外灘の歴史的建造物の中で最も有名で雄大で壮麗な建物が匯豊銀行大楼です。
匯豊銀行は1864年に英国・米国・フランス・ドイツ等の10大洋行が共同出資して香港に創立されましたが、その後株主の利害が対立し、英国以外の株主が全て退出して英国独占資本となりました。
1865年4月に上海支店を開設し、外国為替業務を始め、紙幣の発行や貸付業務を展開しました。
中国の貿易関税の出納を握り、当時の中国鉄道9社への貸付、そして清国政府へも貸付、1932年の貸付総額は9.3億香港元だったそうです。
上海支店は当初南京東路口、今の和平飯店南楼にありましたが、1874年に業務拡大のため、現在の中山東一路12号へ新社屋を建設しました。
1921年には再度新築計画が持ち上がり、南側の10号地、11号地を買収し、現存の建物は工期25ヶ月で1923年6月に竣工しました。
平面はほぼ正方形で敷地面積が9,338m2、地下1階地上5階建て、建築面積は23,415m2あります。
外灘に建築された最初の大型建造物で、建築費用は1000万元で、当時の外灘の建築物の建築費を合わせた総額の半分以上だったそうです。
現在は上海浦東発展銀行が銀行業務を行なっています。
アーチ式ガラス天井から光が降り注ぐ2000m2の営業ホールは、壁面も床も大理石で覆われ、天井を支える8本の継ぎ目なしのイタリア大理石の柱は、パリのルーブル博物館など世界に6箇所しかないそうです。
八角形の玄関ホールの高さは20mあります。
上部壁面にはイタリアの工匠が製作した幅4.3m、高さ2.4mの八枚のモザイク画があり、当時匯豊銀行の店が在った上海・香港・ロンドン・パリ・ニューヨーク・東京・バンコク・カルカッタが描かれています。
上部ドームには当時「陽の沈まない国」だった英国を象徴する太陽神を表す壁画が描かれており、更に周りには12の星座が描かれています。
外灘へお越しの節は、是非内部を見学してください。
なお、壁画に興味のある方は、中国人旅行家のブログに写真の掲載がありますのでご覧下さい。
→旅遊行家的博客
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匯豊銀行は1864年に英国・米国・フランス・ドイツ等の10大洋行が共同出資して香港に創立されましたが、その後株主の利害が対立し、英国以外の株主が全て退出して英国独占資本となりました。
1865年4月に上海支店を開設し、外国為替業務を始め、紙幣の発行や貸付業務を展開しました。
中国の貿易関税の出納を握り、当時の中国鉄道9社への貸付、そして清国政府へも貸付、1932年の貸付総額は9.3億香港元だったそうです。
上海支店は当初南京東路口、今の和平飯店南楼にありましたが、1874年に業務拡大のため、現在の中山東一路12号へ新社屋を建設しました。
1921年には再度新築計画が持ち上がり、南側の10号地、11号地を買収し、現存の建物は工期25ヶ月で1923年6月に竣工しました。
平面はほぼ正方形で敷地面積が9,338m2、地下1階地上5階建て、建築面積は23,415m2あります。
外灘に建築された最初の大型建造物で、建築費用は1000万元で、当時の外灘の建築物の建築費を合わせた総額の半分以上だったそうです。
現在は上海浦東発展銀行が銀行業務を行なっています。
アーチ式ガラス天井から光が降り注ぐ2000m2の営業ホールは、壁面も床も大理石で覆われ、天井を支える8本の継ぎ目なしのイタリア大理石の柱は、パリのルーブル博物館など世界に6箇所しかないそうです。
八角形の玄関ホールの高さは20mあります。
上部壁面にはイタリアの工匠が製作した幅4.3m、高さ2.4mの八枚のモザイク画があり、当時匯豊銀行の店が在った上海・香港・ロンドン・パリ・ニューヨーク・東京・バンコク・カルカッタが描かれています。
上部ドームには当時「陽の沈まない国」だった英国を象徴する太陽神を表す壁画が描かれており、更に周りには12の星座が描かれています。
外灘へお越しの節は、是非内部を見学してください。
なお、壁画に興味のある方は、中国人旅行家のブログに写真の掲載がありますのでご覧下さい。
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外灘は租界の歴史でもあり、中国の屈辱の歴史でもあります。
HSBCは今でも世界最大級の銀行ですが、その礎は中国の富でした。。
中国のブログでもここは色々紹介されています。銀行内部ですが、ここだけでも写真の撮影を許可して欲しいものです。
立派な建物ですねえ。こういう歴史を知らなくて中に入らなかったのを後悔します。(年末年始だったので休みだったかな・・・?)
やっと記事が完成し、解禁できました。(笑)
今回の上海来訪で、道路工事が終わった外灘の写真が撮影でき、外灘を紹介するブログがようやく作成できました。
中国には他にもまだまだ魅力的な場所が沢山あり、これからも機会があれば訪問したいものです。
上海の猛暑も今日までとか。ちょっと夏ばて気味です。
リンク有難うございます。
この建物の内部は撮影禁止なので、カメラを向けると大勢の警備員が飛んできます。(笑)
中国の観光は表面だけ見ていても楽しいですが、歴史を少し知ると魅力が深まります。
上海は歴史が短く観光する場所が少ないですが、租界に興味があれば奥は深いです。
では、貴ブログも楽しませていただきます。
見ているだけでもため息が出ます。