JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

喫煙に正当性無し

2006年02月26日 | s-u


雨降りの日曜日は、お金もないので午後から引きこもり状態、コーヒーを飲みながら本を読んだり、ビデオを観たり、のんびりと過ごしました。

なんとか喫煙の正当化へと「煙草の蘊蓄」なる本を読んでおりましたが、やはり喫煙者への希望は遠のくばかりであります。

        七銭でバットを買って、
        一銭でマッチを買って、
                -ウレシイネ、
        僕は峠を越えるまでに、
        バットは一つ箱で足りると思った。

中原中也の一遍であります。バットとはゴールデン・バットのこと

太宰治は
「いまの人間は、どん底に落ちても、丸裸になっても、煙草を吸わなければならぬように出来ているのだろうね。ひとごとじゃない。どうも、僕にもそんな気持ちが思い当たらぬこともない」と言っています。

いずれも、喫煙の正当性は説いていませんね。ただただ止められぬ想いを、綴るばかりであります。

「いまの私は、どん底に落ちているけど、丸裸になっているけど、煙草を吸わなければならぬように出来ているのだろうね。どうも、私はそんな気持ちしか思い当たらない」
はい、これは私の言葉でございました。


さて、今日の一枚は「INTRODUCING WAYNE SHORTER」であります。
何故か?じつは、今日観たビデオがボビー・マクファーリンのライブだったのですが、ゲストでウエイン・ショーターが出ていて、一曲だけソプラノ・サックスでボビーと掛け合いをやっておりました、これがなかなか良い。
それで、ウエイン・ショーターになったというわけ、
「INTRODUCING WAYNE SHORTER」は、彼の初リーダー盤であります。ジャズ・メッセンジャーズにいたときの録音、同僚のリー・モーガンにつきあわせ、当時のマイルス・バンドのリズム・セッションを従えております。全曲ショーターのオリジナルというあたりが魅力でしょうか。

INTRODUCING WAYNE SHORTER
1959年11月10日録音
WAYNE SHORTER(ts) LEE MORGAN(tp) WYNTON KELLY(p) PAUL CHAMBERS(b) JIMMY COBB(ds)
1.BLUES A LA CARTE(Take 1)
2.BLUES A LA CARTE(Take 2)
3.HARRY'S LAST STAND(Take 1)
4.DOWN IN THE DEPTHS
5.PUG NOSE
6.BLACK DIAMOND
7.MACK THE KNIFE
8.HARRY'S LAST STAND(Take 2)

追伸、
ボビー・マクファーリンは、レコード(CD)よりライブを映像と共に観る方が、楽しいですね。