地の布巾、タオル、暖簾等です。
 この風合い、色合いが好きで、奈良に行くと必ずふらりと立ち寄る店です。


 私の(夏たより) 今年の暑中見舞い状もこれが最後になります。
立秋過ぎれば(8月7日でしたでしょうか)残暑見舞いになり(盛夏)とは書けなくなりますね。
 
 


奈良町 蚊帳のお店 ←クリックしてね (阪急電鉄さんから画像をお借りしています)