昨晩は8時過ぎになって、Mさんからお誘いの電話。雷と雨にも負けず、大喜びで飲みに出かけてしまいました。
行く飲み屋、行く飲み屋で、昨日の『大会社さん』の悪口をわめいてきたおかげで、少し気が晴れましたし、アン宣伝マンの口は絶好調、かなりの方に悪評が広まったことも間違いありません。(笑)
ところで、『大会社さん事件』(笑)とは別に、今日もとんでもない事件(大げさですね)がありまして。
今晩は、二晩連続で少々飲み過ぎたこともあって、晩酌はとりやめ、素直に米を食べました。食後に珈琲をたてて、
「それでは趣味部屋にしけ込もうかな・・・・・・・・・・!?」
私のお気に入り専用カップが見あたりません。
「お~い、コーヒーカップ何処にしまっちゃたんだよぉ~~!」
「洗った覚えないから、部屋に置きっぱなしなんじゃないの」
最後にカップを使ったのは今朝・・・たしかに珈琲を飲みながら、趣味部屋に行った記憶はあります。
ところが、趣味部屋を隅から隅まで探しても無いんです、コーヒーカップ。
「やっぱり洗って、どっかにしまっちゃったんじゃないのぉ。まったく、ボケだよボケ」
「何言ってんの、絶対に洗ってないからね。自分こそボケたんじゃないの!いいから違うカップで飲んだらいいでしょうよ。」
「あれじゃないとダメなの!」(ははははは、完全にガキだ)
探すこと30分、せっかく入れた珈琲も冷めてしまいました。
・・・・・・・・見つかったんです。
何処にあったと思います?
・・・・・・・・それがね
洋服ダンスの中・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・洋服ダンスですよ!
つまり、今朝、趣味部屋で珈琲を飲み終え、台所へ持っていこうとしたわけですよ、ね。
ほんでもって、また二階に上がってくるのが面倒だったから、上着を持ってこようと(私の洋服ダンスは同じ二階にあるもので)洋服ダンスを開けて、上着を着て・・・・・
その時にコーヒーカップを洋服ダンスに置いたまま、忘れてしまったらしいのです。
・・・・・・・・・・・これって、ボケの始まりでしょうか??????
やっぱり、来てるんでしょうか、老いが??????
正直、『ショック』です。
昨日は『怒り』でしたが、今日は『ショック』です。
家人には
「ごめんごめん、雑誌で隠れててわかんなかった。やっぱり部屋に置きっぱなしだったわ」
と言っておきましたが、
『ショック』です。
エ~~~~ン、誰か慰めてくださ~~~~い。(こういうところは、まだまだ子供なんだけどなぁ)
さて、ボケを吹き飛ばすためにも、今晩もジャズを聴きましょう。
今日の一枚は、ハンプトン・ホーズを選んでみました。
御存じのとおりホーズは、1950年代半ばからコンテンポラリーに数々の傑作を残しました。ところが1958年末に麻薬が原因で刑務所に収監され、ブランクを余儀なくされました。
そして、5年ぶりに吹き込んだのが今日のアルバムです。
この空白は、彼にとってマイナスであったには違いないと思います。何故なら、私が彼のベスト・アルバムを選ぶとすると、それはやはりブランク前のアルバムの中にあると思うからです。
それでも、復帰後のアルバムの中でベストを選べと言われれば、このアルバムなど間違いなく筆頭候補であると思っています。
復帰後の彼のピアノは少しおとなしめになった、というかメロディアスになったように思え(そこが復帰後の魅力なのですけど)、映画『アラモ』のテーマであり、アルバム表題曲でもある「THE GREEN LEAVES OF SUMMER」のソロなどには、強くその傾向を感じます。
THE GREEN LEAVES OF SUMMER / HAMPTON HAWES
1964年2月17日録音
HAMPTON HAWES(p) MONK MONTGOMERY(b) STEVE ELLINGTON(ds)
1.VIERD BLUES
2.THE GREEN LEAVES OF SUMMER
3.ILL WIND
4.ST.THOMAS
5.SECRET LOVE
6.BLUE SKIES
7.THE MORE I SEE YOU
8.G.K.BLUES