お盆休みもあっという間に最終日、まっ私の場合副業がありますので、休んだ気はほとんどしないのではありますけどね。
それにしても、梅雨明けすらしなかったお盆前でしたが、入ったとたんに快晴が続き、
「あれ?梅雨明けってしたんだっけ?」
「今年は無しだって」
「ほんじゃこの快晴は??????秋晴れ?」
立秋は過ぎたわけですから、それでも良いんでしょうけどねぇ・・・どうなんでしょうか?
たしかにこのあたりでは気温はそこそこ高いものの、ここ二、三日の風はみょうに爽やかで、夜になれば虫の声も聞こえてきます。
あのジメジメさがないと、自転車乗りでかく汗も爽やかなように感じるもので、いつもの公園までひとっ走り、子供たちの歓声を遠くに聞きながら日陰のベンチに横になれば、心地よい風が汗を連れ去って、代わりに眠気を置いていってくれます。
「イカンイカン、このまま夜まで寝ちゃいそうだ」
眠気覚ましに煙草に火を着け一服すると、フ~っと口から吐き出された白い煙が青空に吸い込まれて、
「いい休日ジャン・・・」
おっと、もちろん携帯灰皿持参ですよ。(笑)
「ようし!もう一運動、張り切りますか」
麦茶で水分補給を済ませたら、イヤホンを耳にあて、キャノンボールのボサをBGMに上り坂を三往復、もちろん坂はキツイけど、下り坂で頬に当たる風は、ベンチでうけたそれにも増して心地よいのであります。
あはは、これは完全な自己満足の世界ではありますが、お金を全く使わない・・・・しいて不経済だとすれば、帰宅後に飲むビールが一本増えるくらいなもので、まさに究極のエコ・レクレーションじゃありませんか。
「もっと早く出会っていれば、この貫禄ある腹もなんとかなってたかもしれないなぁ・・・・・」
などと思いつつも、お盆休み最終日を、私なりに楽しめたかな、と満足しています。
帰宅後は、シャワーを浴びて、最高に美味しいビールを飲みながらの『料理当番、本日の一品』です。
お盆というと、地域柄かどうしても魚料理を口にする機会が多くて、今日は最初から豚カツにすると決めていました。
私はサクサクのカツを食べたかったのですが、家人のリクエストでソース煮込みカツに、付け合わせはカリカリベーコン入りポテト・サラダです。
「さて準備も出来たし、あらためてビールを・・・・」
♪ ピンポ~~ン ♪
「バブさ~ん、ご飯食べちゃったぁ~~?!」
ご近所のOさんが、なんとホッキ飯を持ってきてくれました。
ソース煮込みカツとの相性は、まっ良いとはいえませんが、ホッキ飯は私の大好物。普段夜は飯を口にしない私もいただきましたよ。
「・・・・美味かったぁ」(笑)
思いもよらない好物の襲来に、さらに満足な休日となりました。
さて、今日の一枚は、オーネット・コールマンです。
「そんな心地よい一日を過ごしたあと、コールマンなど聴くもんでねぇ」(ちょっとナマっておりますが)という方もいらっしゃるかもしれません。
でも、私の場合、こんな日だから聴くんでありますねぇ(笑)
「NEW YORK IS NOW」と同メンバー、同日に録音されたブルーノート最終盤です。
この二枚のアルバムで、私が興味深いのは、やはりリズムセッションに、エルビン・ジョーンズ、ジミー・ギャリソンというコルトレーン・カルテットの二人が入っている事でしょうか。
でも、コールマンにとっては、エルビンだろうがギャリソンだろうが、あまり眼中には無いんじゃないでしょうかねぇ?
というより、各人が個性をぶつけ合うこと、それこそがフリーフォームの醍醐味であって、その「ノングルーヴ」が新たな「グルーヴ」を生むみたいな・・・・あはは、よくわかっちゃいませんが。
今日は、あらためて風呂に入り直し、ウイスキーを傾けながら、ヘッドフォンでこのアルバムを聴いてたんですがね。
私は正直好んでコールマンを聴くお人じゃございませんで・・・でもね、最近「この手も良いかな」って、ウイスキーの酔いがいい感じでまわってくると、ある種トランス的な状態になるのかもしれません。それが、コルトレーンとはまた違うものなんですよねぇ・・・・・・・
Nピーのように薬でトランス状態はいただけませんけど、このトランスならそれもまた良いではありませんか。
A,B面連続で聴くなど、以前は考えもしませんでしたが、今は大丈夫になっている自分が怖い(笑)
LOVE CALL / ORNETTE COLEMAN
1968年4月29日, 5月7日録音
ORNETTE COLEMAN(as,tp) DEWEY REDMAN(ts) JIMMY GARRISON(b) ELVIN JONES(ds)
1.AIRBORNE
2.LOVE CALL
3.OPEN TO THE PUBLIC
4.CHECK OUT TIME