J第1節 浦和2×1横浜FC@埼スタ
昨年同様、のんびりマイペースでスタジアムへ向かう。今日は松戸でらーめんでも食べてからと思って下車したが、14時過ぎだというのに「とみ田」も「兎に角」も大行列で、敢えなく松戸駅前の吉野家に行く羽目に。知らないうちに牛丼が期限なしで復活していて久々に食べたが、食べられない間にイメージを膨らませていた吉野家の味に比べると期待外れ。所詮は手の届かないものに対する憧憬みたいなものだったのだろうか。
ともあれ、この不運の分だけ浦和に幸運があれば、などと思いながら武蔵野線に揺られて我らがホーム埼玉スタジアムへ。スタジアムに近づくにつれてその音量を増すユーロビートのメロディでアドレナリンが分泌されてくる。この風、この肌触りこそ開幕よ!
事前の報道のとおり横浜はエイトバックだかナインバックだか知らないがドン引きでまったくスペースを与えてくれず、開始してしばらくは浦和はボールをまわすものの攻撃の糸口をつかめず難儀する。それでも、ボールを奪われればすかさずプレスをかけて奪回し、パスを回し、サイドチェンジし、左WBで先発となった相馬を中心にドリブルで突っかけるなどして「何とかしよう」という意図は伝わってくる。この日、トップ下に比べてプレッシャーの少ない中盤の底に入った伸二は効果的なサイドチェンジや長短の「散らし」で持ち味を大いに発揮。とはいえ中盤の底には絶対に外せない啓太の他にも長谷部も阿部もいるわけで、そこらへんが以前から悩ましいところなんだが。
先制はエリア向かって左で楔になったシトンが後方に落としたボールにロビーが飛び込み、グラウンダーでの左サイドからのクロス。これを横浜の選手がクリアしようとしてそのままゴールに吸い込まれてオウンゴール。ラッキーではあるが、それなりに相手守備陣を崩したことに対するそれ相応の報酬といったところか。これで多少は横浜が前に出てきてくれれば、と思ったのだが。
1点リードのまま折り返せるかと思っていた刹那、とてもシュートレンジとは言えないエリアで久保が振り向きざまに左足一閃。ポカーンと眺めている間にボールは、まさか撃ってくると思っていなかった(オレも思ってなかった)山岸の手を掠めてゴールに突き刺さって同点。一瞬何が起こったのかわからなかったがまあ凄いシュートだった。ホントに調子がいいと恐ろしい選手だ。しかしゴール後のひょっとこみたいな顔はどうかと思う。このゴールで俄然勢いづく横浜FC。
そのまま前半は終了し、メンバー交代もなく後半を迎える。同点に追いついた横浜は再び自陣に夥しい人数を配置し守りに入る。圧倒的なポゼッションで攻め続ける浦和と、何とか耐え忍ぶ横浜という構図がひたすら続く。そうこうしているうちに疲れが出たのか浦和の攻めも単調になり、段々と閉塞感が漂い始める。前半は再三横浜の右サイドを切り裂き、相手をキリキリ舞いさせてワクワクさせてくれた相馬も後半はやや失速。つか、あれだけガンガン突破できるのだからこそ、あのへっぽこクロスwはホント勿体ないなあと・・・。
そうこうしているうちに時間は刻々と過ぎていく。そして終了間際、まったくもって絶不調だったシトンがこの日度々見られたように中央で横浜DF陣に囲まれボールを奪われそうになるが、そのボールがクリアミスか何かで永井に渡り、永井がドリブルで右に旋回、DFをかわして右足を振りぬく。ボールはGKの手を弾いてゴールに突き刺さり、やっとこさ勝ち越し! ボールタッチこそ少なかったがキレのある動きをみせていた永井。個人的には彼の右サイドでのプレーも大好きなのだが、オジェックはFW1本でやらせるよう。そんなわけで例年期待してるけど、今季は例年以上に期待してるぞ、永井!
こうして苦しみながらも何とか勝ち点3を獲得。どうなることかと思ったスーパーカップに比べればそこそこコンディションも上がってきたようではある。スタイルについては短期間で昨年のサッカーから劇的に変るわけもなく、そこらへんは長い目で見守って行こうと思う。
どうやら発熱だったらしい闘莉王に代わってリベロに入った阿部だが、空中戦での強さ、落ち着いたボール裁きなど十分すぎるほどその役割を全う。流石というところをみせてくれた。まったく存在感のなかった先週とは打って変っての活躍。FKは・・・自己主張の強い選手の多い浦和で蹴らせてもらえるようになるまでは時間が必要みたいだが・・・w
横浜FCはスペースは与えてくれないわ寄せは早いわで、なるほど堅守で昨年のJ2を制しただけのことはある。ただ攻撃面では久保以外に怖さを感じることはほとんどなく、このままではちょっと難儀するかなあという印象。
つーことで、最後にそんな横浜にやっとこさ勝った分際で言わせて頂くが・・・
2部とは違うのだよ! 2部とは!

さて、とりあえず水曜のACL緒戦、何としても埼スタにいけるように月火と死ぬ気で働かないと・・・
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