JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

久々の「私設ジャズ喫茶」開店

2009年08月01日 | a-c

一昨日の午前中まで、とんでもなく暑かったのが、その午後からはコロッと涼しくなる、ようは低気圧の位置や前線の位置によってなのでしょうが、まぁわけが分からない天候です。今日もそれほど暑くはならないようで、良いっちゃ良いんですけど「これが農作物に影響を与え、しいては物価高」てなことにならないよう祈っております。

月末の今週もおかげさまで忙しくて、ほとんど毎日夜中の帰宅。
そんな中、昨晩は久しぶりに早く帰ってこられたので、「私設ジャズ喫茶での一人飲み会」と洒落込みました。
先日のコルトレーンの命日とは違いつまみも自由だし飲み物も自由、近くで仕入れてきた焼き鳥をアテにビール、日本酒と進み、入浴で一息入れた後は・・・・・

「ハイボール」を飲んでみましたよ。
人に勧めるばかりで自分じゃ飲まないってぇのも「いささかヒドカンベェ」てなもんで口にしたのですが、風呂あがりにいただくには、なかなかサッパリしていてよろしございましたなぁ(笑)まっ二杯が限度であとはロックでいただきましたけどね。

BGMは、バド・パウエルの「CLEOPATRA'S DREAM」に始まり、サラ・ボーンの「LULLABY OF BIRDLAND」、コルトレーンの「LIKE SOMEONE IN LOVE」、レイ・ブライアントの「GOLDEN EARRINGS」、ジェリー・マリガンの「BLUES CHANGES」を聴く頃には、ほとんど出来上がっていました。失礼、完全に出来上がっていました。(笑)

考えてみれば、普通のジャズ喫茶に行って、これはリクエストできないだろうというベタな曲を選択できるのも「私設ジャズ喫茶での一人飲み会」の良さでありますよねぇ、しかもその間誰にも邪魔されなければ、まさに「我が天国」。昨晩はその天国を久しぶりに味わいました。おかげで今も幾分かの酒臭さを周りに発散しておりますが(笑)

でもねぇ、「甘えん坊のバブちゃん」は「寂しがり屋」でもありまして、朝起きたらしっかり枕を抱いていたという・・・・・・

「だからだよなぁ、ボクちゃんが他へ飲みに行っちゃうのは・・・・・」
「なに言ってんのぉ、下(居間)で飲めばって言えば「一人がいいの、邪魔するな」って言うし、寂しいから他に飲みに行く?チャンチャラおかしいって、は・な・し」

 「だから、そうやって難癖つける人とは飲みたくないっていう・・・・・・・・」

これ以上言うと今晩から飲ませてもらえないかもしれませんので、やめときましょうね。
ともかく「繊細な男心」を、世の女性よ、時に感じるべきでありますよ。(なんじゃそりゃ)

さて、今日の一枚は、ジャズ・メッセンジャーズです。
これも昨晩かけてみたのですが、一気に雰囲気が変わってしまいました。こういうのを聴いたから、逆に寂しくなる・・・・・・あるかもしれません。
「NIGHT IN TUNISIA」のブレーキーなんて、「もうちょっとブレーキかけても良いんじゃないか」って言いたくなっちゃいますよね、しっとりと飲んでいるときに聴けば(笑)。
でも冷静に考えれば、この「NIGHT IN TUNISIA」がまさにこの頃のジャズ・メッセンジャーらしい演奏だとも言えると思います。

そんなジャズ・メッセンジャーズに、ここではバド・パウエル、バルネ・ウィランがゲスト参加してジャムっているわけですが、やっぱりバドでしょ、いかにこの時期であってもウォルター・デイヴィスJrより一味違う物を感じさせてくれます。

まっ、総じて言えば、昨晩のように一人じっくり飲んでいる夜に聴く一枚ではないかもしれません。でも、ジャズ・メッセンジャーズの一枚としては、私ゃなかなかのもんだと思っているのですが、いかがでしょうか。

BLAKEY IN PARIS / ART BLAKEY
1959年11月15日録音
ART BLAKEY(ds) LEE MORGAN(tp) WAYNE SHORTER(ts) WALTERDAVIS Jr.(p) JYMIE MERRITT(b)
BUD POWELL(p) BARNEY WILEN(as)[1,2]

1.DANCE OF THE INFIDELS
2.BOUNCING WITH BUD
3.MIDGET
4.NIGHT IN TUNISIA