阿弥陀如来の尊像をオークションで購入しました。
葉月の守り本尊は阿弥陀様なのです。
しかし、あまりにもメジャーだとか、昔話でよく出て来るとか、父が父の家は浄土真宗だと言っていた(父はいろいろあって自分の家と絶縁してます)とか、その父が自分の名付けをしてくれたお寺が大っ嫌いだったとか(この辺は父の願望と関係しますので割愛します)、いろいろあって、何か好きになれない仏様でした。メジャーすぎて苦手ってところでしょうか。はっきり嫌いなのではなく、なんだか猫も杓子もみんな阿弥陀様になってしまうのが嫌、というか。
それが、何となく阿弥陀様を拝みたくなり。何となくオークションを見たら、一目惚れしました。
厨子付きの、切り金の入った阿弥陀如来座像。お値段はそこそこしました(この時はそう思いました)。葉月的には高価です。でもどうしても、このご像を拝みたくなりました。
それで、ちょっと考えて。最終日、誰も入札しなかったら入札してみよう、そして高値更新されたら諦めよう、と決めました(高価だというのもありますが、その時は私よりも必要とされる方のところに行くのだと思ったので)。
結果、入札→落札。やった!と喜び、手続きをして到着を待ちました。
到着してみると、画像で見たより立派で、ちょっと臆する自分(弱っ)。安置してみて、ふと気づくと、手にいい香りが移ってる!!…檀像です。仏像に最適の木材です。
…これ、私が拝んでいいんでしょうか。恐縮ものですが、お薬師様と伝教大師様のさらにお隣に並んで頂き、今は朝な夕なに拝んでます。
そういえば、人生最初に買った尊像は、お土産の鎌倉の大仏像でした。これは記念品としてのお土産で、拝む対象ではありませんでしたが、今でも実家にあります。
これもご縁ですね。
考えてみると、仏像はみんなご縁でお迎えしたような気がします。拝むものはもちろんですが、拝むのでなく、持っていたくて買ったものも含めてそんな気がします。
まぁ広く言えば、全てはご縁なのですが、特に強くそれを感じた出来事の一つです。
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