ここ数年年を越すのが普通になって来ましたが(汗)ようやく2011年の映画総括にたどり着きました。
2011年は23本観ました。ここ数年少ない年が続いていたので、少し多めかな?
てな訳で昨年観た映画を良かった順に総括します。
1.エンジェル・ウォーズ
ザック・スナイダーなんだかんだ好きなんだよなーと実感した作品でしたね。まあエミリー・ブラウニングちゃん主演というのもあったけど。
美少女が日本刀を振り回して闘う様はやっぱりカッコイイなあと。映像が良かったですね。
そして、サントラが良かったですね~。映像に合わせて曲を作ったんじゃないかくらい、ヴォーカル曲の世界観と戦闘シーンが合ってました。特にビョークが良かったですね。思わずサントラCD買ってしまいました。
映像は良いけどストーリーがない、みたいな感想が多かったようですが、私は話の筋も好きでした。パンズ・ラビリンスとかダンサー・イン・ザ・ダークに通じるものがあると思ったんですけどね。
2.水曜日のエミリア
ナタリー・ポートマン目当てで見たのですが、なんと意外な高順位。後から考えてみると白人のエリート層しか出てこない話ではありましたが、私には現代の新しい家族の形を示した、家族の物語に思えました。継子のウィリアムの成長が心に残りましたね。
アンソニー・ラップが出ていてびっくりしました。
3.ハンナ
なんであそこまでしなければならなかったのか? という疑問はあるものの、無垢な美少女が淡々と戦い続ける映像と、雪のロシア?からモロッコの砂漠までの美しい風景の映像が心に残りました。
4.アレクサンドリア
古代エジプトのアレクサンドリアに実在した天才女性科学者ヒュパティアの話ですが、ヒュパティアを描くだけでなく、その当時の時代を描くことの方が主眼だったのでは?と思いました。宗教を巡る争いの不毛さを描いていたと思いました。
レイチェル・ワイズ演じたヒュパティアのキャラクターも魅力的で良かったです。
5.ハリー・ポッターと死の秘宝part2
part1があっさりしていた印象でしたが、さすがにラストで上手く盛り上げて来たなあと思いました。それでいて決してただ派手なだけでない、落ち着いたところがあったのはさすがイェーツ監督というところでしょうか。
原作を読んで良かったところもほぼ再現されていて良かったです。
メインキャスト変わらずに最後まで無事撮り終えたことだけでもすごいことだなあと思います。
6.ステキな金縛り
話が上手くできていて、なおかつ随所で笑えて、よくできてる映画だなあ、という印象でした。
西田敏行さんの落ち武者六兵衛がかわいかったのと、中井貴一さんのコメディセンスに感動しました。
7.ナルニア国物語第三章 アスラン王と魔法の島
監督が変わってのシリーズ三作目、どうかなーと思いましたが、映画的に盛り上げつつも原作を大事にしてる感じもあってなかなか良かった・・・はずなんですが、なんとなく盛り上がりに欠けたかなあ・・・
でもラストのリーピチープの旅立ちのところとか原作どおりに泣けましたねえ。ユースチスと仲良くなってたのも良かったし。
ピーターとスーザンがちょこっと出てたのも嬉しかったですね。4人揃ったシーンでなかったのが残念。
ルーシーのジョージー・ヘンリーちゃんがすっかり美人さんになっていて時の流れを感じましたね。
「馬と少年」でも映画化してくれたら大人になった4きょうだいを見られるかなあと思うのですが、無理かなあ・・・
8.指輪をはめたい
二階堂ふみちゃん目当てで行きました。ふみちゃんかわいくて満足♪ 不思議な世界観も結構好きかなと。3人の女性が魅力的に描かれていたのも良かったです。
9.マイ・バック・ページ
一昨年観たノルウェイの森と同じ時代ながら、全く違う世界から70年代を描いていたところが面白かったです。
当時の学生闘争の世界が今の日本とあまりに違いすぎて、なぜこんなに変わってしまったんだろうというのが以前から不思議だったのですが、その学生闘争が終わりを告げて行く時期を描いていて、興味深かったですね。
10.インモータルズ
さすがの映像美で堪能しました。ハイペリオンの行動の意味が不明だったり訳がわからない部分もありましたが、映像だけでももう楽しめたのでokです(笑)
11.メタルヘッド
突然やってきた謎のメタル野郎ヘッシャーが家に居候するというシチュエーションがまるでド○えもんかお○ゃる丸のようだなーと(笑)そして生きる気力を失った一家を救うのかと思わせておいて全然そんな様子もなく、迷惑な行動を繰り返して行くのがおかしかったですね。
最後もいい話になって終わるのかと思ったらヘッシャーらしい終わり方でよかったです(笑)
12.紙風船
岸田國士の戯曲を原作にした短編4編を東京芸大の学生さんが作ったというオムニバス作品ですが、さすが芸大、なかなかのクオリティの高さでした。
大後寿々花ちゃん目当てでしたが、寿々花ちゃんも良かったので満足です。
13.ブラックスワン
前半はありがちな感じかな・・・と思いましたが、初日の舞台の幕が上がってからの妄想と現実が混乱した展開には圧倒されました。
14.ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路
弟の影に隠れた天才少女としてのナンネルがどう描かれるのか楽しみにしていたのですが、フィクション色が強く、特に音楽を諦める理由が恋に破れて、というのがちょっと残念な感じでした。
でも衣装やセットなど当時の風俗を再現した映像は美しかったです。
15.グリーン・ホーネット
ミシェル・ゴンドリーがハリウッドのアクションヒーローもの映画を?!とびっくりしましたが、ゴンドリーらしい軽妙な会話とキャラクター設定が面白かったです。オリジナルのテレビシリーズを知らないのでどの程度ゴンドリー色が出ていたのかはわかりませんが。
16.うさぎドロップ
主人公の周囲がいい人ばかりでリアリティがないな、と思いましたが、観ていて気持ちがあったかくなる感じではあったのでまあいいんじゃないかな、と思いました。
17.GANTZ PERFECT ANSWER
1作目の方が面白かったという人が多いようですが、私はどっちも同じくらいに思えたし、敢えて選ぶならこっちかなーと2作目が上位になってます。
原作が終わっていない中、違う結末をつけて、展開も原作からほとんど離れていたらしいですが、それにしてはよくできてたなと思いました。ちょっと丸く収まりすぎな気がしなくもなかったですが。
18.GANTZ PART1
原作知らないながら、どんどんと進む展開に引き込まれて観ました。
19.プリースト
映像がきれいで、世界観は結構好きでしたね。話の筋はどうなんだろうというのはありましたが。
カール・アーバンがたくさん出ていて嬉しかったです(笑)
20.三銃士
不覚にも寝てしまったので(汗)あまり評価が下せないのですが・・・寝てしまったということはすごく面白くもなかったのかな?と(汗)
ミラ・ジョヴォヴィッチが今まで観た中で一番きれいでかわいかったです。
21.抱きたいカンケイ
ナタリー・ポートマン目当て観ました。前半はなかなか面白いかな、と思ったのですが、後半ありがちなラブコメらしい展開になってしまったのが残念。
22.マイティ・ソー
北欧神話の神々が異次元に存在したら、というSF?ですが、ちょうど「新銀河ヒッチハイクガイド」で北欧神話のパロディを読んでいたので、違う意味でも楽しめました。あ、これもナタリー・ポートマン目当て・・・
23.トランスフォーマー/ダークサイドムーン
2作目まではロボットアニメの雰囲気を残していて好きだったんですが、だんだんオートボットたちの出番が少なくなり、ついに単なるエイリアン映画になってしまって残念でした。というわけで最下位です・・・
映像はさすがにすごかったんですけど。サムはいいからもっとオプティマスの活躍が観たかった・・・
というわけで23本を見た昨年でした。
すごく良かった、という作品はあまりなかったけれど、全体としては面白い作品が多かったかな、と思います。
そして今まで観た映画の総括のリンク
2010年に観た映画総括
2009年に観た映画総括
2008年に観た映画総括
2007年に観た映画総括
2006年に観た映画総括
2005年に観た映画総括
それから今年観に行く予定の映画
公開中「善き人」「ヒミズ」「三国志英傑伝 関羽」
2月4日公開「日本列島いきものたちの物語」
2月18日公開「アフロ田中」
3月9日公開「ヒューゴの不思議な発明」
3月24日公開「僕達特急~A列車で行こう」
4月4日公開「オレンジと太陽」
4月28日公開「テルマエロマエ」
5月5日公開「宇宙兄弟」
5月公開「ダークシャドウズ」
8月公開「桐島、部活やめるってよ」
10月公開「フランケンウィニー」
秋公開「のぼうの城」「009 RE:CYBORG」
12月14日公開「ホビット 思いがけない冒険」
今年の目玉はなんと言ってもホビットですが、他にも気になる作品が色々。
しかし洋画が少ないな・・・邦画に面白いのが増えてるのはいいのですが。
いい映画にたくさん出会えたらいいなと思っています。