ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

DoSサントラ場面予想答え合わせほか

2014年04月22日 | 指輪物語&トールキン
もうそろそろ公開終了というタイミングで、昨年末にupしていたDoSサントラ場面予想の答え合わせをようやくupしました。答え合わせというか、実際に映画を見てみてどの場面の音楽だったか、というやつなのですが。
しかし、16回観たにもかかわらず、結局サントラ全部は覚えきれず…という訳で、後の方のトラックになるにつれてどんどん怪しくなって行ってます(汗)
FotRは同じく16回鑑賞で、ほぼ全編のサントラを記憶していたものですが…(今は結構忘れてますが(汗))
多分、同じ回数と言っても、公開期間が短くて、観た後に反芻(?)する暇もなく次を見ていたので、色々と頭に入らなかったんだろうと思います…
事前のCDの聞き込みも足りなかったしなあ。イギリスで観た後で油断?せずにもっと聞きこんでおくべきだった…
また、Special Editionで、映画で使われてない音楽が多かったのも混乱に拍車をかけてましたねー。通常版との違いもよく聴き取れてなかったしなー。
サントラ場面予想ができるのもあと1回。今度はもっと万全の体勢で臨みたいと思います…(なんか3部が前後編になるんじゃなんて噂もありますがねー(^^;))

色々と忙しくてなかなかブログも書けないままでしたが、(ホビットに通っていたのが最大の原因ですが…(汗))おかげで辛口感想で止まっていましたが…
回数を重ねるうちに、それなりに楽しんで観られるようになりましたよ。
ツイッターのまとめを見ていただくと、楽しんでいる様子がおわかりいただけるかと(笑)
レゴラスなんか出て来ると「わーい出て来た」と楽しめるようになりましたしね(笑)
何よりも、この映画をビルボの物語として捉えることができるようになったのが大きかったですね。サントラだけ聞いていた時は、あまりにビルボ関連の音楽が少なくて心配したものですが…

ただ、それでもやはり、AUJほどは好きではないな、というは変わらないですね。
先週までで近場の公開が終わり、でもまだ豊洲とかに行けば見られたのですが、もうそこまでの熱意はありませんでした。
AUJの時は、17回見て、それでも八王子でも熊谷でもやっていれば観に行く気があったんですけどね。
(まあ、年明けよりも年度初めの今の方が忙しいというのはありますが…)

DoSの公開にあたって、AUJの日本での不振ぶりに危機感を抱いたファンの方たちが、映画を盛り上げねば、という雰囲気になっていて、それは素晴らしいことなんだけど、なんだか映画を悪く言ったら足をひっぱる、みたいな雰囲気にもなっていて、実は色々と言いたいことが言いづらくてくすぶっていたりしました。
ツイッターだと、流れて来ると読む気がなくてもつい見えてしまう、ということもあるし、私のような人間には言いたいことはいいづらいなあ、とつくづく思いました。
ツイッターにはなるべく楽しい話題だけ書いて、吐き出したくなったらブログに吐き出すのが正解なのかなー。
ブログだと書くのに時間がかかるし、その間に頭冷やせるかもしれないし。実際に今までもいくつか書こうかなーと思って、時間なくて書けないうちに書く気がなくなったことが結構ありました(笑)

とは言え、色々と言いたいことも溜まってきているので、おいおい吐き出して行きたいと思ってます。
ますます辛口ばっかり書いてあるブログになってしまうなあ(汗)
とりあえず、ホビット原作への愛を語りたい気分です、今は。
コメント (4)
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ガルシア=マルケスの訃報

2014年04月21日 | 読書
もう3日ほど経ってしまいましたが、4月18日にガブリエル・ガルシア=マルケス氏が、自宅のあるメキシコで亡くなられたそうです。
87歳だったそうです。
(追記:亡くなったのは17日だったそうです)
数年前から認知症の噂もあり、もう創作活動はしないのだろうな…とは思っていましたが、いざいなくなってしまうとやはり寂しいですね…
遺作として「八月に会おう」という作品を執筆していたそうですが、出版されるかどうかはわからないとか。
正直、「わが悲しき娼婦たちの思い出」も、全盛期とはほど遠いな…と思ってましたから、あまり期待はしていないですけど…

ガルシア=マルケスとの出会いはまだ学生の頃、趣味で観ていたNHKのスペイン語講座で、おすすめのスペイン語映画として「エレンディラ」が紹介されていたことがきっかけでした。
当時の講師が野谷文昭先生でしたからね。
映画館まで観に行くことはなかったのですが、たまたま深夜に何回かテレビ放映されていたのを観て、その幻想的な世界にすっかり虜になってしまいました。
すぐに原作を読み、そこからガルシア=マルケスの世界にハマって行ったのですね。
他にも映画化された作品は「予告された殺人の記録」や「コレラの時代の愛」などありますが、やはり「エレンディラ」には遠く及びませんね。脚本がガルシア=マルケス本人だというのもあると思いますが。
DVD化なんでされないのかなあ…
その後蜷川幸雄演出の舞台もありましたが、脚本は気に入らなかったのですが(汗)エレンディラを演じた美波さんが素晴らしくエレンディラそのもので、すっかりファンになってしまったのでした。
ガルシア=マルケスと出会ってなかったら彼女にも出会ってなかったのかと思うと不思議な気がします。
そう言えば「愛その他の悪霊について」も映画化されて、DVDになってたんだけど、欲しいものリストに入れたまま買ってなかった…あれはどうだったんだろう。

邦訳された小説はすべて読みましたが、(講演やエッセイは一部読んでません…)特に好きだったのは、やはり「エレンディラ-」や、「予告された殺人の記録」のような中編でした。
特に「予告された殺人の記録」が大好きですね。
ガルシア=マルケスの作品は、短編だと幻想の世界が強すぎて理解しづらくなり、逆に長編になると現実の世界が強くなる気がします。(いや「百年の孤独」のどこが?と言われるかもしれませんが私的には…)
私にとっては、中編が、幻想と現実の世界の融合加減が一番いい比率?で混在しているように思えるんですね。ガルシア=マルケス本人も、「予告された-」のことを完璧にコントロールできた作品だと言っていたそうです。
まあ、この作品については、実際の事件を扱った作品ということで、いろいろ物議も醸したようですが…そのあたりを書いたこんな本も出てましたけど。
まあ、どんな由来があるにしても、よくできた作品であるとには変わりないと、私は思ってますけど。

「百年の孤独」はもちろん好きですが、文庫になっていないせいであまり回数を読んでない…(汗)
一方、最初から文庫だったおかげで、「族長の秋」は何回も読んで、好きですね。長編の部類に入る長さかもしれませんが、段落が続いたまま綿々と続く場面に、中編に近いような幻想の強さを感じるんですね。
あとは「愛その他の悪霊について」も好きだなあ。
日本では「百年の孤独」が一番人気らしいですが、他の海外の国ではたいてい「コレラの時代の愛」が一番人気なんだそうで。
なぜかずっと邦訳されなくて、2006年にようやく読めた「コレラの時代の愛」ですが、私はそれほど好きではないかなー(汗)かなり現実が濃くて幻想の要素が少ないからというのもあると思いますが。
そう言えば、「コレラの時代の愛」に出て来る、結婚式の席次が突風で入れ替わってしまう、というエピソード、ジョナサン・サフラン・フォアのエブリシング・イズ・イルミネイテッドで使われていましたね。

他にも「ママ・グランデの葬儀」や「大きな翼を持った老人」などの短編の傑作もありますね。
ガルシア=マルケスの幻想的な世界観と、カルタヘナ由来の気怠い熱気を帯びた現実の描写は、今では私には懐かしい思い出のような光景になっています。
本を読めばいつでも戻れるはずなのですが、ご本人が逝かれてしまったことで、本当に手の届かない幻想の世界になってしまったような、そんな気もしています。

コロンビア、一度行ってみたいと思いつつ、治安が悪くてなかなか行けなかったのですが、最近は情勢も落ち着きつつあるようで、観光にも力を入れ始めているようです。
いつか、ガルシア=マルケスの世界を生んだカルタヘナに行ってみたいですね。
メデジンのエスコバルのお墓参りもいつかしたい…
そう言えばお墓はメキシコになるんでしょうかね。それとも故郷に戻るのでしょうか?
今から不謹慎かもしれないけど、お墓参りもいつか行きたいです。
コメント
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