大後寿々花ちゃんが出るので観てきました。なんか同じ人の出演作公開、続く時は続くなあ。
神木隆之介くんがオタク映画部員で主演というのも楽しみでした。「11人もいる!」で情けない役がすごく良かったので。
高校生のヒエラルキーが逆転する話・・・と聞いてましたが、特に逆転はしてなかったような。「上」の方の子たちが動揺していた程度?
ああいう階級意識?のようなもの、中学生くらいだとあったかなーとも思いますが、高校では特になかった気がするなあ。地味な学校だったからかもしれないけど。もうちょっと皆大人で、一人ひとりを尊重していたような気がするのですが、最近はああいう感じが多いのかなあ。
文化部が運動部より下、というのも、そうなのかなあ、という感じ。弱小ならともかく、吹奏楽部強そうだったけど・・・スイングガールズでも吹奏楽部幅をきかせてたよなあ。うちの高校なんかコーラス部が一番強かったという(笑)
でも、この映画を観ていて、小学校の時運動明らかに苦手だった子が中学で運動部に入って一所懸命やってた理由がわかった気がしました。実際しばらく部活やってたらすごく上手くなってましたね。
観ていて感情移入したのは、やっぱり大後寿々花ちゃん演じる吹奏楽部の沢島でしたね。寿々花ちゃんがやってるからというだけでなく、あの映画の中では一番自分に近かったからというのもあったと思います。(強いて言えば、ですよ・・・あんなにかわいくなかったし部長やる器でもなかったし)ただ、沢島に同化して感情移入というよりは、吹奏楽部の後輩の子に近い感じかな。心配してハラハラしながら観てしまいました。
あとで写真とか観たら寿々花ちゃん結構いい表情してる場面があって、なんかハラハラしすぎてじっくりそのあたりを観られなかったなあと(汗)
また大後寿々花ちゃんが、真面目な子が踏み外しちゃった?感じを絶妙に演じてましたねー。
神木隆之介くんとのやりとりも面白くて良かったですねー。映画部には強く出ちゃう沢島が面白かった(笑)またそれに負けちゃう神木くんの前田が・・・(笑)
映画部の面々も面白かったです。神木くんはさすがの演技力で運動苦手で女子も苦手な弱気な前田を、リアルにしかもコミカルに演じてましたね。
色々と演技のアイデアも出していたみたいで。サッカーで空振りした後手を叩く場面とか、映画館の場面なんかも神木くんのアイデアとかアドリブだったりしたそうで、さすがだなーと思いました。
あと、武文がいい味出してましたね。キャスト見たら、実年齢二十代半ばでびっくりしました(汗)
野球部のキャプテンもかなりいい味出してましたねー。この方も結構年齢行っているようで。高校生意外と違和感なくてびっくりでした。・・・いやさすがに高校生ではないだろうと思いましたが、こういう高校生もいるかもなと思わせるものがあったというか(汗)
しかしあの映画部の扱いひどいなあ。剣道部のシャワー室が部室って・・・剣道部は困らないんだろうか・・・あれじゃ女の子なんか絶対入って来ないよなあ。
クライマックスの屋上のシーンは映画オリジナルだそうですが、前田の妄想ゾンビ映画のクオリティが高くて、さすがプロ、と思いました(笑)
女子の中では、皆の顔色を伺って遠慮してるかすみがすごくリアルだなーと思いました。
実果の感じるコンプレックスもリアルでしたね。
沙奈とか梨紗とかの派手女子組は、なんか怖いな~と思って観てしまいましたが(汗)後で役者さんの解釈を聞いたら、すごく的確に役を掴んでいて、すごいなあと思いました。
その的確で冷静な分析が、男性からすると結構ショックらしいですが・・・(笑)佐藤プロデューサーとか、ユーストリームで深夜に生放送やってた時の男性陣がそんな反応してましたねー。
映画の中では微妙な関係だった女子4人組ですが、実際には撮影の苦楽をともにして、すごく仲がいいようで、パンフレットにも4人で抱き合ってる写真なんかあったりして、ちょっと和みましたね~
梨紗役の山本美月さんは21歳とかでちょっと年上だったんですね。大人っぽいなーと思ったら。ちなみにアニメ好きで、コスプレとかするらしいです。あの美貌でコスプレしたらすごい似合うだろうなあ。
男子の帰宅部組は、人生なめるなよ、と言いたくなる感じでしたが・・・(笑)でも学生のうちってあんなもんが普通なのかなー。
そんな中、なんでもできるのに中途半端にふらふらしていた宏樹が、実は主人公?だったのか、というのが意外でした。前田は主人公ではないんですねー。(そんなことないか?)まあ、あの役は演技経験のない新人には無理でしょうが・・・
なんでもできて人気もある宏樹が、自分の立ち位置にふと疑問を感じて、違う世界(とまで言ってしまっていいのかな)に生きている人たちの想いに気付く、というのがこの話の核だったんですね。
なんでもできるのに何をしたいのかわからない、という贅沢な宏樹が、スカウトされているわけでもないのに野球を一所懸命頑張るキャプテンや、映画は好きだけど映画監督になれるわけではないと自覚している前田の、そういう切なさを理解するようになって、彼の世界観が変わるという。
そうやって、彼は学校という閉鎖された世界の価値観から抜け出し、大人になって行くんでしょうね。
前田が、「将来は映画監督?」と聞かれて「いや、映画監督には・・・」と口ごもるあたりの神木くんの切ない演技も良かったですね。このあたりもさすが、と思いました。
この映画、口コミでロングランが続いていて、新聞記事にもなってましたね。正直私的には、まあ面白かったけどそこまでものすごく面白いってほどではなかったのですが、多分自分の学生時代と重なる部分が意外と少なかったからかな。
でも、色んな生徒たちの心情を丁寧に追っていたり、冒頭同じ時間経過を違う視点が何度も繰り返したりという手法も面白かったりで、やっぱり見ていてじわじわ来るものがある作品だなあと思いました。
てな訳で今年見た映画の順位。
1.オレンジと太陽 / 2.ヒューゴの不思議な発明 / 3.ものすごくうるさくて、ありえないほど近い / 4.日本列島いきものたちの物語 / 5.ヒミズ / 6.桐島、部活やめるってよ /7.スープ~生まれ変わりの物語 / 8.テルマエ・ロマエ / 9.僕達急行~A列車で行こう / 10.善き人 / 11.レンタネコ / 12.ダークシャドウ
そして今年観に行く予定の映画
鑑賞済「ソルジャーズアイランド」「白雪姫と鏡の女王」「王様とボク」
公開中「009 RE:CYBORG」「危険なメソッド」「高地戦」
11月2日公開「のぼうの城」
11月10日公開「悪の教典」
12月1日公開「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」
12月14日公開「ホビット 思いがけない冒険」
12月15日公開「フランケンウィニー」
12月21日公開「レ・ミゼラブル」
THE DAY観損ねたのが痛恨・・・しかし鑑賞済も公開中も溜まってきて、これから公開もいっぱいあるという・・・
神木隆之介くんがオタク映画部員で主演というのも楽しみでした。「11人もいる!」で情けない役がすごく良かったので。
高校生のヒエラルキーが逆転する話・・・と聞いてましたが、特に逆転はしてなかったような。「上」の方の子たちが動揺していた程度?
ああいう階級意識?のようなもの、中学生くらいだとあったかなーとも思いますが、高校では特になかった気がするなあ。地味な学校だったからかもしれないけど。もうちょっと皆大人で、一人ひとりを尊重していたような気がするのですが、最近はああいう感じが多いのかなあ。
文化部が運動部より下、というのも、そうなのかなあ、という感じ。弱小ならともかく、吹奏楽部強そうだったけど・・・スイングガールズでも吹奏楽部幅をきかせてたよなあ。うちの高校なんかコーラス部が一番強かったという(笑)
でも、この映画を観ていて、小学校の時運動明らかに苦手だった子が中学で運動部に入って一所懸命やってた理由がわかった気がしました。実際しばらく部活やってたらすごく上手くなってましたね。
観ていて感情移入したのは、やっぱり大後寿々花ちゃん演じる吹奏楽部の沢島でしたね。寿々花ちゃんがやってるからというだけでなく、あの映画の中では一番自分に近かったからというのもあったと思います。(強いて言えば、ですよ・・・あんなにかわいくなかったし部長やる器でもなかったし)ただ、沢島に同化して感情移入というよりは、吹奏楽部の後輩の子に近い感じかな。心配してハラハラしながら観てしまいました。
あとで写真とか観たら寿々花ちゃん結構いい表情してる場面があって、なんかハラハラしすぎてじっくりそのあたりを観られなかったなあと(汗)
また大後寿々花ちゃんが、真面目な子が踏み外しちゃった?感じを絶妙に演じてましたねー。
神木隆之介くんとのやりとりも面白くて良かったですねー。映画部には強く出ちゃう沢島が面白かった(笑)またそれに負けちゃう神木くんの前田が・・・(笑)
映画部の面々も面白かったです。神木くんはさすがの演技力で運動苦手で女子も苦手な弱気な前田を、リアルにしかもコミカルに演じてましたね。
色々と演技のアイデアも出していたみたいで。サッカーで空振りした後手を叩く場面とか、映画館の場面なんかも神木くんのアイデアとかアドリブだったりしたそうで、さすがだなーと思いました。
あと、武文がいい味出してましたね。キャスト見たら、実年齢二十代半ばでびっくりしました(汗)
野球部のキャプテンもかなりいい味出してましたねー。この方も結構年齢行っているようで。高校生意外と違和感なくてびっくりでした。・・・いやさすがに高校生ではないだろうと思いましたが、こういう高校生もいるかもなと思わせるものがあったというか(汗)
しかしあの映画部の扱いひどいなあ。剣道部のシャワー室が部室って・・・剣道部は困らないんだろうか・・・あれじゃ女の子なんか絶対入って来ないよなあ。
クライマックスの屋上のシーンは映画オリジナルだそうですが、前田の妄想ゾンビ映画のクオリティが高くて、さすがプロ、と思いました(笑)
女子の中では、皆の顔色を伺って遠慮してるかすみがすごくリアルだなーと思いました。
実果の感じるコンプレックスもリアルでしたね。
沙奈とか梨紗とかの派手女子組は、なんか怖いな~と思って観てしまいましたが(汗)後で役者さんの解釈を聞いたら、すごく的確に役を掴んでいて、すごいなあと思いました。
その的確で冷静な分析が、男性からすると結構ショックらしいですが・・・(笑)佐藤プロデューサーとか、ユーストリームで深夜に生放送やってた時の男性陣がそんな反応してましたねー。
映画の中では微妙な関係だった女子4人組ですが、実際には撮影の苦楽をともにして、すごく仲がいいようで、パンフレットにも4人で抱き合ってる写真なんかあったりして、ちょっと和みましたね~
梨紗役の山本美月さんは21歳とかでちょっと年上だったんですね。大人っぽいなーと思ったら。ちなみにアニメ好きで、コスプレとかするらしいです。あの美貌でコスプレしたらすごい似合うだろうなあ。
男子の帰宅部組は、人生なめるなよ、と言いたくなる感じでしたが・・・(笑)でも学生のうちってあんなもんが普通なのかなー。
そんな中、なんでもできるのに中途半端にふらふらしていた宏樹が、実は主人公?だったのか、というのが意外でした。前田は主人公ではないんですねー。(そんなことないか?)まあ、あの役は演技経験のない新人には無理でしょうが・・・
なんでもできて人気もある宏樹が、自分の立ち位置にふと疑問を感じて、違う世界(とまで言ってしまっていいのかな)に生きている人たちの想いに気付く、というのがこの話の核だったんですね。
なんでもできるのに何をしたいのかわからない、という贅沢な宏樹が、スカウトされているわけでもないのに野球を一所懸命頑張るキャプテンや、映画は好きだけど映画監督になれるわけではないと自覚している前田の、そういう切なさを理解するようになって、彼の世界観が変わるという。
そうやって、彼は学校という閉鎖された世界の価値観から抜け出し、大人になって行くんでしょうね。
前田が、「将来は映画監督?」と聞かれて「いや、映画監督には・・・」と口ごもるあたりの神木くんの切ない演技も良かったですね。このあたりもさすが、と思いました。
この映画、口コミでロングランが続いていて、新聞記事にもなってましたね。正直私的には、まあ面白かったけどそこまでものすごく面白いってほどではなかったのですが、多分自分の学生時代と重なる部分が意外と少なかったからかな。
でも、色んな生徒たちの心情を丁寧に追っていたり、冒頭同じ時間経過を違う視点が何度も繰り返したりという手法も面白かったりで、やっぱり見ていてじわじわ来るものがある作品だなあと思いました。
てな訳で今年見た映画の順位。
1.オレンジと太陽 / 2.ヒューゴの不思議な発明 / 3.ものすごくうるさくて、ありえないほど近い / 4.日本列島いきものたちの物語 / 5.ヒミズ / 6.桐島、部活やめるってよ /7.スープ~生まれ変わりの物語 / 8.テルマエ・ロマエ / 9.僕達急行~A列車で行こう / 10.善き人 / 11.レンタネコ / 12.ダークシャドウ
そして今年観に行く予定の映画
鑑賞済「ソルジャーズアイランド」「白雪姫と鏡の女王」「王様とボク」
公開中「009 RE:CYBORG」「危険なメソッド」「高地戦」
11月2日公開「のぼうの城」
11月10日公開「悪の教典」
12月1日公開「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」
12月14日公開「ホビット 思いがけない冒険」
12月15日公開「フランケンウィニー」
12月21日公開「レ・ミゼラブル」
THE DAY観損ねたのが痛恨・・・しかし鑑賞済も公開中も溜まってきて、これから公開もいっぱいあるという・・・