ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

かわいいお店

2010年09月30日 | 旅行
ローテンブルクの駅からわりと近いところにあるお店の入り口階段のディスプレイ。あまりにかわいいので撮りました。
嘘です。妹が撮った写真を後でみたらかわいかったのでもらいました(笑)(いや実際すごくかわいいディスプレイでしたよ)
店内にもかわいい小物が一杯で、買いまくってました。妹が(笑)
ローテンブルク、観光地だけあって魅力的な小物の店が多くて、買い物天国でもありましたね。
行ったのが日曜だったので、閉まっている店や早く閉まる店が多かったのは残念だったのかむしろ良かったのか・・・(笑)
中世の騎士の武器とか鎧のレプリカやフィギュアを扱っている店も結構多くて、私はそっちの方にひっかかりがちでしたが(笑)大分前に指輪カテゴリーでupしたアラゴルンの等身大(よりはちょっと小さい)人形?もそういうお店の一つにありました。
有名なクリスマスショップも見ているだけで面白かったです。実際観るだけでしたけど・・・結構いいお値段だったので(汗)
手編みレースなどは他の店の方が似たようなものが安く売っていたりしたので、お土産にはレースのコースターや敷物をそういうお店をいくつか物色して買いました。
あとテディベアショップもありますが、こちらは写真撮ったのでまた後ほど・・・
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ローテンブルクの馬車

2010年09月28日 | 旅行
ローテンブルクにも観光地のお約束のように馬車が走ってましたが・・・
びっくりしたのは、馬糞を受け止めるシートが馬車についてるんですねー。道に糞が落ちないから掃除の必要もなく、くさくない!
ホーエンシュヴァンガウとかN.Y.とかロンドンとかも見習えばいいのにと思いました・・・
でも、もしかして馬車に乗ってる人が臭いんじゃ・・・?(汗)
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ローテンブルクの街並み

2010年09月27日 | 旅行
旅の最後の日はなんとミュンヘンからローテンブルク日帰りという強行日程に。いや妹がどうしても行きたいと言うので無理矢理詰め込みました・・・私は乗り気じゃなかったんですけどねー。
でもローテンブルクに行ったおかげでシュヴァルツヴァルターキルヒェントルテが食べられたので、行った甲斐はあった・・・かも?
ミュンヘンからは乗換えで、まあ3,4時間で行けます。ので半日でよければ日帰りできなくもないですが・・・もったいないよなあ・・・
ローテンブルクは母のおススメだったんですが、確かにきれいな町でしたね。私はこういう町にはあまり燃えないんですが・・・
トップの写真は、結構よく写真スポットで使われる場所みたいですねー。左手に見えるのがなんとか門とかいうんですよね・・・(やる気なさすぎ・・・忘れたのもあるけど(汗))


花がきれいで撮った一枚。(妹が・・・(汗))


この写真はなんで撮ったんだったかな・・・(汗)あ、つきあたりにあるのがなんとか門なんだな、きっと。(・・・)
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ミュンヘンのダンスパーティー

2010年09月26日 | 旅行
フュッセンでもみかけたのですが、ミュンヘンでも広場でダンスパーティー?をやってるのをみかけました。前にも書いたけど、日本でいうと盆踊りみたいなものなのかなあ?
ただしこちらは全員ちゃんとドレスアップしていて、本格的でした。ステップわからなくておたおたしてる人もいないし(笑)
男性は燕尾の人が多かったですが、中に王子のような?衣装の人もいて面白かったです。
右端に写っている背の高い白い服の人の衣装が特に目立ってましたねー。正面から衣装撮りたかったんだけどなかなか補足できず・・・(汗)下の写真でも後姿になってしまいました。しかし背高いなあ・・・

もう一人ちょっと小柄なドミニク・モナハン似の人も王子っぽい衣装でしたが、なぜか王子というよりはホテルのベルボーイに見えた・・・(汗)トップの写真の右端に小さく写ってます。

というわけでミュンヘンの写真も最後になりました。あとローテンプルクの写真(結構ある(汗))をupしたらスイス・ドイツ旅行記も終わりです。昨年の夏の旅行記なんですけどね・・・(汗)
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カーチャ夫人が滞在したホテル(らしい)

2010年09月25日 | 旅行
Feldafingのトーマス・マンの仕事場(Villino)の中で展示されている資料に、今まで知らなかった縁の地らしき情報がたくさんあったのですが、どれも今更行けないようなところばかり・・・
そんな中、Villinoの最寄り駅のFeldafingの駅近くのホテルにカーチャ夫人が滞在していたとかなんとか書いてあったので、住所を頼りに帰りによってみました。
今でもホテルとして営業してるようですが、当時のままなのかどうかは・・・
説明がドイツ語だったので、どういう状況で滞在してたのか全く謎なんですが(汗)一応行ってきましたよ、という証拠写真までですね(汗)
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ハーバー・リーガン(ネタバレ)

2010年09月25日 | ミュージカル・演劇
小林聡美さん主演でちょっと面白そうかな・・・でも行くほどではないかな、と思っていたところ、出演者をよく見たら美波ちゃんが入っていたので行くことにしました。
美波ちゃんはエレンディラで好きになったのですが。ちなみに私の好きな若手女優ベスト3は上野樹里、美波、吉高由里子、だったりしますが。あとちょっと下の代で大後寿々花ちゃん。余談でした。

普通の主婦が自分の人生について考える話なのかと思ったら、結構特殊な状況におかれてしまった人の話だったんですね・・・そのあたりちょっと共感しづらいものがなくもなかったですが、まあ普通の生活してたところにそういう状況になってしまったら・・・という話なんですかね。
全編ほぼハーバーと誰かの会話でできている作品です。ハーバーと上司の社長、夫、娘、近所の少年、看護士(いや遺体の処理をする人かな)、行きずりの男たち、母、と会話の相手が変わって行きます。
やっぱり母との会話や娘との会話が面白かったですね。
ハーバーが嫌いな母の造形が上手かったですねー。一般的には決して悪い人じゃないし、それなりに良いところもあるんだけど、母親としてはちょっと押し付けがましい感じが確かにしました。
木野花さん、足が長くてカッコいいお母さんでした。そして髪型のせいもあるかもだけど孫役の美波ちゃんとちょっと似ていて、実際「二人は似ている」という設定なので(見た目ではなくて性格だけど)なかなか上手い配役だと思いました。
母に反発した後、今度は娘に母として反発されるというシチュエーションも上手いなあと。
美波ちゃんは母に反発する娘を熱演してましたが、父と母が話す場面で心配そうに観ていて、本当は心の優しい子なんだな・・・という役作りが美波ちゃんらしかったかなあ。

舞台の真ん中に立方体の横長の大きなブロックのセットがあって、回転しながら橋の上の階段になったり、ハーバーの家の居間?になったり、ただの壁になったりするのですが、結構大きくて、かなりの圧迫感・・・そのあたりも追い詰められたハーバーたちの心境を表していたのでしょうが。
それにしても真ん中がデッドスペースすぎる・・・と思っていたら、ラストにブロックが上に持ち上げられて、色鮮やかな緑の庭が出現。なかなかのインパクトでした。
そんな色鮮やかな庭の中のテーブルで朝食を摂りながら、妻は浮気を告白し、夫は未来の家族の妄想を語る・・・多分ハーバーは職を失い、夫は職につける見込みがなく、娘は新しい土地になじめず孤立している上に大学に進学するための借金が返せないかもしれないという、これからどうするんだ、という状況の中で・・・
そして庭園のセットはぐるぐる回りだし、娘は父の話を聞きながら頭をかかえ・・・
絶望的な状況なのか、それとも家族の再生が始まる兆しなのか、鮮やかな緑の庭園のセットがぐるぐる回る中、そんなことを感じさせられました。なかなかインパクトのあるラストだったと思います。

そう言えば2役やってるキャストが多かったんですが、夫と浮気相手を同じ人がやるのはどうなんだろう・・・しかも見た目ほとんど見分けつかなくて、最初夫が出てきたのかと思っちゃいましたよ・・・
美波ちゃんは台詞かんだりとか、台詞まわしはあんまり上手くないかも、という場面はありましたが(でもこの日は結構他の人もかんでた)、やっぱり気持ちの入り方がいいですねー。
少年トビアス役他の間宮祥太朗さんが透明感ある演技でなかなか良かったです。特にハーバーの母の夫の下で働く「頭に鉄板が入った」少年が良かったかな。
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トーマス・マンのVillino

2010年09月23日 | 旅行
さて、聖ミヒャエル教会でルードヴィヒ2世のお墓を見たあと、妹とは別行動で再びシュタンベルク湖方面へSバーンで向かいました。
途中検札が来て、切符買ってなかったらしき男の子がかなりもめてました・・・ドイツのSバーンとかUバーンて改札がないので、検札に合わなければただ乗りできてしまうという・・・バスなんかパス持ってても運転手さんほとんど見てくれないし(汗)
ただし、検札でみつかるとかなり罰金取られるとか。なんかめんどくさい方式な気がしますが、その方が設備費とかかからないで経済的だったりとかするのでしょうか。よくわからないなー。
以前ハンブルクとか北ドイツに行った時には一度も検札に逢わなかったのですが、フランクフルトでは2,3回遭遇しましたね。やっぱり多少治安が悪いと検札の回数も多いんでしょうか。
ミュンヘンでは前回は遭遇せず、今回も1度だけでしたけど。

目指すは一昨日行けなかった、トーマス・マンの仕事場だった別荘に入れるツアーに参加することです。
Villinoと呼ばれているようですね。小さい別荘=Villaというころでしょうか。なぜかイタリア語風ですが・・・
ネットカフェでなんとか見つけたサイトがこちら。月イチで土曜日にツアーがあるようで、なんと運よくミュンヘン滞在中にツアーがあったんですねー。
事前に申し込みもできるけど、申し込みしないでも参加できそうだったので飛び込みで行くことにしました。
集合場所は別荘がある軍の学校の入り口なのですが、SバーンのFeldafingの駅からだと湖に一番近い通りで、かなり歩きます・・・忘れてしまったけど30分以上時間みておいたような記憶が。一昨日歩き回ったからおおよその時間の目安がついたものの、知らずにギリギリに来ていたら間に合わないところでしたよ。
道も結構わかりづらく、googleとかで地図プリントアウトして行った方が良いです。
かなり坂道で、特に帰りは山登りのよう・・・また舗装されてない近道とかがあって、かなりショートカットではあるんだけどもうハイキング状態。このツアー参加者の年齢層が結構高かったので、帰り道かなり辛そうな人がいましたよ・・・
学校の入り口近くに湖に来る人用の駐車場があるので、車があれば車で来るのが正解でしょうね・・・
ちなみのこのあたり、湖の付近はゴルフ場になってるので、湖畔に出るにはさらにかなり歩かないといけないという・・・
ちょっと早めについたので湖まで行ってみようかと思いましたが、全然たどり着けませんでした(汗)

しばらくウロウロしていたら何人かそれらしき人たちが学校の門に入れてもらっていたので、私も行くことに。
入り口では軍の人にID(パスポート)を見せて門の中に入れてもらって待ちます。あくまでも門の中に入れてもらうためのIDですね。ツアー参加には何もいらないんですが。
そのうちにツアーの案内人であるDr.Dirk Heissererの助手らしき女性がやってきて、予約していた人の名前を確認し始めました。
予約してなかった人は一応名前を言いましたが、あまり意味ないんだと思うけど・・・
ツアー参加者、20名超で思ったよりもたくさんいました。トーマス・マンってドイツではまだまだ人気あるんだなあと思いました。
ただ、参加者はかなり高齢の人が多かったですけど・・・多分ほとんど60代以上。若いかなーという人は2人くらいしかいませんでした。

そのまましばしDr.Dirk Heissererを待ちますが、なかなか来ない・・・
そのうちに助手の人に電話がかかってきて、教授は来られないと・・・(汗)
結局その助手の人が案内してくれました。私はドイツ語さっぱりわからないし、もう誰の案内でも良かったんですけど(笑)

入り口からしばらく歩いて、小さな家に到着しました。
さすがに当時からは改装されていたようですが・・・
当時はこんな感じだったらしいです。
写真撮影不可だったんですが、この家がというよりは軍の施設内だからだったようで・・・家の中は撮ってもいいんじゃないかなあと思いつつ、誰も撮ってなかったので撮れませんでした・・・
でも、入り口のプレートを撮ってる人がいたのでまねして撮ったのがトップの写真です。

中にはトーマス・マンが使っていたらしい机とか蓄音機とかが展示されてました。(机は違ったかな・・・)
蓄音機もかけてくれましたが、かなりすごいことになってました、音が(笑)
家族の写真なども色々展示されてました。
リトアニアの博物館とか、南仏の別荘?とか、色々と今まで知らなかった縁の地の写真もありましたが・・・行く機会はないだろうなあ・・・
Feldafing駅近くのホテルにカーチャ夫人が滞在した、みたいなことが書いてある写真があったので、あとでそこは寄って来ましたけど。
手書き原稿の複製とかもありましたが・・・チューリヒで本物観てきたんだよな・・・(汗)
魔の山の舞台ダヴォスのシャッツアルプ・ホテルの写真やダヴォス行きの当時の列車の写真なんかもあって、スイス経由で来たのでちょっと感慨がありましたねー。
あと、トーマス・マンの肉声のテープが流れる部屋などもありました。
ドイツ語さっぱりわからなくて説明もわからないし、色々と勿体無かったのですが、まあツアーじゃないと入れないところに行けたのでいい思い出にはなったかなーと。
あ、そうそう、家のすぐ外に鹿がいたんですよー。結構大きい牡鹿でした。

説明が終わったら流れ解散のような感じで、質問とかある人はまだ残るし、帰る人はおのおの帰る、という感じでした。
参加費をいつ払うんだろう・・・と思ってましたが、一向に集める気配がない・・・そのまま踏み倒せそうでしたが(汗)一応助手の人に参加費5ユーロ渡したら受け取ってたので、実は無料だったということはなさそうです。しかし適当だな・・・

帰り道は駅までの近道らしき矢印に沿って行ったらほとんど山道に・・・(汗)
同じツアーに参加していた老婦人お二人(しかも結構巨漢の(汗))がふうふう言いながら上っていくのを追い越しました。ふうふう言いながらも笑顔で道を譲ってくれましたが。あの道はお年寄りにはきついよなあ・・・

というわけでトーマス・マンめぐり、ラストでした。これでミュンヘンの縁の地は前回と合わせてだいたい行ったかな。
昔からトーマス・マン好きではありましたが、こうして縁の地をめぐりまくる(汗)日が来るとは好きになった当時は考えもしなかったなあ。
いつかリトアニアのニダの博物館も行ってみたい・・・かなあ(笑)
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ルードヴィヒ2世のお墓

2010年09月22日 | 旅行
翌日、朝一番で聖ミヒャエル教会へ。地下のヴィステルバッハ家の廟でルードヴィヒ2世の墓・・・というか棺を拝みに行きました。
いや私は前にも行ったんですが、妹が行ってなかったので。ここまでルードヴィヒ2世縁の場所をめぐったんだったら・・・という感じで。お金かかるところに入るのが嫌いな妹も、お金払っても行ってみたかったみたいです。(まあ2ユーロとかですけど・・・)
前回私は棺の写真を撮る勇気がなかったのですが、妹が平気で撮ってたので(笑)写真もらいました。
欧米って墓地は開放的で明るいんだけど、こういう教会内の墓地怖いですね・・・棺そのまんま置いてあるのって、この中にいるんだーと思うと・・・(汗)
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イリアス

2010年09月22日 | ミュージカル・演劇
イリアス結構好きで、舞台化ときいてチケット取ってみました。
いや、もともとブラピがアキレウスをやった映画「トロイ」が面白かったので原作の叙事詩を頑張って読んだのがきっかけで好きになったのですが。
日本人の脚本による新しい作品ときいてちょっと心配してましたが、なかなか上手いこと舞台化してたと思います。
しかし、まさかのウッチー浮気報道でいきなり話題の舞台?になってしまって・・・しかも行ったのはウッチーのバースデー当日だったという・・・知らずに取ってたんですけどねー。
報道陣には気付かなかったですが、カーテンコールがやけに盛り上がってて・・・女性ファンが「頑張ってー」みたいな雰囲気でしたね。まあいい舞台だったことはいい舞台だったんですけど。
ちなみに私ウッチーも結構好きですが、奥さんの方がもっと好きなので・・・(笑)
本当は同じ日にヨッシーのコンサートに奥さんがゲスト出演してる方に行きたかったんですが、先にこっちのチケット取っちゃってまして。

イリアスを現代で見せるに当たって難しいのが神々の存在だと思うのですが・・・
映画「トロイ」では、見事に「神々は本当は存在しない」という立場を貫いていて、それはそれで面白かったのですが。(でもあれだとプリアモスが単身アキレウスのところに行けたのが謎なんですけど・・・)
この舞台では、その神々の取り扱いもなかなか上手いなーという感じでした。
最初に舞台に5人の女性が体に血の跡を見せて倒れていて、戦いの犠牲になった女性たちを思わせるのですが、彼女たちが立ち上がり、次第に戦乙女のような存在として、ナレーターとして、神々として、時にギリシア軍の兵士の代わりとして立ち回ります。
彼女たちがカッコイイんですよね~。
5人のうち一人に宇野まり絵ちゃんがいてちょっと嬉しかったですね~。(彼女のガヴローシュ好きでした)

群集も全て5人でまかなっているくらいで、登場人物もいたってシンプル。
ギリシア側は4人しか登場しません。アキレウス、アガメムノン、オデュッセウス、パトロクロスのみ。
まあこの人たちだけいれば話回ると言えば回りますが・・・
そしてトロイア側はヘクトル、プリアモス、アンドロマケ、そして原作ではほとんど出てこないカッサンドラの4人のみ。(カッサンドラ原作には出てこなかったような・・・と思って確認したら、ちょろっとだけ出てました。カメオ程度に・・・)
パリスもヘレネも出てこないのはびっくりでしたねー。思い切りましたね。パリスとメネラオスの対決は、当人たち不在で戦乙女たち(と勝手に命名)のナレーションで進むのですが、これがなかなかカッコよくて。
この登場人物たちを削ってシンプルにしたところも上手かったなーと思います。

登場人物減らしながら、逆に原作にはほぼ出てこないカッサンドラを出して来たのも面白かったです。
カッサンドラが予知の力のために全ての結果を知りながら物語を見つめている様が、結末を知っている後世の我々の立場と重なって・・・。もともとイリアスって、当時の人々が皆知っている物語を再構築したものですからね。そのあたりもなんか気に入りました。
でもいくら新妻聖子さんだからってあんなに歌わなくてもと思いましたが・・・BGM程度に歌うくらいでカッコよかったのに。
ずっと無表情だったので、カーテンコールでにっこりしたらすごいかわいかったです・・・(笑)

あとはアンドロマケが戦いに翻弄される女たちの代表として効いてました。

ウッチーのアキレウスは、なんか腕広げてガニマタで歩く姿が笑えたんですけど・・・(汗)アガメムノンに女を取られて怒るところとか、パトロクロスの死に嘆くところとか、なんかむしろ笑えたのですが、アキレウスってそういうキャラだよな・・・と考えるとまあぴったりだったかな(汗)
アキレウスのスカート丈(汗)が結構短くて、バクシアニメのアラゴルンよろしくおっさんパン○ラなんてことになったらどうしようかと思いましたが(笑)なんか黒い長めのスパッツのようなもの履いてたようです(笑)

オデュッセウスは知将というのを強調してか、戦士の格好ではなくて長いローブだったのがちょっと違和感・・・まああれ以上おっさんのミニスカ姿見せられても・・・だったのでいいですけど(汗)(いやそんな短くもなかったですけど)

木場勝己さんのアガメムノンが結構知的でカッコ良くて違和感・・・アガメムノンと言えば横暴で無能な王、というイメージだったんですが、そのあたりを覆す感じでした。
まあ2幕では従来のイメージのアガメムノンになってましたけど・・・でも時折ナレーションを担当したりするとやっぱり知的なイメージになってしまう・・・まあそれもいいのかな。

池内博之さんのヘクトルがカッコ良かったですね~。映画「トロイ」でもエリック・バナがカッコよかったけど、かなりエリック・バナのヘクトルのイメージに近かったです。
原作だとカッコイイというよりは怪力の大男って感じなんですけどね・・・(汗)

平幹二郎さんのプリアモスは、息子を失って正気を失うあたりがさすが。
ちょっとデネソールやって欲しいかなと思ってしまいました・・・(どんなシチュエーションでそんなのあり!?(笑))

パトロクロスはもうちょっとかわいいと良かったかなーというのは個人的な感想です・・・(汗)
アキレウスと同性愛的な雰囲気、というのは、パトロクロスの死後の場面でだけ出てきてましたが、バランスとしては良かったかなと。最初からあんな感じではちょっとひいてしまいますからねー(汗)映画ではパトロクロスを幼くすることでそのあたりの表現は避けてましたけどね。(原作でも決して同性愛的な描写はないんですが、アキレウスの嘆き方が尋常じゃないのでやっぱり・・・という感じはありますね。映画「アレキサンダー」ではパトロクロスのことはっきりとアキレウスの恋人と言ってたし)

舞台ながら、パトロクロスが殺される場面など、これでもか、という残虐さを表していて、原作の雰囲気は出てましたねー。
戦乙女たちや他の登場人物たちのナレーションで物語が進む場面が多いのも、叙事詩っぽい感じが出てました。
戦いの場面も、ナレーションを上手く使ってたのと、アキレウスやヘクトルの登場させ方も上手かったですねー。
二人の対決シーンもなかなか頑張ってて、迫力ありました。

音楽も、エレキヴァイオリンとか生のヴィオラ(多分)とかを使い分けて、なかなか雰囲気出てました。もうちょっと演奏上手ければなーというところもありましたが・・・(汗)
カーテンコールでたった三人でやっていたと知ってちょっとびっくりしました。

というわけで、予想以上に上手いこと舞台化したな、という感じでした。なかなか楽しめました。
再演があったら行っちゃうかも、くらい気に入りましたよ。
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ダッハウ強制収容所

2010年09月20日 | 旅行
白ソーセージを食べた後、Sバーンでダッハウの強制収容所跡に行きました。
前回も行ったのですが、時間がなくてゆっくり観られなかったのと、妹にも見せたかったのがあって・・・
詳しい?行き方などは前回行った時の記事をご覧ください。写真ももっとたくさん撮ってます。
今回はオーディオガイドを頼んでみました。貸し出しの時にIDを預けます。パスポート預けるのちょっと不安があったんですが・・・
終了ギリギリに返却に駆け込んだら、パスポート1つしか残ってなかったらしく、「これでしょ?」と渡されました・・・そんなんで大丈夫なのか(汗)
残念ながら日本語はなく、英語にしましたが、あんまり内容わからなかった・・・(汗)
まあ、全くガイドなしよりは多少情報が増えましたが。
トップの写真は管理塔前のモニュメントですが、これ、収容所にいた芸術家が後に作成したものだそうで・・・前回は時間がなくて近くまで行かなかったので知りませんでした(汗)
前回時間がなくて観られなかった映画も観られました。
今回は前回よりは時間ある・・・と思ってたんですが、なんだかんだと時間足りなくなってしまって、やっぱりじっくり全部は観られませんでした。本当にじっくり観ようとしたら一日がかりくらいのつもりで行った方がいいかもしれませんねー。(実際には半日コースだと思いますが)
まあ入場無料なので、駆け足でちょっとだけ見るのでも行く価値はあると思いますが。実際に建物の一部でも観ると、感じるものが違いますし。展示の写真も衝撃的なのもありますしね・・・
ミュンヘンでは結構メジャーな観光スポットなのかなーと思うのですが、日本ではあまり紹介されていないような。日本人もあまり来ていないですね。
日本人が増えれば日本語ガイドもできるのかなーと思いますが・・・
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