上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

福岡市埋蔵文化財センター(1):考古学のおススメ

2013年08月28日 06時00分00秒 | ふるさとの風景
板付遺跡から南、金隈遺跡にも程近い場所に立地しています。



3階建て建物は木製品や金属製品の保存処理室と収蔵庫が中心です。



1階に展示室が3室あります。



第一展示室の中央にある古代船の錨として使用された2m以上ある碇石の実物大復元品。


実際は木部の全長は7m以上あったと考えられていますが、展示の都合で5m程に縮小されました。

先端部分は「ほぞ」と「くさび」で固定されています。



碇石(いかりいし)の説明。



保存処理された木製品。



保存処理された金属製品。



展示が中心ではなく、保存処理や年代の特定・分類などが分かるように展示されています。



縄文時代の年代別の遺跡の例示。



多くの遺跡は発掘調査の後埋め戻されてしまいます。


年代の特定技術の進歩で、弥生時代の始まりが500年ほど早い事が判明したそうです。
福岡市の遺跡の特徴は「中国大陸との関係」がキーワードのようです。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4 L IS