上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

太清宮:上海最大最古の道教寺院「浦東新区」

2013年01月02日 06時00分00秒 | 上海街角スナップ
文革時には壊滅的な打撃を受けたようですが、1982年頃から宗教活動が再開され、2001年以降浦東新区人民政府の手により再建が始まり、2008年に社殿が竣工しました。

立派な山門で入場料5元を払うと、入場券と線香を2束もらえました。


最初の社殿は入場券には「東岳殿」とありますが、扁額には「欽賜仰殿」とあり、区の文物保護単位となっています。

二つ目の社殿が「三清殿」で、三つの神像が鎮座しています。



中央が道教神の第二位「元始天尊」。



左が「道徳天尊」、右が「霊宝天尊」。



再建された社殿の一部は古い時代の物が使用されています。



三番目の社殿が「玉皇殿」。外見から三層四階建てになっています。



道教最高神「玉皇上帝」。ご本尊様のようです。



今日は真ん中のご老人が祈祷を受けています。


京劇に出てくるような楽隊が、にぎやかに鐘と太鼓、笛に二胡でお経の伴奏をしています。

境内の周りは2階建ての回廊になっており、色々な神像が飾ってあります。



屋根の飾りも大変立派です。



ここは撮影が自由で、上海の宗教施設では一番「写真」向きのようです。



撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmL F4