JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

寂しーい!悲しーい!

2006年09月03日 | a-c

今日も良い天気でした。
「布団干すんだから、さっさと起きなさいよ!!」
朝のなんとも心地よい風を楽しんでいる暇もなくたたき起こされてしまいました。
(んんんんん????、なんだか風向きが悪いぞ)

そういえば、ここ2週間ほど日曜日は出かけていて、食事当番もさぼっていましたので、そのせいでありましょうか?
さっそく、
「あれ?庭の木を切らなくちゃいけなかったんだっけ・・・・・」と、庭仕事を買って出ました。
午前中いっぱい、木を切ったり、草むしりをしていたのですが、昼食後には居眠りをしてしまうありさま、やっぱり歳なんですかねぇ、寂しーーい!!!!!

ともかく、これであとは夕食当番をこなせば、なんとかなるだろうと、午後からは心地よい風と音楽を楽しみながら、ゆっくりの読書タイムとなりました。
「おかず何にするんだか知らないけど、買い物行かなくていいの?!」
ええええええ、えっ? やっぱり買い物も私の担当でございますか?

こうして「あ~あ」とため息をつきながら、私は近くのスーパーへ、出かけたのでありました。

これって、ちょっとした『いじめ』じゃありません?
「エ~ン、エ~ン、ぐれちゃうぞ!!!」
少年犯罪が問題視されていますが、中年犯罪が増えたらどうするんだ!!
もし、中年犯罪が増えてきたら、原因は家族にあると私は断言するぞぉ~~~!!
はぁー、負け犬の遠吠えにしか聞こえないのは、男がだらしなくなった、まさに現況ですね。我ながら情けない。

美味しそうなアスパラがありましたので、今日の夕食はアスパラの豚肉巻きにしてみました。リンゴ入りのポテサラにトマトを添えて、バターソースもそこそこの出来でしたので、シェフ・バブといたしましてはちょっと満足。
「美味しい」と言ってもらえれば、先ほどの怒りも失せてしまいます。
なるほど、こうして中年男は飼い慣らされていくんですね。悲しーーい!!!!!

さて、今日の一枚はキャノンボール・アダレイと、若き日のセルジオ・メンデスひきいるボサ・リオ・セクステットとの共演盤です。
ある意味、キャノンボールがボサ?と考えると、色物アルバムとも言えなくもありませんが、肩の力が抜けたこんなキャノンボールも、たまにはよろしいんじゃないでしょうか。
やっぱり流行ものには、キャノンボールでも従わずには済まされなかったということかもしれませんが。
爽やかなこれからの季節、読書の友にも、ドライブの友にもピッタリなアルバムだと思います。

CANNONBALL'S BOSSA NOVA
1962年12月7,10,11日録音
CANNONBALL ADDERLEY(as) PAULO MOURA(as) PEDRO PAULO(tp) SERGIO MENDES(p) DURVAL FERREIRA(g) OCTAVIO BAILEY Jr.(b) DOM UM ROMAO (ds)
1.CLOUDS
2.MINHA SAUDADE
3.CORCOVADO
4.BATIDA DIFERENTE
5.JOYCE'S SAMBA
6.GROOVY SAMBA
7.O AMOR EM PAZ(ONCE I LOVED)
8.SAMBOP

『有酸素運動』の旅

2006年09月02日 | s-u

「私の辞書に、夏やせの文字など無い」
食欲の秋を前に、私に今一番必要なのは『有酸素運動』であります。
今日のようにスカッと晴れわたった空のもと運動をしたら、どんなに気分が晴れることでしょう。
かといって、私の『有酸素運動』に付き合ってくれる暇人もなく、ならばと、タオルと水、それに携帯音楽再生機(?)、カメラをバックに詰め込んで、
「俺は、旅に出る」と、2時間半の散歩へ出かけてきました。
途中、小学生のサッカー練習を見学したり、喫茶店でコーヒーなんぞをいただいてきましたので、実質、1時間ちょっとしか歩いてないでしょうが、それでも私にしては良く歩いてきた方だと思います。

歩いていてふと思うのは、混在した季節ですね。
澄みきった空はまさに秋、照りつける太陽は夏を思わせます。路地に咲く花も同じ、

ひまわりが太陽をにらみつけているかと思えば

コスモスが風に揺れていたりして

蝶は残り短い人生を精一杯頑張って生きています。

ありましたありました、秋と言えばという代物、毬栗です。
栗は私の大好物、栗ご飯ももうじき食べられますね。(ウキウキ)

あらあら、こちらも秋っぽい、ネコジャラシです。
別名「狗尾草(えのころぐさ)」、狗尾とは子犬の尾っぽのこと、猫と犬という正反対のネーミングがちょっと面白いでしょ。

ほんのちょっとの『有酸素運動』が、季節のいろんな顔を私に見せてくれました。

「ただいま、長旅から、今帰ったよ。 のど乾いたからビールちょうだい」
「かってに飲めば!」
あらららのら

さて、今日の一枚は、じつに久しぶりにホレス・シルバーです。
じつはね、今日の『有酸素運動』の前半は、このアルバムをBGMに、大きく手を振って歩いてきたんです。ほら、シルバーってなんとなく元気が出るじゃないですか。

絶頂期にあったシルバー・クインテット、2日間にわたる「ヴィレッジ・ゲイト」におけるライブ・レコーディングは、32曲以上を収録しました。ところが、うち23曲が廃棄となったのです。
話によれば、これはブルーノートのアルフレッド・ライオンの意図したことではなく、シルバー自身が決断したのだとか。
シルバーは、ライブのレコーディングにあまり興味がなかったようで、「レコーディングはスタジオで行う」にこだわる傾向があったようです。

それにしても、残り23曲はどんな演奏だったのでしょう?
全部がアルバムになっていたら、今日の『有酸素運動』のBGMは全てシルバーになっていたかもしれません。それはそれで飽きちゃいそうですけどね。(笑)

DOIN' THE THING / HORACE SILVER
1961年5月19,20日録音
HORACE SILVER(p) BLUE MITCHELL(tp) JUNIOR COOK(ts) GENE TAYLOR(b) ROY BROOKS(ds)
1.FILTHY McNASTY
2.DOIN' THE THING
3.KISS ME RIGHT
4.THE GRINGO ~ THE THEME : COOL EYES

ハコの中の思い出

2006年09月01日 | m-o

げげげげ! なにげにテレビをつけたら、やっやっ山崎ハコが「横浜フォンキートンクブルース」を歌ってる。顔には年月を刻むスジがいくつも目に付くけど、たしかに山崎ハコだ。なんだろうなぁ、この声を聴いていると、どうしてもある人を思い出してしまう。

いちおうジャズ喫茶のマスターのくせに、一番好きなミュージシャンは山崎ハコだとシャーシャと言ってのけたK氏。
彼がジャズ喫茶を始めたのは、今は亡きジャズ雑誌「ジャズランド」の創刊号か何かに載っていた村上春樹の記事がきっかけだったとか
当時はまだ、村上春樹が国分寺の「ピーター・キャット」というジャズ喫茶のマスターだった頃だと思います。
その記事の中で、村上氏は、「ジャズ喫茶は、おそれを知らぬ行動力がある、知性を不必要とする人が始めるものだ。」的なことを言っていたそうで、K氏曰く「まさにそれが俺だ!」と思ったそうな・・・・・・・・
そんなんでジャズ喫茶を始めてしまうK氏も、たしかに行動力ある人だったのでしょう。

K氏のジャズ喫茶も今はなく、彼の行方もしれませんが、今夜のハコを何処かで聴いているのでしょうかね。

雑誌「ジャズランド」といえば、久保田二郎氏の評論に「なんだか、むかつくなこいつ」なんて言いながら、立ち読みをしていた記憶があります。ヨーロッパに移ってからのケニー・ドリューやデクスター・ゴードンを無茶苦茶にこけおろしてましたっけ・・・・・それにしても短命な雑誌でした。

いやいや、山崎ハコを最後まで観てしまいました。それにしてもこの人の根底に流れるなんとも言えない暗さはどこから来るんでしょうか????(笑)

さっ、山崎ハコのテレビも終わったし、ジャズを聴きましょう。
今日の一枚は、ごめんなさい、昨日に引き続いてドルフィーがお付き合いしたアルバムです。リーダーはマルチ・リード奏者、ケン・マッキンタイヤーです。
マッキンタイヤーとドルフィーでは、ちと難解なアルバムかといえばさにあらず、リズムセッションのメンツをみても何となくわかりますよね。
5曲目の「HEAD SHAKIN'」なんか、左からマッキンタイヤーのフルート、右からドルフィーのバスクラ、なんだかとってもファンタジーって感じなんですよ。
先入観を持たずに一度お聴きになってみて下さい。

LOOKING AHEAD
1960年6月28日録音
KEN McLNTYRE(as,fl) ERIC DOLPHY(as,fl,bc) WALTER BISHOP Jr.(p) SAM JONES(b) ART TAYLOR(ds)
1.LAUTIR
2.CURTSY
3.GEO'S TUNE
4.THEY ALL LAUGHED
5.HEAD SHAKIN'
6.DIANNA