さて、明日は節分ですが、みなさんは「恵方巻」なるものをお食べになるのでしょうか?
もともと、私の住んでいる地方はもとより、神奈川、東京に居るときでも、こんな習慣は聞いたこともありませんでした。
商業戦略にのり、今や全国区になろうとしている「恵方巻」、我が友人のコンビニ経営者も、売り込みに躍起であります。
そもそも、これは大阪発祥の習慣ですよね、太閤秀吉の家臣、堀尾吉晴が節分の前の日に海苔巻きを食べ、出陣して大勝利したのにあやかったとか、諸説あるようですが、今となっては、バレンタインデイのチョコレートのごとく、年間でも何かと厳しい2月の売上対策といったところでしょうか。
そういえば、バレンタインデイで思い出しましたが、先日とある友人が
「バレンタインデイのチョコレートはやめてもらいたいね」
彼の勤め先は、ほとんどが女性社員、彼以外に男性は数えるほどしかおりません。この女性社員がほぼ全員、チョコレートをくれるそうで
しかも、最近はパートの女性までが、用意するとか
「去年なんか26個だよ、まいっちゃうよ」
「イイじゃないの、モテモテで」というと
「バカ言ってんじゃないよ、義理でももらえばお返しをしなくちゃなんないでしょ」
彼の理屈は、こうであります。
例えば、勤め先に20人の女性がいて、男性が2人だったりすると、女性は2個の義理チョコを買えば済みます。1つ500円だとすれば1000円の出費で済む計算です。
ところが、お返しは1人20個用意しなければいけません。しかも、何故かお返しは単価も高い。
ということは、1つ700円としても、14000円もかかってしまうということ
「何回、飲みに行けると思う?」
う~む、確かに彼の言うのも一理あります。どうぞ、みなさん義理チョコを贈る時には、こういった事情も考慮の上、お贈り下さい。
さてさて、バレンタインということで、今日は「マイ・ファニー・バレンタイン」でも聞きましょうか。まぁ、このバレンタインは人の名前ですけどね。
ロジャース&ハートのミュージカル[ベイブスインアームズ]のため1937年に書かれたこの曲、フランク・シナトラが出演した映画「パル・ジョーイ」(これも、ロジャース&ハートのヒット・ミュージカルですが、何故か邦題は「夜の豹」)の中でも歌われた一曲、
もちろん、マイルスでも、チェット・ベイカーでも、ビル・エバンス&ジム・ホールでも、なんでもいいのですが、今日はあえて、ケニー・ドリューの「パル・ジョーイ」にしてみました。
このアルバム、当初はモノラル盤で「マイ・ファニー・バレンタイン」を収録、ところがステレオ盤で再発された最初の盤には、この曲が入っていませんでした。
PAL JOEY / KENNY DREW
1957年10月15日録音
KENNY DREW (p) WILBUR WARE (b) PHILLY JOE JONES (ds)
1.BEWITCHED
2.DO IT THE HARD WAY
3.I DIDN'T KNOW WHAT TIME IT WAS
4.HAPPY HUNTING HORN
5.I COULD WRITE A BOOK
6.WHAT IS A MAN?
7.MY FUNNY VALENTINE
8.THE LADY IS A TRAMP