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ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

追補編を読んで・・・

2004年11月29日 | 指輪物語&トールキン
最近「追補編」を読んでいるわけですが、文庫版まで持っていなくてあまり読んでいなかったせいもあるのか、色々と新発見が面白いです。
まず、アラとかアルとかつくのはヌメノールの王の名前につく定冠詞なのだということ、だからドゥネダインの族長も皆アルかアラで始まる名前なのだ、というのを読んで、(今までも読むたびに「へー、そうなんだ」と思ったものですが・・・すぐ忘れるんですね(汗))ふと思ったことが。
映画のエルロンドの会議で、ボロミアが「アラソルンの息子アラゴルン」という名前を聞いただけで(アラソルンの息子って言ってたっけか・・・?(汗))「イシルドゥアの子孫か」とかわかっていたのが謎だったのですが、もしかしたら、「アラソルンの息子アラゴルン」なんていかにも、という名前で分かったのかなあと・・・
そうだとすると、映画の「ドゥネダインは絶滅したと思われていた」という設定もそんなにおかしくないのかなあと。絶滅していたと思っていたけれど、名前を聞いて「生き残っていたのか」と理解したということでしょうか。なんか初めて納得できたような(笑)
あと、私イシルドゥアがゴンドールの王だったことなかったとか言い切っていたんですか(汗)イシルドゥアとアナリオンの共同統治?だったんですね。そうですよね、じゃなきゃあのアルゴナスの像謎ですよね・・・(汗)なんかエレンディルとイシルドゥアがアルノールを共同統治してたと思ったんですが・・・あれ?(汗)もう少し勉強します・・・(汗)
あと、昨日の日記に書いた、RPGのドワーフ君が「フンディン一族」という話なのですが、実は書きながら「フンディン一族って・・・?」とは思ってたんですよ(汗)フンディンと言えばバーリンのお父さんですよね。まあ、もっと昔の人でフンディンって人いたんだっけ、とか思ってたんですが・・・
系図をみたら、フンディンってやっぱりバーリンのお父さんだけですね(汗)うーん、なんなんだろうフンディン一族って・・・(汗)バーリンかドワーリンに子供がいたとか? それてもバーリンやドワーリンの年の若い弟とか・・・?
どちらにしても、フンディン一族ってなんか妙だなあ~(汗)うーん、ドワーフについてもまた勉強しとかなくては・・・
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指輪つれづれ話

2004年11月28日 | 指輪物語&トールキン
昨日久々にカラオケに行ったら、INTO THE WESTがあったので歌ってみました。
一緒に行った友達が、映画をRotKだけまだみていない人だったのですが、(やっと時間ができて観に行ったら「トロイ」やってたそうです・・・調べてから行きなよ(汗))RotKのポスターを見て「フロドは死ぬ」と断言してした人でした(笑)もちろん原作は未読です。
その彼女がINTO THE WESTの歌詞を見て、「この歌詞からみるに、フロドは死なないね。無事村に帰るんでしょ」と言ってました。
うーん、まあハズレではないんですが・・・
INTO THE WESTの歌詞、確かにさらっと見てしまうと、平和で一件落着、みたいな歌詞に思えるかもしれませんね。「白い砂浜」とか「灰色の船」とかも、意味を知らなかったら聞き流してしまう部類の言葉かも・・・
もしかしたら「THE SHIP HAS COME TO CARRY YOU HOME」を単純に「家に帰る」と思ったのかもしれませんが。
そんな彼女がRotKを見てどう思うかとても興味がありますが、なかなかDVD見る時間もないみたいで、いつになったら彼女は結末を知ることができるのでしょうか。
でも、未だに指輪がどうなるか、フロドがどうなるか、ゴラムがどうなるか、を知らない人がいるかと思うと妙な気分です(笑)

最近「追補編」を読み返し始めました。
とりあえずゴンドールの王の名前や執政の名前が列挙されているところを読んでいたら、アラゴストって人がいたんですね。
EA社のRPGのキャラクターの名前がヘン、と笑っていましたが、エレゴストというのはそんなにおかしくもないのかも・・・
でもベレソールはなあ(汗)おかしくはないかもしれないんですが、名前組み合わせるにしても、もう少しマイナーな人たちを組み合わせて欲しかったかも・・・(汗)
ベレクソールという人は系譜に載ってたので、いっそベレクソールだったら良かったのに。
それにしてもドワーフの名前は(汗)「これ絶対ドゥリンの一族じゃない!」と思ってましたが、キャラクターの紹介を読んだら、フンディン一族とか書いてありましたね・・・(汗)んー、それならそれでもうちょっとらしい名前にできなかったものか・・・
あと、私このゲームは4人のキャラクターから一人選んでやるのかと思ってたんですが、もしかしたら最初はベレソールだけで、だんだん仲間をみつけて行くというパターンなのかも・・・(汗)どのキャラにしようとか考えていた自分が恥ずかしい・・・(汗)
と、SEEが国内版待ちなので、ゲームに逃避しようかと考えてしまう今日この頃・・・(汗)
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ミス・サイゴンのエレン

2004年11月26日 | ミュージカル・演劇
この間「鈴木ほのかさんのエレンがどんな解釈でやっていたか見たかった」と呟いたら、見たことがある方が早速教えてくださいました。Kさんありがとうございました!
CDを聞いてなんとなく予想はしていましたが、やはりキムに対してかなり冷たいエレンだったようです。ラストでもタムを見つめるだけで、最後まで手を取ることはしなかったそうで。
今回の公演で私はお二人のエレンを見ましたが、そのうちの高橋由美子さんの解釈と比較的近いエレンだったかなあと思いました。高橋由美子さんのエレンを見た時になんとなくそう思ったのですが。
高橋由美子さんのエレンは、ラストシーンではずっとタムを見つめていて、最後にようやくタムの手を取りました。ほのかさんはそこで取るところまで行かなかったんだなあ、きっと・・・
もうお一方のエレンは、キムに対しても優しくあろうとしていて、最後にはタムを抱きしめていました。優しいエレンにはホッとする面もありますが、前にも書きましたが、私にはかえって印象の薄いエレンになってました(汗)キムの引き立て役になってしまっていたような。演技の力量の差とかもあるかもしれないんですが・・・(汗)
この作品の良いところは、単にキムとクリスの純愛物語ではないし、悲劇のヒロインとしてのキムの物語、でもないところだと私は思いました。もちろんキムは悲劇のヒロインですが、本当に描きたかったのはやはり戦争の悲劇、でしょうから。
エレンの存在がどのような意味を持つかと言うと、さらっと演じてしまえばキムからクリスを奪った存在、というだけになりかねないのですが、I STILL BELIEVEという素晴らしい曲をキムと二人で歌っているということからも、単純にそれだけの存在ではないと思えました。私がほのかさんのI STILL BELIEVEで泣いたからかもしれませんが・・・(笑)
私はミス・サイゴンの登場人物の中で一番共感を覚えるのはエレンかな、と思うのですが、それは今平和な日本に生きていて、戦争が他の国で起きていても、実際にはその痛みを感じてはいない、という立場が一番近いから、だと思います。エレンって、そういう多くの平和な国に住む人々の代表のような存在に思えました。私には。
エレンのキムに対する態度は、イコール平和な国に生きている人間が戦争の悲劇に直面した時の態度、とも読み取れるように思いました。深読みしすぎって気もしますが・・・(汗)
キムに対して優しくあろうとするエレンは、裏を返せば、その苦しみを本当には理解していないのに、貧しい国の人々に優しくあろうとする、先進国の無知、高慢、偽善にも思えてしまうのです。高みから見下ろしているような・・・
むしろ、クリスが愛していた人なのだと、一人の女性として対等に敵意を持つエレンの方が、キムに対して真摯に接しているように、私には思えるのです。
最後にタムと対峙するエレンが何を思うのか・・・。タムがかわいそう、というだけではやはりキムに対して失礼な気がしてしまうのです。
キムが自分の命を懸けて託した子供。その子供を受け取るということの重さを、タムをじっと見つめるエレンは噛みしめ、自分にできるのだろうかと問いかけてていたのではないでしょうか。
高橋由美子さんのエレンは、かなり長い間見つめたあと、最後にようやくタムの手を取りました。「この子を受け取ろう」と決意したということなのだと思いました。
ほのかさんのエレンはタムの手を最後まで取らなかったそうですが、幕が下りるあの時点ではほのかさんのエレンはキムが託した「重さ」を受け止めきれていなかったのではないかと思いました。それだけキムの想いを深く受け止めていたのではないかと思うのですか。単なるこじつけかもしれませんが(汗)ほのかさんだったらそういう役作りはしそうな気がします。
(とか言ってファンレターに色々書いて、後で「いつも目からウロコの意見をありがとうございます」とか言われてしまったことがある私・・・つまりハズしてるってことじゃん(笑))
印象的だったのは、高橋由美子さんがエレンだった時は井上芳雄さんがクリスだったのですが、エレンがタムの手を取った後そのエレンの姿を振り返って見ていました。
もう一回の時は石井一孝さんでしたが、エレンの方は見ちゃあいませんでした(笑)これはクリスの違いなのか、エレンによる違いなのか。ちょっぴり気になります。

しかし、私はミス・サイゴンのラストを見て、タムが幸せになれるとはあまり思えませんでした・・・。いくら幼いとは言え、母親が死んだところを目の当たりにし(直接見てないにしても、絶対倒れているところは見てるし・・・)、引き取られてもどう考えても混血児として差別を受けたり、苦しい思いをするでしょう。もしかしたら幸せになるかもしれませんけど・・・
キムの選択は本当ならするべきではなかった選択なのでしょう。でも、トゥイを殺してしまった罪の意識、そしてクリスが昔のままで救いに来てくれなかったという事実に絶望したキムの選択は、理解できるし、責めることもできないと思いました。
全ては戦争が引き起こしたこと。その苦さを孕んだ終わり方に、本当によく出来た物語だなあと思いました。
でも、その苦さが、どこか心から作品にのめり込めない理由なのかもしれません・・・本当によくできているし、それでいいのだとも思うのですが・・・
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トールキンの描く女性について

2004年11月26日 | 指輪物語&トールキン
SEEギフトセット、仕事から帰ってからでも余裕で予約できたと思ったのですが、夜には完売してしまったそうで。いやー、結構危なかったんだなあ・・・(汗)予約できて良かったです。
TTTの時も完売したそうですが、TTTのギフトセット買ったって人、私の周囲ではきいたことなかったんですが(汗)今回は皆買うと言ってましたし・・・前回と同じ5000セットは少なすぎだったのではないでしょうかねえ(汗)

さて、今日のお題です。
常々不思議に思っていたことがあります。トールキンは割りと人種差別的な面とか(汗)保守的な物語の描き方もしていると思います。そのあたりには「古さ」も感じたりするわけですが、一方で、女性の登場人物像が、当時の作家としては画期的なくらい新鮮だと思ったりするのです。
何が新鮮かというと、女性の視点から見て魅力的な女性というか・・・いや、女性の視点から見ても「不快でない女性」だというのが正しいのかも・・・
エオウィンは女性にはとても人気があると思うし、ガラドリエルも人気があると思います。と言うか、この二人を「嫌い」という女性読者ってあまりいないのではないでしょうか。
男性作家が(小説に限らず、映画でも舞台でも)女性を描いた時に、「男に都合の良い女性」として描いている場合というのはとても多いと思います。私はそういうのを見ると非常に腹が立つ方なんですが(笑)誰とは言いませんが浅○○郎とかね・・・(汗)
かと言って、フェミニズムの意識バリバリで描かれた女性というのもそんなに魅力的ではなかったり。最近は映画なんかでも男顔負けに「強いヒロイン」が多いですが、そういうのにもちょっと食傷気味ですね(汗)強かったり目立っていればいいと言うわけではないと思います。映画のアルウェンが女性にすこぶる人気がないのを見てもわかるような気がしますが・・・(汗)
トールキンに話を戻しますが、まず、トールキンは女性を非常に敬意を持って描いていると思います。トールキンの作品に出てくる女性は男性の欲望の対象では決してなく、男性にとって都合の良い存在でもありません。ある意味騎士物語に出てくる姫君のような存在ではあると思います。男性が敬愛し、命を賭けて戦った末にようやく辿り着ける相手であるような。
それでいて、ただ人形のような存在なのではなく、(アルウェンはちょっとそうかな~と思いますが・・・)特にエオウィンなど、不思議なくらい女性の(というか少女の、かな)心理のある面を巧みに描写していて、新鮮な驚きでした。今でも読み返す度に驚いています。
不思議なのは、そんな風に女性を描きながらも、女性の登場人物がとても少ないということでした。トールキンの女性観ってどんなものなんだろうと気になっていました。
その答えのヒントを与えてくれたのは、「J.R.R.トールキン~或る伝記」と「終わらざりし物語上」に載っている「アルダリオンとエレンディス 船乗りの妻」でした。
「或る伝記」を読むと、トールキンがエディス夫人と引き裂かれても忘れることが出来ず、ほとんど強引にエディス夫人をカトリックに改宗させて結婚をしたこと、それでいて男性同士の付き合いが面白くてしばしば夫人の存在を重しのように感じていたこと、がよくわかります。
それでもトールキンはエディス夫人を深く愛していて、晩年エディス夫人のためにボーンマスに転居するあたりなどにはそういった愛情と償いの気持ちがうかがえます。
「アルダリオンとエレンディス」にはそういうトールキンのエディス夫人に対する気持ちの一端が描かれているように思えて、私としてはとても興味深く読んでしまいました。
この物語のなかでトールキンは、大地(=家庭?)に根ざした暮らしを望む女性と、
世界に旅立ちたいという気持ちを持ち、大きな視野で物事を見る男性との根本的な大きな相違、を描いています。この相違があるから、根本的に男性と女性は理解しあえないのだと。
それでいて、女性側の気持ちも細やかに描写されていて、エレンディスもまた哀れであることもきちんと描いています。
それでも、最終的にはやはり「広い視野で物事が見られる男の方が偉い」みたいなニュアンスになっているのですが・・・(汗)それでも、かなり頑張って女性側の気持ちも描いていると思いました。
この物語、私にはどうしてもトールキンがエディス夫人との結婚生活で考えたことが書かれているように思えてなりませんでした(汗)エディス夫人への謝罪の気持ちと、でも同時に自分への言い訳も含まれているような(汗)
まあとにかく、私は「或る伝記」と「アルダリオンとエレンディス」を読んで、トールキンの描く女性像についてなんとなく納得できたような気がしました。
トールキンの描く女性が女性にとって不快ではない理由、それは、トールキンのエディス夫人への気持ちとリンクしているように思いました。トールキンにとって女性とは男性が敬愛を捧げるべき存在であって、男性に尽くしてくれるような「都合の良い存在」ではなかったし、そういう存在を必要としたり、理想としたりはしていなかったのかもしれません。
そしてその一方で、女性には所詮男性の気持ちはわからない、という考えからか、旅の仲間たちは男性だけで強い友情を結び、女性の登場人物はとても少ないのかもしれない。なんてことを考えてみたのですが・・・

それにしても不思議なのはエオウィンの存在です。今まで書いて来たような、エディス夫人との関係だけでは収めきれないような、不思議な存在だと思います。男性が敬愛すべき姫君であることなどは共通すると思うのですが、自分の現状に閉塞感を感じ、高みに上ろうとすることで脱出しようとしていたエオウィンのキャラクターは、とても珍しい女性像だと思います。
そのエオウィンがファラミアによって癒される?ところもすごいなあと思うのですが・・・。普通、勇ましい女性が恋をして剣を捨てて女性らしくなる、なんてシチュエーションは好きではないのですが、エオウィンの場合はそうは思わなかったのが不思議でした。これは、ファラミアがエオウィンに最大の敬意を持って口説いてくれた(笑)からかもしれませんが。
エオウィンがトールキンの頭のどこから出てきたキャラクターなのか、というのが今とても気になっていることです。
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LotRサントラ特集号よりその14

2004年11月25日 | 指輪物語&トールキン
コメントにも書きましたが、SEEギフトセット無事購入できました!
仕事終わってから速攻で帰って予約したんですが、大丈夫だったみたいです。ホッ。
予約開始直後はかなり混みあったようですね。何はともあれ手に入って良かった良かった。
後は待つのみです。2ヶ月以上ありますが・・・(汗)

さて、Music from the MOVIESのLotRサントラ特集号、インタビュー部分は読み終わりました。後はスタッフの紹介みたいなのが3ページほど・・・
DAVID SALO氏のインタビューは、サントラ絡みというよりは、SALO氏のトールキン言語に関する経歴?が主だったかも・・・結局ポシャッてしまったLotR関連のゲームのプロジェクトにも係わっていたそうです。トールキン言語関連で。
コーラスの歌詞を作る手順については他のところで既に書かれていたし(汗)SALO氏はただ「この詩をこの言葉に訳して」と言われて訳すだけだったそうですが、ある程度作業が進むとパターンがわかってきて、「セオデンのこの場面にこの詩を訳して」と言われて「古英語で訳すんだね?」と訊いたら「そう!」と言われたというエピソードを紹介してました(笑)
コーラスの指揮をしたテリー・エドワーズ氏のインタビューにもそんなに目新しい話はなかったかな・・・。FotRではコーラスも全てショアが指揮をしたそうですが、TTT以降は時間の都合でテリー・エドワーズ氏が直接指揮をし、ショアはレコーディングブースやISDN回線から指示を出したりしていたそうです。
あ、面白かったのは、エドワーズ氏はオリンピックにも出場したバスケットボールの選手だったという話でしたかね(笑)
最後にニューラインのサントラのプロデューサーPAUL BROCEK氏のインタビューがあったのですが、TTT以降は時間の関係でソリストのプロデュースはBROCEK氏が担当したのだそうです。
ここでちょっと面白い話が。RotKのエンドロールで流れる主題歌は、当初は男性ヴォーカルの予定だったのだそうです。
それが、編集していくうちに、ラストシーンに「希望」が欲しいということで、女性ヴォーカルに路線変更したのだそうです。
その男性ヴォーカルのイメージの名残?の力強さ、そして繊細さを併せ持った声として、ショアとフラン・ウォルシュがたまたま会話でアニー・レノックスの名前を出したそうですが、その会話でふと出てきたアニー・レノックスの話がいつの間にか進んでいた感じだったそうです(笑)
プロデューサーの視点としては、アニー・レノックスが今まで映画の主題歌というジャンルでは出て来ていなかった人だったというのも面白いと思った点だったようです。ディズニーの主題歌などを歌いなれている歌手とは違った新鮮なものになったというようなことを言っていました。

さて、まだちょっと残っていますが、なんとかコンサート前には読み終われそうです。4ヶ月かかってしまいましたが・・・(汗)
次はいよいよBBCラジオドラマに挑戦、かな・・・
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ロシアのLotRコンサート

2004年11月24日 | 指輪物語&トールキン
TORnに11/17、18にモスクワで行われたLotRシンフォニーのコンサートのレポートが出ていました。ロシア語の原文を訳してくれたようで、ありがたやありがたや、です。ホント全く読めませんからね、ロシア語は・・・(汗)
このコンサート、日本のファンにはとっても気になるものです。なぜって、オケもコーラスも12月のコンサートと一緒なのですから。(コーラスについては多分・・・ですが・・・)
全体的には絶賛されているようですが、いくつかマイナス面についても書いてありました。ただ褒めるだけでなく、こういうことも書いてくれるレポートって個人的には助かるなあと思います。
まず、コーラスについてですが、かなりロシア語アクセントらしいです。サントラのロンドンの合唱とはまたイメージが違うみたいですね。それがいいかどうかは別として・・・
レポートにも書いてありましたが、ショア自身は、言語の違いによって発音が変わることを個性として是としているようです。ベルギーのコンサートではフランス語ネイティヴの子供たちの発音が面白かったと言ってましたし、台湾のコーラスについても面白いとどこかで言ってたような。
(余談ですが台湾のコンサートの指揮はショアだったんでしょうかね? 8月のコンサートのプログラムではマウチェリーと書いてありましたが、あのプログラムは信用できません・・・(汗))
コンサートにあたって、どこのコーラスでもエルフ語の発音指導等は一切ないようなので、(地元で練習してショアが来たらあわせるだけ)レコーディングに参加したロンドンのコーラス以外はちょっと発音は違うでしょうね。
ショアは日本人の発音も面白いと言うでしょうか。なんだか言いそうな気がします(笑)
モスクワの話に戻りますが(汗)「カザド=ドゥムの橋」の男声コーラスはやはり迫力ないそうです。これはどこもそうですから仕方ないと思いますが・・・
それから、会場のKremlin Palaceは音響が良くないらしく、アコースティック楽器(の多分ソロ)がよく聞えなかったそうで。うーんそれって・・・(汗)
まあマイクを使わないで済んでるだけいいというか・・・いやマイクが絶対あるからソロ楽器が聞えないという心配がないという点では東京の方がいいのかも(笑)
あと、打楽器がひどかったとか書いている意見もあったりして・・・これはちょっと心配ですねえ。打楽器はかなり重要な位置を占めてますから・・・
このレポートを書いた人は、もちろん初めてコンサートを聴いたのでしょうが、サントラ盤とはかなり違うと書いていました。生とレコーディングの差はあるだろうけど、それ以上に、と。
ロンドンで聴いた限りでは、ロンドンフィルは生演奏でもほとんどサントラとそっくりそのままって感じでしたので、かなり違う感じなのかもしれませんね。
ちょっと調べたところでは、このロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団(NPOR)は、ロシアでもペレストロイカ以降に出てきた新しいオーケストラの流れを汲むオケで(設立自体は2003年)、比較的ヨーロッパ的というか、クセのない演奏をするらしいと思っていたのですが、実は意外に個性的な演奏だったりして・・・?
個人的には、サントラ盤とは違う方が生ならではの楽しみが得られると思っているのですが。
んー、手放しの絶賛、というわけではなかったのはやや気になりますが・・・ケイティ・ヌーナンも未知数だしなあ。
後は実際に12月に自分の耳で聴いて判断するだけですね。いよいよ近づいて来たんだなあと、ちょっぴり緊張して来たりして。(って何回コンサート行ってるんだよ・・・(笑))

ところで、明日はRotK SEEのギフトセットの予約開始日ですね。
どうも予約開始日を忘れてしまいがちで(汗)今日も公式サイトからメール来てましたけど。
BBSに書いたりとか、自分で忘れないようにしてますが、うっかり忘れて残業してしまったら元も子もありませんね(汗)最近アクシデント多いのでちょっと心配・・・(自分の記憶力も信用ならない・・・(汗))
仕事終わってからしかアクセスできませんが、販売終了してませんように、と祈るばかりです・・・コンサートのDVD手に入らなかったら泣くぞ~!(汗)
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プリンセスブライドストーリー

2004年11月23日 | 映画
DVDを何となく買ってしまったので(汗)昨日久々に見てみました。いやー何年ぶりかなあ・・・
さすがに色々と古臭い感じはありますが(特にLotRみたいなすごい映画みてしまった後では・・・(汗))、やっぱりストーリーが面白いなあと。
原作も読んだのですが、ファンタジーというか、おとぎ話?のパロディみたいな部分が多々あって、私はこういうのが好きなんだなあとつくづく思いました(笑)
悪役はさっさと降参したり逃げたりするし(笑)ウェスリーとフンパーディング王子の最後の対決が心理戦のみ、というのも好きですね(笑)
思えば、「指輪物語」もクライマックスは悪との対決、ではなく意外な結果でしたし、「ホビットの冒険」でも主人公のビルボは気を失っている間に戦いは終わってしまうし・・・。そういう話が、当時から好きだったんだなあと再確認しました(笑)
しかし、古臭いのはまあ仕方ないんですが、音楽があまりにもショボショボなのにびっくり(汗)音楽の記憶全くなかったんですが・・・
うーん、あのゲーム音楽みたいなのはもしかしたら狙ってるのかもしれませんが・・・でもやっぱりひどすぎ(汗)
最近音楽も含めて映画を観るようになってしまったので、一気にこの作品のイメージが悪くなってしまいました・・・(汗)でもやっぱりストーリーは好きですけど。
そう言えば、私が好きなファンタジー映画としてもう一つ挙げているのが「ウィロー」なんですが、こちらは今見たらどう思うでしょうか。私としてはホビットの原体験でもあるんですが・・・
「ウィロー」のDVDにはコメンタリーや特典映像もついているようなので、そのうち買いたいと思います。ってまた在庫すでになかったりして・・・(汗)
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「イリアス」読み終わりました(汗)

2004年11月23日 | 読書
「イリアス」やっと読み終わりました・・・(汗)4ヶ月もかかってしまった・・・
中間部の延々と続く戦いの場面を読んでいる時はかなり挫折しそうだったのですが(汗)アキレウスが動き出したら途端に面白くなりました。やっぱりアキレウスが主役なんですかねえ。
そもそも読み始めたのは、映画の「トロイ」がどの程度原作どおりで、どの程度オリジナルなのか、というのが知りたかったからなのですが、だいたいわかって面白かったです。
最後の方の、プリアモスが単身アキレウスを訪れるあたりは、ブラピのインタビューだかで「イリアス」にも出てくるというのは知っていたのですが、実際に読んでみて「なるほどなあ」という感じでした。
映画では「何で一人で来られたの?」というのが謎でしたが、なるほど、神々の助けを得て、ということだったのですね。映画では神々は実在しない、というスタンスで描かれているので、かえって謎でしたが・・・
でも、パトロクロスの死、アキレウスの憤り、プリアモスの訪問、というあたりは、映画は上手くアレンジしたなあと思いました。
パトロクロスの死に対するアキレウスの激しい悲しみと怒り、というのは、原作でもほとんどそのままだったので意外でした。残酷な戦闘の描写が続いていて、なんだか人の生命がとても軽い世界のように思えましたが、愛する人に対しては決してそうではないということが読み取れて、そのあたりは時代が違っても変わらないんだなあと思いました。
戦闘シーンの描写の残酷さにはうーむ、と思いましたが、古代ギリシャではこういうのが聴衆に好まれたんでしょうかね・・・。ちょっとついていけないような気もしますが、自分で動物をして食べたりとか日常的だった時代ですから、また感覚は違うのでしょうね。日本人は歴史的に動物をするという行為を一般人はあまりしなかったから、余計に抵抗があるのかもしれません。
でも、戦争の目的を美化したりしていないからいいかなあ、と思ったりもしました。
あと、映画と原作が違うのかでとても気になっていたのがプリセイスのことなのですが、やはり映画はほとんどオリジナルなんですねえ。ちょっとホッとしました(!?)やっぱりあのアキレウスとプリセイスの話は唐突ですよね・・・(汗)
ヘクトルは、結構悪役ですね(汗)映画はカッコ良くしすぎではないでしょうか・・・(汗)まああの話の展開からはあれでいいのでしょうが。
パリスは、前にも書きましたが、映画の方がずっと良かったと思います(笑)そうそう、「パリスの審判」のパリスがあのパリスだったとは知りませんでした(汗)
パトロクロスは、原作だと結構カッコイイですね・・・映画の設定上あれもまあいいかなとは思いますが、カッコイイパトロクロス観たかったかも・・・(笑)
あ、プリアモスが息子が50人いたとか言っているのを読んでびっくりでした(笑)
オデュッセウスは、よく「機略縦横の」とか枕詞でついてましたが、なんか彼の機略ってセコくないか・・・?(笑)いや、結構楽しいキャラクターだなあと思いましたが(笑)また「オデュッセウス」も読んでみようと思います。トロイ戦争の結末も読みたいし。
そして、映画に出てこなかった人でとても気になった人が。ネストルです。昔英雄だったご老体、「わしが若かったら・・・」を繰り返し、若い頃の自慢話をくどくどと話し(まあ皆くどくどと話しますが・・・)若いもんにはしっかりせいと喝を入れる、ハリキリおじいちゃん(笑)パトロクロスの葬送競技の時は、息子のアンティロコスにセコイ策略を耳打ちしたりするし(笑)いやー、気に入りました(笑)映画に出てこなくて残念(笑)
そうそう、途中何度も出てくる神々の介入とか、果ては神々同士の戦いの場面はかなり笑えたのですが(汗)うーん、やることセコすぎ・・・
神々同士の戦いなんか、アテナが石を投げてアレスを気絶させたりとか、アプロディテを殴って気絶させたりとか、あまりに原始的な戦いの描写はもう笑うしかなかったですね(笑)いや、乱暴なアテナ結構好きですが(笑)
というわけで、色々な要素があってまとまった感想も書きにくいのですが、通して読んだ感想は結構面白かったなあと。
ここまで読むと、アキレウスの最期がどうなるかとても気になったのですが(いやパリスの矢で死ぬのはわかったんですが)、これって「オデュッセウス」を読めば出てくるのでしょうか?
そうそう、最後にホメロス伝が付録でついてましたが、ホメロスはお世話になった人たちの名前を自分の作品の中に登場させてたんですね。お世話になった靴屋さんを、アイアスの盾の製作者の革職人にしてみたりとか。ちょっといい話だなあと思いました。
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LotRシンフォニーの広告と、ぬかよろこび(汗)

2004年11月23日 | 指輪物語&トールキン
今朝の朝日新聞にLotRシンフォニーの広告がでかでかと出ていてびっくりしました! 前回は下の方にちょこっとだったのに・・・(汗)
そう言えば、コンサートの名称、「ロード・オブ・ザ・リング・シンフォニー」になってたんですね、いつの間にか。そう言えばイープラスの「公式サイト」でもシンフォニーになってましたね(汗)
前回の「ロード・オブ・ザ・リング~ザ・コンサート」という中途半端な名称が恥ずかしかったので、良かった・・・というか、最初からこうすれば良かったのに・・・(汗)
この広告の画期的?なところは、モスクワのコンサートでショアにインタビューして来たみたいで、インタビューが載っているんですね~。まあ、ちょこっとですけど(汗)
内容的には目新しいことは書いてないですが、ショアのインタビューが日本語で読めるというのも貴重な機会ですからねえ。私が記憶する限りでは、「プレミア日本版」のTTT公開直前号でちょこっとと、角川の「公式ガイドブック」でFotRのレコーディングレポートが載っている時のもの、くらいですからね・・・
LotR人気が高まる中、ショアの日本のメディアでの露出度はかなり低かったと思うのですが、来日を期に少しは出てくれるといいのですが。日本には映画音楽の雑誌とかないようなので、ちょっと難しいかなあ。クラシック関連で取り上げられるほどのことでもないし・・・
せめて公式サイトでインタビューをやって欲しいものですが・・・あとQ&Aも。質問募集して。って、今募集してなかったら今更無理ですよね(汗)
ショアのインタビューですが、目新しいことは書いてないと書きましたが、今回来日するロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団(NPOR)とコーラスについて、リハーサルをたくさんやったので最高の演奏を約束できます、というようなことを書いてました。
コーラスもモスクワと同じ合唱団みたいで良かった(笑)団体名が違ったので心配でしたが・・・
イープラスだかに、NPORが来日することになったのはショアの希望で、ということが書いてあったように思いますが、確かにリハーサル済みのオケと一緒に来た方がショア本人も安心でしょうね。この間みたいな寄せ集めではなく・・・。
でも、日本のオケと一緒にリハーサルを重ねて音楽を作って、日本だけの演奏をやって欲しかったような気もします。それはダメだったんでしょうかねえ・・・
まあとにかく、今度こそ期待してもいいかな、という感じになって来ました。というか、そもそも最初からこういうコンサートにして欲しかった・・・(汗)
ホールAの音響は相変わらず不安はありますが、演奏がちゃんとしていたらある程度は我慢できるかもしれません。マイクの調整を上手くやってくれるように祈るのみですが・・・
あと、ソリストのケイティ・ヌーナンもどうかなー(汗)シドニーでの評判は悪くなかったようですが、クラシック系の歌が歌えるのかやや不安が。
まあどちらにしても、間違いなく8月よりは良いコンサートになってくれるはず、と期待しています。
ちなみに広告によると「日本最終公演」なのだそうな。まあそんなに何回もできないとは思いますが、そうはっきりと言い切られてしまうと、うーん、なのでした・・・地方のオケが招聘するとかもダメってことなんでしょうかね・・・

ところで、前回の日記でトールキンアンサンブルのA NIGHT IN RIVENDELLが入手できた、と騒いでいたのですが、AMAZONからメールが来て、結局入手できなかったことが判明・・・(汗)
入荷先が、メールアドレスから推してイギリスのCD店か何からしいのですが、調べてみたら在庫がなかったとかなんでしょうか。うーんよくわかりませんが・・・
という訳で、トールキンアンサンブル入手は夢と消えたのでした・・・あーあ。
まあ、これで落ち着いてBBCラジオドラマに取り掛かれるというものですが。まだMusic from the MOVIESが3ページほど残っているので、それを見てからになりますが。
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トールキンアンサンブル入手!

2004年11月20日 | 指輪物語&トールキン
メリー語りの予定がどんどん繰り下がってますが(汗)また違うネタが出てきたのでそちらを・・・。他にもネタがちょっと溜まって来たので、メリー語りはまたしばらく後になりそうです(汗)
先日、フランケンウィニー・・・じゃなくて「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のコレクターズエディションDVD再発を知らず、amazonのマーケットプレイスに登録したのですが、ふと思いたってトールキン・アンサンブルの現在は入手不可の2枚も登録してみたのです。
以前買おうと思って入手不可になった時(ちなみに私が申し込んだら「在庫なし」表示になりました、2枚とも(笑))にも登録したのですが、その時は12週間経っても「ご用意できませんでした」という回答だったので、すっかり諦めてたんですが・・・
そうしたら、今日メールが来ていて、なんと2ndアルバムの「A NIGHT IN RIVENDELL」が入手できたというのですよ!
私初めてでよく知らなかったんですが、amazonのマーケットプレイスって、用意できたら即決済で送って来るんですね(汗)出品があったら連絡が来るだけかと思ってた・・・いや勉強になりました(汗)
23日には発送されるそうなので、来週には聴けそうです♪ いやー楽しみです!
でも、実はAN EVENING IN RIVENDELLの方が聴きたい歌が多かったのですが。エント女の歌とか、サムのオークの塔での歌とか・・・。でも、ボロミアの追悼歌があるんですよね♪やっぱり楽しみです!!
でも、コンサート前だというのに、LotRシンフォニーの復習があまりできないままコンサートに突入しそうな予感が・・・(汗)勿体ないような・・・ま、いっか、嬉しいから(笑)これでなんとかSEE発売までラジオドラマ聴くの我慢できそうだし。いや、そろそろラジオドラマは真面目に聴き始めないといけないのですが。
ゲームも出るし、なんかまだイベント色々って感じです・・・

ところで、さっき「ターミネーター2」を見ていたら(いやあまり見てはいなかったんですが(汗))、TTTの地上波放映、12/11だそうですね~
いやー、フジテレビはなせLotRの放映をイベントのある日にぶつけて来るのでしょうか。わざと?(笑)FotRもRotKの先行上映の日だったし・・・
地上波でやると聴いてちょっと楽しみにしていたのですが、まあ観られないのは仕方ないですね。吹き替えも同じだろうし。(いや、ノーカット版って言ってたっけ? ノーカットじゃないと吹き替え変わる可能性もあるのかな・・・)
とまあそんなこんなで、コンサートまであと3週間ですね~。
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