私がエンディングノートに取り掛かり始めたのは60歳を過ぎたころだったと思います。
最初は既製のエンディングノートだったのですが、
すぐに(帯に短したすきに長し)だと気づきました。
その後試行錯誤を繰り返し落ち着いたのはルーズリーフノートでした。
ルーズリーフノートの利点は、
思いついたことから書き始められます。
ある程度書き溜めると、同じルーズリーフのカラーの見出し用紙を挟み込みながら整理し目次を作っていきます。
目次を作ることにより、作業がサクサク進んでいきます。
思いつくまま書いても、省くことも、加えることも容易にできます。
幸か不幸か、相続争いするほどのものもありませんが、
二人の預貯金の銀行名、TEL 口座番号等々
各種保険、年金にしても然り・・・
何より死後の手続き。
これは父と母をおくり、その手続きの煩雑さの大変さを思い知っていますので、少しでも手伝いになれば、と思い・・・
父が死後すぐに手続しないといけない書類や役所名等々、
当時のワープロで一覧表を作りおいてくれていてそれに従いましたので大いに助かりました。
この時初めて、原戸籍(はらこせき)というものの存在を知り、
この戸籍の取り寄せ方等々、細かく書いててくれていましたのでこれも助かったことです。
書き始めると、いかに子供たちに何も伝えてなかったことかに気付きました。
書類とかはもちろんですが、私たちの思いも伝えておかないと・・・
これも書き始めて気づいたことです。
10年ほど前は(延命治療は望みません)と書いていたものの、
延命治療の有無の状態になったとき、治療を断ると退院せねばならなくなることを知り、
(延命は望みませんが、あなたたちの手がかかるようになることを一番避けたいことですので、迷惑が掛からないようにしてください)
と書き添えました。
この次に大切なことは、このノートの存在を子供たち夫婦が知っていなければ意味のないことだと思い、ほぼ出来上がった一昨年に、
長男夫婦、次男夫婦に回覧しました。
そして何処においておくかを伝えておくことも大切ですね。
最初は、子供たち夫婦あてに書き綴っていましたが、
配偶者でも、自分自身でもこのノートに従っていくと随分助けになるのではないかと気づきました、
何年もかかり、少しづつ書き溜めてきたものですが、
始めると結構楽しい作業でした
残暑厳しい日々にいただいた晩夏の絵便りです。
ありがとうございました。
私のパステルアート、今月の課題は15センチ角の(あなたはだぁ~れ)
(牛尾さつき先生考案モチーフです)
小さな小さな妖精が光の輪ともに竹林に舞い降りた場面です。
ストーリー性あるアートで細かく大変でしたが、今回も楽しい時間を過ごしました。