ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

大衆酒場プロモDVD

2005年04月30日 | 音楽(主に日本のHR?)
昨日は坂本英三さん&竹内光雄さんの「大衆酒場」に行って来ました。ProXYZはパスして・・・(汗)
昼夜2部構成でたっぷり4時間超と、3バンド出演1時間足らずの出番、と比べたら、やっぱりこっちでしょう、ということで・・・
昼はスタンディング、夜はいつものまったり形式、のライヴだったのですが、1部で「大衆酒場」の持ち歌を全てやってしまって、2部はどうするのかと思ったら、やっぱりまた「大衆酒場」の持ち歌は全部やりました(笑)まあ2回聴いても全然OKですけど。アレンジもちょっと違うし。
1部は時間制限あり、ということで、MCでまったりしすぎて曲何曲かカットしたみたいです・・・(笑)
MCも相変わらず笑わせてくれました(笑)
「春華」は3度目も同じネタで行くのかなー、と思ったらやっぱりそうで、そろそろネタが苦しくならないか余計な心配をしてしまいます(汗)でもこの曲はとても好きなので、ぜひ毎回やって欲しいですが。
そうそう、竹内光雄さんがL.A.に行った時のノースウェストのひどさを訴えていて、思わず「そうそう」と思ってしまいました(笑)離陸時に座席が後ろに下がっていくのなんてアエロフロートくらいかと思ってたのに・・・(笑)

そしてこの日の目玉?は、開演前に流れた、「空手道散歩道」のプロモDVDの予告映像?でした。(そういえば光雄さんがなんども「映像」と言うたびに「この英三じゃないよ」と言ってましたが、うちのPCで「えいぞう」と打つとまず「英三」って変換されます、確かに(笑)
いきなりサティとか妙な音楽に乗って流れる映像が笑えました(笑)この予告も面白かったので、DVDに入っていたら良かったのになあ。
このDVD、(ギターの関堂さんの手作りだそうな)先着30名に先行発売ということで、あっという間に売り切れてしまったのですが、運良く買うことができました。
サイン付きかも、と予告映像に書いてありましたが、サインなかったです(笑)
PCで焼いたDVDということで、DVDプレーヤーでは見られないものもあるかも・・・ということでしたが、やはりうちのブレステ2では再生できず(笑)仕方なくPCで観ました。
基本的に、小さなスタジオの中で大の男(しかも結構イイ男)が何やってんだか・・・というのが笑える、という映像でした(笑)ファンじゃなかったら「なんだこりゃ」な代物ですよね(笑)
これ、「竹内光雄とデュエット」と「坂本英三とデュエット」というパートがあるのですが、それぞれ光雄さんフィーチャー、英三さんフィーチャー、というちょっと違う映像だったのが「ほほう」という感じでした(笑)カラオケはモノクロになっただけだっけど・・・(最後に「ロケ地東京」とか出ていたのがなんとも・・・(笑))
先行発売はあっという間に売り切れましたが、近々HPで発売するらしいので、欲しい人は要チェックですよ!?

次のライヴは8月、その次は10月ということでした。10月はもしかして光雄さんの誕生日なのかな?(よく知らないという(汗))
8月はドイツ行くし、ドイツ行く前に「モーツァルト!」2回観に行くという強行スケジュールなので、日程重ならないといいなあ、という感じです・・・(この上ドラゴンフライまであったらどうしよう、ですよホント・・・)
まあ、練馬やらない心の隙間を埋めてもらうためにも(笑)大衆酒場たくさんライヴやって欲しいなーと思うのでした。
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コンプリートDVD到着!

2005年04月30日 | 指輪物語&トールキン
今日はキング・コンプリートのDVDと評論社のコンプリートが届きました。
評論社の方は、予定していたものが在庫がなくなってしまっていたため、違うものが届いているそうです。真面目にチェックしてなかったので何なのかよくわかってなかったですが・・・(汗)
何やらベレリアンドの地図でした。うーん、「シルマリル」あたり読んでない人には何のことやら、になってしまいそうな・・・(汗)いや、評論社コンプリートに応募するような人ならたいてい読んでるのかな。
ちなみに評論社コンプリートは1600人の応募だったそうです。意外と少ない?(汗)
で、メイン?のDVDなんですが、いきなりSEE仕様の折りたたみ式のケースになってるのでびっくり! もちろんSEEホンモノよりは薄い紙ですが、それでも結構豪華な作りだなーと思いました。
パッケージは、RotKエンドロールのアラン・リーのイラストを使ったもので、ケースから出すといかなりガンダルフとサルマン(とメリピピ)でびっくりしますが、表はちゃんとフロドでした(笑)見開きでアラゴルンとアルウェンなのはちょっと違和感ですが・・・(汗)
しかしこのケース、コーティングしてない紙なので、汚してしまいそうで怖いなあ・・・。ブッカー貼るの苦手じゃなかったら上から貼ってしまうところなんですが。
中身は、さすがにDVD4枚なんてことはなく(笑)1枚だけしたが、あとの4面に、パスポート、モルドール通行証、住民手帳が納められるようになっていておお、という感じでした。
ためしにパスポート入れてみましたが、どう考えても1冊しか入りません。コンプリートした人は皆2冊持ってるはずなんですが・・・? まあ、どうせ私は3冊ともエルフでアルウェンだからどうでもいいんですが(笑)
このパスポートを入れるところ、真ん中の穴?から無理やり入れようとして、危うく破くところでした・・・上から入れられますので、皆さん無理に入れないように!(ってたぶんそんなことしたの私だけかも・・・(汗))
DVDの内容は、これから見ようと思ってます。RotK SEEの特典映像も全部見てないのに・・・ついでに一緒に観ちゃおうかな(汗)
しかし、明日はTTT SEEのテレビ放映なので、今日はFotRでも観ようかなあと思ってたのですが、無理そうですね(汗)

ところで、ドイツのライプチヒで8/17にゲーム音楽のコンサートをやるとかTORnに出ていました。LotRのサントラもやるらしいのですが、ゲーム音楽かあ?(汗)
8/17、思いっきりドイツにいる予定ですが(汗)さすがにちょっとこれは行かないなあ・・・
でもせっかくドイツにいるのに行かないとなると勿体無いような気がしましてまう貧乏性なのでした(汗)
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ドイツ旅行準備その後

2005年04月28日 | 旅行
LotRシンフォニーのチケットを買って、ノイミュンスターの場所もわかったのでちょっとひと段落していますが、ぼちぼちとドイツ行きの準備をしています。
昨日は久々にネットする時間がややあったので、ノイミュンスターについて調べてみました。それなりに大きい都市のようですが、ガイドブックに全く載っていないので、ホテルはあるのかとか、そもそもホールはどのあたりにあるのか、とか色々疑問がありまして。
で、ドイツの地図検索サイトでなんとかホールの場所は確認できました。
後はホテルがあるかどうか。きっとないことはないんでしょうが、夜ホールに帰れる場所にホテルがあるかどうかは大問題なので、ちょっと一生懸命探してしまいました。
フランクフルトから列車で8時間くらいかかるので、ホテルが予約できないとなると、当日探さないといけないので、ハンブルクあたりで下車して一泊してから行くとかしないといけないかなあと思ったのですが、観光するところが全然なさそうなノイミュンスターに2泊もしたくないなあというのがありまして・・・(アメリカならどこもそうなのでそんなに抵抗ないのですが(汗))
で、googleで調べまくった結果、BEST WESTERNホテルがあることが判明。しかもホールのかなり近くでした。やったあ! BEST WESTERNなら日本でも予約できるし!
それにしてもネットって素晴らしい・・・以前だったら何の情報もないまま現地に行かねばならないところでした。(アメリカにサッカー観に行った時はよくやりましたが・・・(汗))そもそもネットがなかったらチケットも買えなかったですからねえ。

それから、ドイツ語の勉強をちょぼっとだけやってます。
別に喋れなくてもなんとか無事にやって行く自信はあるのですが(笑)このところ英語圏の旅行が続いたので、多少とは言え言葉がわかる、ということの楽さ加減に馴れてしまったので、少しはわかった方がいいなあと・・・(いや英語も全然喋れませんが(汗)ドイツ語に比べればまだわかるなあと)
でも、夏までには絶対モノにならない自信はありますけどね(笑)
まあ、なんとか動詞と形容詞と副詞の区別くらいはつくようになるといいなあと(笑)あと代名詞(笑)
しかし、スペイン語をちょっとやったので、女性名詞とか男性名詞とは馴れてるつもりなのですが・・・なんなんですか中性名詞というのは!(汗)
冠詞も格変化するのにも衝撃・・・スペイン語はELとLAしかなかったぞ! まあ、固有名詞まで格変化するらしいロシア語に比べたらましなんでしょうが・・・
そして、複数形の形が一定でないというのも衝撃です・・・いちいち覚えないといかんのか~(汗)面倒!
あと、なんとなく気がついたのですが、ドイツ語って複数の単語をつなげて一つの単語にしちゃうパターンが多いのではないですか、ひょっとして・・・
何の単語か類推するのがとっても面倒! もうやめてくれ~、という感じです・・・
既にして前途多難なのですが、まあいい経験になるといいかな・・・
旅行終わったら二度と勉強しないような気がしつつ・・・もう少し頑張ってみます(汗)
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「指輪物語」の詩と音楽

2005年04月28日 | 指輪物語&トールキン
「指輪物語」を最初に読んだ時、はっきり言って詩は飛ばしてました(汗)やはりストーリーが気になって飛ぶように読んでましたから・・・
詩をじっくり読むようになったのは、2回目、いや3回目くらいでしょうか。詩がじっくりと心に沁みるようになったのは、少なくとも3回目以降だったと思います。
特に印象的なのは、エント関連の詩でしょうか。せっかちのななかまどの詩も、木の鬚の今はないベレリアンドを歌った詩も、エント女の詩も。エントのゆっくりとしたテンポと詩という形態が合うのかもしれませんね。
それから、サムがオークの塔で歌う歌も。絶望的な状況にありながら、なぜかサムの口をついて出た西の国の美しい光景を歌う歌には、はっとさせられます。もちろん映画ではかけらも再現されてませんが・・・(汗)
そして、それら詩に音楽がついた歌をいくつか聴くうちに、ますます詩が好きになりました。
「指輪物語」の詩に曲がついたものの走り?と言えば、ドナルド・スワン氏の曲ですね。the Road Goes Ever onという、ピアノ譜におまけのCDがついたものがamazonで簡単に入手できます。
ドナルド・スワンの曲は、美しいものの中つ国や特にエルフの持つ神秘的なイメージは全く表現できていないため(汗)トールキンにもガラドリエルの歌「Namarie」はダメ出しされたというエピソードがありますが、それでも「指輪物語」の一つの魅力である、暖かい優しさは充分に表現されていて、とても好きです。
このCDを聴いて特に好きになった曲は、まずは裂け谷でフロドたちと再会したビルボが別れの前日に歌ったI Sit Beside the Fire(「炉辺の歌」)です。もとも好きな詩でしたが、優しいメロディがついたことでますます詩に思い入れができるようになりました。
この曲は、最後に「戸口に呼ぶ声が」のところでA ELBERETH GILTHONIELにつながっているのが反則技です(笑)ビルボがエルフたちと共に西へ旅立つことを暗示しているようで。
このA ELBERETH GILTHONIELが、なぜか一曲目のTHE ROAD GOES EVER ONと同じメロディなのがまた「ズルイ!」という感じですね~(笑)THE ROAD GOES EVER ONもまたいい曲ですからねえ。
もう一つは、先にも書いたサムがオークの塔で歌うIN WESTERN LANDSです。これももとも好きな曲なのですが、とても美しい曲で、サムの心に湧き出てきた希望を見事に表していると思います。まあ、サムの口をついて出てきた曲にしては複雑すぎるのでは?というのがちょっぴり疑問なんですが(笑)
他にも本編には出てきませんが、絵本にもなっている「ビルボの別れの歌」がまた素晴らしいです。これはドナルド・スワン氏が自分で歌っていて、ちょっとしわがれた素朴な歌声がまたビルボらしくて涙を誘います。
ドナルド・スワンの次には、やはりトールキン・アンサンブルですね。「指輪物語」の全ての詩に曲をつけるのを目標にしているようですが、続きはいつ出るのかなあ・・・
私は残念ながら3枚目のアルバムAT DAWM IN RIVENDELLしか持っていないのですが。
このアルバムは、なんと言ってもクリストファー・リー氏が参加しているのが目玉ですが、特にリー様が演じている?木の鬚の歌が涙ものです。
THE LONG LIST OF THE ENTSでは、ちょっぴりおどけたような木の鬚の様子が見事に原作どおりのイメージで、映画の木の鬚に不満だらけだった私は思わずほろりとしてしまいました。
そして、ベレリアンドの思い出を歌ったTREEVEARD'S SONGがもう圧巻です。訥々と歌われる淋しげなメロディが、木の鬚の思いをじんわりと伝えてくれます。途中朗読になっちゃうのがまた反則技で(笑)この曲も泣けるんですよね。
このアルバムではもうひとつ、「ニムロデルの歌」が素晴らしいです。素朴なメロディが淡々と繰り返されるだけなのですが、歌い手のKURT RAVN氏の表現力が素晴らしいです。曲がいいのは勿論ですが。RAVN氏の声はエルフにしてはちょっと歳食ってるかなーという感じではあるのですが(汗)この表現力を聴いてしまうと、もうこれでいいです、と思ってしまう(笑)
他にもいい曲ありますが、特に好きなのはこの3曲かな、と。
そして他にはBBCラジオドラマのサントラがありますね。
ラジオドラマで好きなのは、エント女の歌でしょうか。本編では木の鬚が口ずさむ断片しか出てきませんが(いや後の方で出てくるのかもしれませんが)サントラではフルコーラス収録されています。
こちらはパスとテノールでエントとエント女のパートが歌い分けられているのですが、ゆっくり歩き回ってるような素朴なエントのパートから、流れるようなエント女のパートに移るのがとても美しく、エントのエント女への思慕を感じさせたりします。
そして、最後にエントとエント女の思いが一つになる部分では、エント女のパートが長調に転調して美しく歌い上げられるのが素晴らしいです。それでもどこか悲しみを感じさせるのが、見事に原作のイメージどおりかなあと。
あと、サムが歌うギル=ガラドの歌も素晴らしいです。サム訳のビル・ナイがあまりに歌が上手いので、サントラで聴いている時はサムが歌っているとは思いませんでした(笑)「やめないで!」と言いたくなる気持ちもわかります(笑)
サムの歌と言えば、もちろんオークの塔の歌もありますが(これは実はまだ本編では聴いてないのですが)、これも上手すぎてなんとなく違和感あります(笑)素晴らしい歌なんですけどね。ドナルド・スワンの曲の方が個人的には好きかなあ。

とまあこのあたりの、詩に曲をつけたものについての新コンテンツを作りたいなあと思っているのですが、とりあえずRotKサントラ考察をUPしないと・・・というわけでずーっとお預けになってます(汗)
連休中にはなんとかサントラ考察UPしなければ、先に進めません(汗)SEEの感想も小人小屋にUPしたいんですけど・・・(汗)
いい加減時期はずれになってる感はありますが(汗)がんばりまーす。
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エルフのマント問題

2005年04月27日 | 指輪物語&トールキン
昨年の日記をちょっと見ていたら、思い出したことがありました。
映画RotKで、終盤滅びの山のあたりから、フロドもサムもエルフのマント着てないですよね。
で、なんで着てないのか、SEE見たらわかるかな、なんて書いてあったのでした。そうだった、すっかり忘れてた・・・(汗)
結論から言って、SEE見ても全然謎解けなかったですよね(笑)だから忘れてたとも言えるのですが。
とりあえず、フロドはオークの塔で身ぐるみ剥がれてますので、ミスリルの鎖帷子と一緒にエルフのマントも証拠物件として持っていかれたのかな、と思ってたのですが、結局ミスリルしか持ってってなかったですよね。
もしあの部屋に残されてたとしたら、オークの鎧の下に着ていても良さそうなものですが、果たして着ていたのかどうか・・・
サムもそうですよね。オークの鎧を着た時に着ていたのか、それともオークの鎧を着る時に捨てていったのか。
そのあたりが、鎧と鍋を捨てる時にわかるかなーと思ったのですが・・・確認するの忘れてました(汗)後で確認しとこう。
しかし、少なくともサムのマントは自分の意思で置いて行ったってことですよね。オークの塔でにしろ、鍋と一緒に捨てたにしろ。(フロドも多分・・・)
エルフのマントなんて軽いし、持ってけなかったものでしょうか。暑かったのかもしれないけど・・・いや、エアレンディル見ながら震えてたなあそう言えば。(夜になったら急に寒くなるってこと知らなかったのかもしれないですが)
ガラドリエルからもらった大事なものを、そんな簡単に捨てちゃうなんて、考えられないのですが・・・
そして、灰色港でフロドとサムはエルフのマント着ていますが、あのマントは一体どこから・・・という話ですよね(汗)エルフのブローチはポケットにでも入れておいたのだとしても。
一年前の日記にも書いたのですが、エルフのマントはポケットに入るくらい細かく畳めるんだったりして。もしくは、実は服の下に着てたとか・・・(それ無理・・・(汗))
と、結局一年経っても解決できなった謎のことを思い出してしまったのでした。
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原作読書:モリア~ロスロリアン

2005年04月26日 | 指輪物語&トールキン
原作読書、モリアを通り抜け、ガンダルフは落っこち、ロリアンに入り、水鏡直前まで進みました。(奥方が用意して、これからフロドとサムが覗くところ。「多分そんなこってしょう」はまだです(笑))
まずモリアですが、結構映画に影響されて思い違いしているところがあるなあと認識(汗)
フロドが刺された槍ですが、トロルじゃなくてウルク(大きめオーク)だったんですね。いや、映画みたいなトロルとの大立ち回り?がなかったのは記憶していたのですが。
確かに、いくらミスリルを着てたって、トロルにさされたんじゃ、別の原因で死亡しそう・・・内臓破裂とか(汗)
それから、ガンダルフはバルログと対決した初っ端にグラムドリング壊れちゃってたんですねえ。杖も砕けてたし。(はっ、アングマールの魔王に杖を砕かれたのはここのシーンの代わり? でも相手はマイアじゃないし、ガンダルフ白になってるし・・・やっぱ変(汗))
でも、そうしたら「二つの塔」での回想?で出てきた「切ったり突いたり」(違ったかな(汗))というのはどうやってやってたんでしょうかガンダルフ・・・(汗)
そして、以前指輪サイトのBBSでちょっと話題に出ていた、映画の「ここから先は剣は役に立たん」という台詞、確認した時には原作では言ってないと思ってたんですが、もうちょっと前のほうで言ってましたね。
ただ、原作では前述のように実際剣は役に立たなかったわけですので、やっぱり映画でガンダルフがしっかりグラムドリング使ってたのは変かも・・・(汗)
ガンダルフが落ちたところから仲間たちが嘆くところまでは、映画はなかなか良かったなあと、原作を読んでいても思います。強いて言えば、一旦逃げておきながら戻ろうとして暴れているギムリが不自然なんですけど・・・(汗)
ガンダルフが落ちたところからスローモーションになり、美しい少年のコーラスとソプラノの音楽も素晴らしいし、ようやく明るいところに出てこられたのにガンダルフはいない、というのが、視覚・聴覚ともに感じられて、映像ならではの強みを感じますね。
アラゴルンの「Sam, on your feet」と言いながらサムを立たせるところも好きだし、ボロミアの「もう少し休ませてやれ」もいいですし。あの場面は、ガンダルフまた出てくるとわかっていても泣けてしまいますねえ。
原作では「皆泣き崩れました」と一言で終わっているのが、またストイックでいいのですが。灰色港の別れもそうなんですよねえ。
続いてロリアンに突入、ですが、ニムロデルの歌にしんみりしてしまうのはトールキンアンサンブルの影響でしょう(笑)AT DAWN IN RIVENDELLに入っているニムロデルの歌は名曲です!
そして、ハルディアたちに遭遇した時、「あなたたちの息なら暗闇でも射ることができる」と言われて思わず口を押さえ、その後も「大きな息を立てないように」気をつけてエルフたちについていくサムがもうか~わ~い~い~! という感じですね(笑)
そして、目隠しをいやがるギムリのために「全員で目隠ししよう」と提案するアラゴルンの大岡裁き?は素晴らしいなあと改めて思いました(笑)
ガラドリエルのギムリへの言葉にもちょっと感動。ギムリの感動も今までになくわかるような気がしましたし、そんなギムリがエルフへのわだかまりを捨てた(完全にではないとしても)のも、レゴラスがギムリに心を開いたのもなんだか今までになく理解できたような気がしました。以前はレゴラスとギムリが急に仲良くなるのが不思議でならなかったですが。
それにしても、「終わらざりし物語」を読んだ後に読むと、「ガラドリエルって全盛期のドワローデルフを見てるんだよなあ・・・(すげえ・・・(汗))」となんだか圧倒されてしまいます(笑)
で、ロリアンなんですが、原作のロリアンの描写はとにかく美しいですねえ。黄金の木の葉と銀の幹の森、金色のエラノールと青いニフレディルがちりばめられたケリン・アムロスの丘。トールキンの情景描写の美しさに酔いしれる場面ですね。
モリアの後にロリアン、黒門前の後にイシリアンとか、トールキン自身も殺伐とした場面の後には美しい自然を書きたくなったんじゃないかなーと思ったりして。
映画のどこかほの暗いロリアンのイメージもありだとは思うのですが、原作どおりに映像化したロリアンも見てみたかったかな。
ちなみに、アラゴルンが「現し身としては二度と戻ることはありませんでした」なんて書いてあったものだから、初読時にはアラゴルン途中で死ぬのかと思ったものです(笑)
まあ、思いっきり長生きするのを知っていたとしても(笑)それでも二度とロリアンに戻ることはなかったんだなあと思うと、ちょっぴり悲しい気持ちになります。FotR SEEのガラドリエルの「お別れですエレスサール」という言葉を思い出したり。映画では実際ガラドリエルともあそこでお別れでしたからね・・・
それにしても、どうしても映画と比べながら原作を読んでしまうことに気がついたり(汗)仕方ないことながら、もっと純粋に原作読書を楽しめないものか、と思ったりもするのでした。今回はムリかな~。
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ドワーフのこと

2005年04月24日 | 指輪物語&トールキン
「ホビット」を読んだ後にすぐ「指輪物語」に突入して感じる違和感のひとつに、ドワーフのキャラクターの違い、があります。
まあ、「指輪物語」にはドワーフはほとんどギムリしか出てきませんので、ギムリの個人的な性格ともとれるかもしれませんが、それにしても違うよなあと。
あ、でもそれを言ったら、エルフの方が激しく違いますね(汗)まあそれは置いといて、とにかく今はドワーフの話です。
これはもちろん、「ホビット」と「指輪」の作風の違いが大きいですよね。ガンダルフも随分違いますし。と言っても、さすがに同一人物なので、「指輪」でも「ホビット」でのガンダルフらしいところが出てくると嬉しくなってしまいますけど。
「ホビット」ではドワーフたちはとても俗物的で現実的、宝物に目がなくて、都合が悪くなると皆ビルボに責任を押し付けてしまったりと、ビルボから見て「困ったやつら」として描かれています。
と言っても、根は善良で、そういう面もとても人間的に思えますし、終盤ではオークとワーグの襲撃に、安全な砦から飛び出して戦いに加わる誇り高さも見せてくれますが。
五軍の戦いでのトーリンは本当にカッコイイです。もしPJが映画化するとして、そのあたりちゃんと描いてくれるのかしら、と思うと今から心配です。ペレンノール野があんなだったので・・・
とまた話がそれましたが(汗)「指輪」で出てくるギムリは、そういうトーリンの仲間たちのような俗物的なところは見せませんし、なんというか「ホビット」のドワーフたちよりはカッコイイですよね。これは作風の違い、そして旅の目的の違いも大きいと思うのですが。
そんなギムリに継承されていると思えるドワーフの性質の第一は、やはり五軍の戦いでトーリンが見せた「誇り高さ」ですね。
そして、「俗物的で現実的」な面は、ギムリがしばしば見せる皮肉屋な部分に現れているように思います。「王の帰還」でレゴラスと人間について話すくだりが印象的なんですが。
「ホビット」でドワーフたちがすぐ不平不満を言うあたりはギムリにはないですが、これはもしかしたら、仲間内で旅しているのと、違う種族の中で一人ドワーフとして参加していたためかもしれませんね。他の種族に負けてなるものか、と。
ってことはギムリももしトーリンの仲間たちの中にいたら、あんな風に文句たらたらだったのでしょうか・・・うーんちょっとやだなあ(笑)
宝物に目がなくて強欲、という面はギムリは全く見せていませんが、これも旅の目的が目的なので、抑えていたのでしょうか? 燦光洞に目を輝かせたり、ガラドリエルの美しさを称えたりと、ギムリには「宝物を欲しい」というよりは、「美しいもの(ギムリの基準で)を愛する」気持ちが強い、芸術家肌?な気質が強いような気がします。もっとも細工が上手なドワーフは本来そうなのかもしれませんが・・・
レゴラスと仲良くなったりガラドリエルに心酔したり、というあたりはもう全くギムリだけのことですが、これもギムリの性格が変わっていたからというわけではないかもしれませんね。今までエルフと旅をしたり、ガラドリエルと実際に相見えたドワーフは、すくなくとも第三紀になってからはいなかったわけですから。
どうも、「指輪物語」にはギムリ以外のドワーフが出てこないので、果たしてギムリの個性なのか、ドワーフの性質なのか・・・というあたりが分かりづらいのが残念です。レゴラスはかなり変わったエルフらしいというのが感じられるのですが・・・(それとも闇の森のエルフはあんなもんなんでしょうかね(汗))
そして、「指輪物語」を読んでいて「ホビット」ではさほど感じなかったドワーフの性質は、「小さい」ということなんですよね。「ホビット」ではドワーフ13人にホビットにガンダルフ、という面子で話が進むことがほどんどなので、なんだかドワーフが普通サイズのような気がしてしまいますが。
先日カラズラスの場面を読んでいて、ちょこんとビルに乗っかって山を降りてくるギムリの様子に「かわいい~」と思ってしまったのですが(笑)サルン・ゲビアの浅瀬のあたりでも、頑張って荷物を運んだ後、疲れてこっくりこっくりしてしまうところとか、すごくカワイイのですが。
ドワーフの魅力って、誇り高くて豪胆な性質が、小さな体(ホビットと違って頑健ではありますが)に備わっているところだなあと、改めて思ってしまいます。
そのギャップが、時に笑いを誘い、時に感動させるところなんですよね。自分より小さいホビットに対して「守ってやらなければ」と使命感を感じているところも、アラゴルンたち大きな戦士たちと並べて見ていると、とてもかわいく思えてしまったり。
PJ映画のギムリは、そういうあたりを取り上げて、映画なりに料理していますよね。
ジョン・リス=デイヴィス氏が「ギムリの素晴らしいところは自分が小さいとは思っていないところだ」とコメントしていましたが、まさにそこがギムリの魅力かなあと。
この言葉はいろいろに訳されてまして、「小さいのがわかってないから滑稽だ」という意味合いに訳されていることもあり、それもあるなあ、とは思います。それだけじゃないとも思いますが・・・
映画のギムリは、そういう面を大きな特徴としてクローズアップしたのでしょうね。やりすぎだなあと思うところもありますけど・・・(汗)
とまあそんな訳で、なんだかまとまりませんが(汗)ドワーフはいいよなあ、と思うのでした。ホビットもいいですけどね、もちろん。やっぱり小人好きだ(笑)
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Unsung Heros of the Lord of the Rings:ものしりヒーロー・メリー

2005年04月23日 | 指輪物語&トールキン
amazonで買ったUnsung Heros~ですが、一向に読み進まず(汗)ようやくメリーの章の原作について書かれた部分を読み終わりました。これでメリーの章の3分の一くらいかなー(汗)
このメリーの章のタイトルが「Merry as a knowledgeable hero」なのですが、このkowledgeable heroが上手く訳せないので「ものしりヒーロー」とか投げやりな訳をつけてみました(汗)変な訳なのはわざとやったのです、わざと。(吹き替えギムリ風(笑))
各章には全部「なんとかヒーロー」というタイトルがついています。要するにこの本、各々のキャラクターの英雄性について書いているんですよね・・・
という訳で、メリーを3分の一読んだ時点で、なんとなくピンと来ないものを感じていたりして。
いや、間違ったことは書いてないのですが、なんとなく私が感動した部分とはズレたところについて書いてあるのですよね。
読んでいて「なるほど~」と思うような斬新な解釈も特にないし。私がちゃんと英語理解してないだけかもしれないけど・・・
でも、引用されていた他の人の説には「ほう」とか思ったりしましたからねえ(汗)「メリーの堅実さ、ピピンの勇気?は、セオデン、アラゴルン、デネソールの性質を受け継いでいる」というような。(超適当訳ですのでご容赦を(汗))
書いてあっただいたいの内容は、メリーがブランディバック家の館主になるべくしかるべき教育を受けていたため、知識欲があり、バック郷でも、ビルボの家でも様々な本を読んで知識を得ていたのだろうということ、裂け谷でももちろん時間を上手く使ってましたし、そういったメリーの知識がホビットたちの行動の指針となり、仲間たちを助けた、ということでした。
そして、旅をして行く中で、様々な知識や経験を得て、それらがホビット庄での指導者的位置につくのに役立った、と。
うーん、そうなんだけど・・・メリーが物知りなのは話の都合上という気がしなくもないんですが(汗)
まあ、メリーがその後たくさんの書物を書き残したというあたりが、学者のトールキンらしいキャラクター造形だ、みたいな話はちょっと「なるほど」と思いましたけど。
確かにメリーはものしりで頼りになりますが、メリーの魅力ってものしりなところなのか? と思うとなんだか違うような。頼りになるところは魅力ではあるんですけど。
また、一般的な物語の主人公が辿る、旅立ちのイニシエーション=通過儀礼を経て成長していくというパターンを象徴している、なんとことも再三出て来てました。
「ホビット庄の掃蕩」では、そのメリーの英雄的なところが発揮されて云々で締められていたのもうーん、でした。確かにそうなんだけど、メリーやピピンの活躍は、フロドとの対比として描かれていると思うので、そのことに全く触れないで締めてしまうとなあ・・・
まあ、HoMEを読むと、「ホビット庄の掃蕩」では、最初はフロドの台詞だったのが完成版ではメリーの台詞になった、という箇所が随分あるようなのですが。
ただ、続きの映画のメリーについての文章をちょっと読んだら、メリーが「ピピンがちょっと年上になった感じ」のキャラクターになっているという指摘などあって、ちょっとうんうん、とうなずいてしまったのですが。
この微妙な違和感は、やはりこの本が書かれた意図にあるのかなあと。そもそも9.11のテロのことと絡めて「無名の人々の英雄性」みたいなことを序章でも書いてましたからねえ・・・
確かに「指輪物語」の脇役たちにもそれぞれに英雄性はありますが、それを前面に押し出されるとなんだか違和感があるんですよね。うーん。
まあ、もう少し、せめてメリーの章を読み終わってから判断したいと思いますが。この後は映画と原作の比較に入るようなので・・・
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気になる中華ロック?

2005年04月22日 | 音楽(主に日本のHR?)
最近ちょっと気に入っている曲があります。
今BS日テレでやっている「戦神MARS」という台湾ドラマがあるんですが、(なんでこれを見ることになったかは話が長くなるので書きませんが、一言だけ、F4が好きなのは私ではなく妹だとだけ書いておきます(笑))この主題歌の「零」という曲です。
なんだか懐かしいようなちょっと古臭いロックの香りがする曲でして、日本でこの曲だったらダサいかな~、と思うのですが、その懐かしい感じがいかにも「中華ロック」って感じで、いいなあ、と思うんですよね。上手いのかどうか微妙なファルセット気味の歌い方とかもツボ(笑)
どこのバンドの曲だろう、と思ったら、どうも作詞も作曲も別の人がやっている曲を歌手が歌っている、というもののようでちょっとがっかり。
でも、作曲した人、なんかのバンドやってないのかな・・・とちょっと探してみようかな、と思っているのですが、作曲者の名前がネットで検索しててもなかなか出てこない(汗)
また今度テレビ見るときにクレジットが出たら、今度は忘れないようにメモっておこう・・・鐘国○とかなんとかいう名前だったと思うのですが。
せめてシングルとか出てたら買いたいかなあ、と思ったのですが、妹によるとサントラ盤しか出てないらしいです。しかも妹買ってないし(笑)
サントラは、なかなか力が入っているとは思うのですが、買いたいほどではないんですよね~。特に、その「零」をピアノソロバージョンに編曲した曲がかなりダサくて(汗)やはり微妙なラインで成り立っている曲なんだなーと思いました。
そう考えると、ますます作曲者が気になる・・・

中華ロックと言えば私はやっぱり黒豹なのですが、もう活動してないのかな~。淋しいですね。
最近妹が台湾のR&Bアーティスト、デイヴィッド・タオにハマって、CDも買ったりしているのですが、この人の曲、なかなか良いです。
基本はR&Bなんですが、どのアルバムにもギターサウンドを前面に出したHRっぽい曲があるので、聴いていて楽しいです。
中華ロックの私にとっての魅力は、実は中国語なのかな、と思います。一文字一音節のパキバキした発音が軽快なリズムに乗ってポンポンと歌われるのなんか快感ですね。
中国に限らず、英語以外の言語で歌われるHRが好きだったりしますね。モンゴルのHARANGAとか、スペインのMEDINA AZAHARAとか。
欧州のバンドがよく母国語でなく英語で歌っているのは、セールスを考えたら仕方ないのかもしれないけれど勿体無いなあと思ってしまいます。その国の言葉にしかない魅力って絶対あるのにね。

思わずMARSから話がそれましたが(汗)またちょっと中華ロックが聴いてみたくなってきた今日この頃なのでした。
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原作読書:カラズラス~モリアの西壁

2005年04月22日 | 指輪物語&トールキン
原作読書、モリアに入ったところです。
裂け谷を出発してから旅の仲間たち9人で旅していくあたり、初読時からとても好きでした。感動するのは、と言われたらやはり「王の帰還」ですが、もしかしたら読んでいて一番ワクワクしたのは、9人で旅していた頃かもしれません。
特にカラズラスの場面はとても好きです。これも初読時からなんですが。
今回読んでいて、なんでカラズラスが好きなのかわかったような気がしました。
今までは、ボロミアがホビットに優しい様が好きなのだと思っていたのですが、確かにもちろんそれが一番の理由なのですが、それだけでなく、この場面では9人のキャラクターがしっかり出ているからなのかも、ということに気がついたんです。
まあ、メリーはちょっと影薄いですけどね・・・(汗)
ちょっと粗暴な印象があって、悪役?と思われかねないボロミアの紳士的なところが描かれていますし、レゴラスの不思議ちゃんなキャラクターが初めてはっきり現れるのもここですよね。本当にホビットの一人も運んでやらないわ、雪かきは手伝わないわ、面白すぎますね、この人(笑)
ギムリはカラズラスには適わない、引き返そう、とずっと主張してますね。ギムリのちょっと皮肉っぽいキャラクターもここではっきり登場しているように思います。
でも、ビルの上に「ちょこんと」座って降りてくるギムリはかわいすぎですが(笑)ギムリの良さって、小さい体に豪胆な心が備わっているギャップのかわいさ、なのかもしれないなーと思ったりしました。
サムが一人でこっそりつぶやく率直な感想もかわいいです。ここだけでなく、「もうそろそろ火の山が見えてくるかと思ってましただ」とか、サムの素朴なキャラクターならではの言葉にはほっと心を和まされますね。
こんなかわいいサムのこと、どうしてショーンAは「間抜けなサムを演じることに労力を使いたくなかった」なんて思うんだろうなあ、と全く理解できない私でございます(汗)
ピピンの甘ったれお坊ちゃんぶりも発揮されてますね(笑)今回はじめて気がついたのですが、フロドとメリーによっかかってたなんて、フロドとメリーだって疲れてたろうに(笑)
それにしても、メリーが影が薄い=弱音をはかない、というあたりにはちょっと惚れるなあ。って深読みしすぎ?(笑)
そして、サウロンとは無関係にカラズラス自身が彼らが通るのを許さなかった、という設定もなんだか好きだったりします。自然の偉大さを感じるというか・・・
でもやっぱり、一番すきなのは、ボロミアやアラゴルンら大きい人たちがホビットを守ってくれるところなんですよね。「自分たちよりも大きな仲間と一緒でなかったら、ホビットたちはすぐに雪に埋もれてしまったでしょう」なんてフレーズに妙にじーんとしたりして。
カラズラスを下りた後、今後の進路を話し合う場面も、それぞれのキャラクターが出ていていいなあと思いました。ここもメリーちょっと影が薄いというか、中途半端な反応ですけど。あんまりしっかりさせてもフロドの出番がなくなるし、難しいところですよね(!?)
そして、モリアの西壁での見所?は、扉を開けられないガンダルフと、サムとビルの別れ、ですね。
ピピンの命知らずなガンダルフへの言葉はもうおかしいですね~(笑)
呪文を見つけられなくてちょっとあせって、最後にメルロンだと気がついた後には「あらゆる伝承の大家には簡単すぎたのじゃ」なーんて言ってるガンダルフがとっても好き(笑)
そして、サムとビルの別れにはじーんとしてしまいますね。サムのおろかなまでの優しさがいいんですよね。やっぱり映画のサムはカッコよすぎる・・・
ビルの描写がまたかわいいんですよねえ。サムの耳元に鼻面を寄せたりとか。トールキンの馬に詳しいらしい描写は、読むたびに微笑ましく思ってしまいます。つかれてしょんぼり立っている、とか、疲れてきて躓きがちになるとか。(躓くのは「ホビット」の小馬だったかな?)
そして、ガンダルフがビルに導きの言葉を与える場面も優しくてとっても好きです。「お前は賢いけものじゃ」って。ガンダルフの魔法?のおかげで、ビルは無事に故郷のブリー村まで帰れたんだなあと思えて。
やはり、トールキンは馬が好きだったんだなあ、と、このあたりを読んでいても感じました。最後にはちゃんとビルと再会するところまで描いてくれてますし。
それにしても、寺島画伯の挿絵、ビルが荷物背負ったまま逃げてるんですけど・・・(汗)バクシアニメと一緒ですね(汗)サムはちゃんと荷物全部下ろしてあげてましただよ!
水中の監視者って、緑色に光ってたんですね・・・。PJ映画ではそういうの好きそうなのに、なんで原作どおりにしなかったんでしょうかね?
モリアに入ってからは、ギムリが「たいしてガンダルフの役には立ちませんでしたが、彼の勇気は頼りになりました」なんて書かれているのが嬉しかったりして。やっぱりギムリ好きだ~。
とまあそんなわけで、やっぱり9人で旅しているあたりは好きだなあと思うのでした。もうじき8人になっちゃうなあ・・・
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