ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

ダニーデン脱出は容易ではないのだ。 ダニーデン ー モスギル ニュージーランド南島自転車の旅

2019年11月17日 | 自転車の旅 海外

ダニーデン脱出は容易ではない。

ダニーデンから隣町モスギルに抜ける、
事実上のダニーデン脱出経路は、
3通りの方法がある。

代表的な経路は
「3マイル・ヒル」を経由する16km。
最短かつ、市街地を突破しない。
しかし。
ヒルと言うからには昼だろうが夜だろうが、「ヒル」つまり峠越えの道なのだ。

つまり、3回くらい
「参った!」
「参りました!」
「降参!」
スリー・マイル
3・参る
三回くらい降参したくなる峠越えなのだ。

また坂かよ。
回避したい俺。



そもそもダニーデンは坂多すぎ。
振り向けばそこは坂。
もーやだ。



いくら近くても三回参りたくない俺は、
隣町モスギルまでの距離35kmの「メインサウスロード」を選ぶ。
市街地を縫うように、現在の国道(ダニーデン付近は自動車専用道路なので自転車進入禁止)の旧道をいくのだ。

善は急げ。
ダニーデンの町はさっさと素通りして、
と言いたいところだが、
「ダニーデン駅」を通りがかってしまったので、
ちょっとだけ立ち寄っていく。



すぐ、遠近法をやりたくなる俺。



鉄道っていいよね。



すぐ自撮りしたがる俺。



ガラスに写った姿も自撮りしたがる俺。



ダニーデンはスコットランド移民が拓いた町。この駅など完全にスコットランドだ。
欧米か!?



確かに「小樽」って書いてある。
距離も妥当。
日本の代表は東京じゃなくて「小樽」なのだ。



ダニーデン脱出。



これを探しながら進む。↓


標識を見落とさないように注意注意。↑
慣れてはいるはずだが、
多少の道迷いをしながら、iPhoneで確認しつつ進む。



住宅街のなかを進む。
登ったり、下ったり、忙しい。



高速国道の脇道みたいなところもある。



標識を探して進む。↑



たまたま見つけた、
『これまたストリート』
出口なし。

途中から、



道の名前が、
・サウスロード
でもなく、
・メインサウスロード
でもなく、
・メインロード
でもなく、
・モリスロード
に進むようにと標識は示す。



モリスロード。
これまた、
森ですロードやん。



これまた、峠かいな…



これまた峠は、標高133m。



西の方から、
これまた怪しい雲が近づいてきた。
まだ早い時間だけど、次の町までは40km以上ある。
空模様を鑑みて、本日はモスギル止まりとする。

宿を訪ねるにはまだ早すぎる時間なので
公園で昼寝をしていたら急に肌寒くなり、場所を変えてNew World(スーパー)でゆっくり買い物をした。

スーパーを出たら、真っ暗だ。
朝は快晴だったのに、空はいつの間にか鉛色。今にも雨粒がドッと落ちてきそうな気配。


宿に入る。

部屋に入って落ち着く間もなく、
本格的に雨が降り出した。