ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

クレーマー・・・

2018年07月26日 | 北海道
朝から、
intimidation
とか、
complain
なんて言葉を調べている俺って・・・。(泣)

どちらも、クレーマーを指す英語で、
前者のほうが、より犯罪色が強く、後者はやや緩和されます。

人を指す場合は、complainer、のように、語尾にerを付けます。

お金を支払う段階になって逆切れして大騒ぎする方は
数は少ないものの、ある一定数いらっしゃいます。

とくに大幅な延長料金や、モノを破損したとき。
雨が降った日、暑い日。それは訪れます。

経験上、だいたい、1000人にひとりくらいの割合です。

99%以上の方が、適正な支払いに応じてくださいますし、
支払いの意思が明確な場合は出来るだけ大きな負担にならないよう、べらぼうな金額にならないよう、
また、破損の場合は、部品代のみに留め、さらに私が修理可能な範囲であれば、
「気にしなくていいですよ」と応じることがほとんどです。
しかし、
最初から対決姿勢で「絶対に支払いたくない!ガオー!」な方に対しては
妥協や譲歩のきっかけがなく、かえって完全な「全額請求」になってしまうのでコトはむしろ重大になってしまいます。

つまり、まともなお客さんに対しては、私たちは優しく(笑)
当店ではクレーマーは間違いなく「損」をします。(きっぱり)

それでも、何かと大ごとになりますから色々と大変です。
たかだか数百円のことが多いのですが、嘘の上塗りをしたり、激高したりで既に引っ込みがつかない方がいらっしゃいます。

私たちが「泣き寝入り」して差し上げることがもっとも安上がり、かつ、もっとも有効ですが、
ここで泣き寝入りしてしまっては、快く支払いに応じてくださった正直者の999人の皆さまに申し訳なく、
「結局、ズルいやつが勝つ世間」というのは決して許せない私なので、
ゴネ得な「ズルいひと」を得させるのが何よりも嫌悪する私たちは絶対に折れません。
だから余計に、解決は容易ではないのです。

ただ、20年間やってきて、阿鼻叫喚、辛酸舐め舐め、数々の痛い目に遭ってきたので最近は無理に自分たちだけで対応せずに
すぐに警察に相談しています。

「何を大げさな!」みたいな感じですが、無理に対応すれば高確率で暴力を誘発しますし、そうなれば双方にとって不幸しかありませんから、むしろ収束に向けた最善の方策だと気づきました。

また、お金の支払いが絡むクレームは、「強要罪」が成立しやすいので、
警察の介入がしやすい、ということでもあります。

クレーマーには国境の差はなく
日本人でも相当数いらっしゃいます。

相手の国籍には関係ないようです。


お金の支払いを拒む場合は、警察の介入が最善の解決策だと思います。

北海道は今が観光最盛期ですね。
モンスターカスタマーで苦しんでいる皆さまの参考になれば幸いです。


昨夜の月は綺麗でした。

吠えちゃうな俺!
「ワオーーーーーン!」