風景は冬山ですが、
厳冬期のような尖った空気感が薄くなり、
何やら穏やかな肌触りを感じます。
一歩一歩、踏みしめて歩くと、
足の裏に雪の反響※を感じるのですが、
確かな「踏む感覚」があって、その下にある大地の存在をわずかに感じます。
(2mくらい下ですけどね)
厳冬期にはなかった感覚。
春の兆しです。
※長くこの仕事をしていると「きょうはおかしい」「いつもと違う」という、わずかな違いを感じ取れるようになります。
こういう動物的な感覚は、
「危機回避」に役立っていると確かな実感があり、
まったく科学的ではない「アウトドアマンの勘」ですが大切にしたいと思っています。