みなさん、ご声援ありがとうございました!
先週金曜日の午前様以来、今日まで、ついに「ノー外飲週間」を達成いたしました!
(誰も声援なんておくってないって?)
しかしながら「外飲」は無かったものの、あいかわらず毎日飲酒は続けておりました。
今、留置所内でみょうに頑張っている○○エモンは、お酒どころか、あたりまえのように味わっていた高級グルメも味わえず、可哀想なものであります。
差し入れできる最も高価な食べ物が「蟹缶」だそうで、昨晩は
「たしか、以前いただいた蟹缶があったよなぁ」と、
夜中に戸棚を探すと、ありました、そうそう高い蟹缶では無さそうですが、それでも「蟹缶」は「蟹缶」。こそこそと合わせ酢を作り、○○エモンの味わえるであろう最大の贅沢品とバーボンをいただきました。
「蟹缶」の蟹の身は、必ず紙に包まれています。これは「硫酸紙(酸性パーチ)」と呼ばれる紙だそうですが、缶の鉄やすずと蟹に含まれる成分との化学変化を防止する役目があるそうで、けして高級だからというわけではないそうであります。
一説によれば、福井県にあった大戸商店という魚屋の大戸与三兵衛という方が、和紙に酢をしみ込ませ、蟹の身を包んだのが最初だそうで、それまでは化学反応を起こすので、蟹の缶詰は不可能だと言われていたそうであります。
一夜明け、そそくさとかたづけていると
「何やってんの!全部食べちゃったの?チャーハンでも作ろうと思ってたのに!」
と朝っぱらから、冬のカミナリ!
(「へへーんだ、食べちゃえばこっちのものさ、あー旨かった」)
さて、今日はダビングもさすがに疲れてきましたので、一休み。コルトレーンを聴きながら、蟹缶はないものの、ゆっくりお酒をいただくことにしましょう。
アトランティック時代のコルトレーンといえば、「GIANT STEPS」「MY FAVORITE THINGS」ということになるのでしょうが、「COLTRANE JAZZ」も「PLAYS THE BLUES」も「OLE」も、今日紹介の「COLTRANE'S SOUND」もまた、捨てがたいアルバムであります。マッコイ・タイナー、エルビン・ジョーンズという理想のリズム・セッションを得たコルトレーンが、大きく羽ばたいた時期でもありました。
この3日間(1960.10.21,24,26)の録音は、1曲だけ「COLTRANE JAZZ」に、それ以外を「MY FAVORITE THINGS」「PLAYS THE BLUES」「COLTRANE'S SOUND」に分散収録されています。
本格的にソプラノ・サックスに取り組み始めたコルトレーン、このアルバムでも2曲目「CENTRAL PARK WEST」でのソプラノが、なんとも気だるくて私は好きです。
COLTRANE'S SOUND / JOHN COLTRANE
1960年10月24,26日録音
JOHN COLTRANE(ts,ss) McCOY TYNER(p) STEVE DAVIS(b) ELVIN JONES(ds)
1.THE NIGHT HAS A THOUSAND EYES
2.CENTRAL PARK WEST
3.LIBERIA
4.BODY AND SOUL
5.EQUINOX
6.SATELLITE
追伸、
今日、帰宅途中スーパーにまわり、蟹缶を買ってまいりました。(なんと、弱っちい私でしょうか)
おまけ、
同アルバムのCDには、7.36-2 8.BODY AND SOUL(別テイク)の2曲が、追加収録されています。