上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

旧上海城の歩き方(2):上海の孔子廟「文廟」-1

2013年03月20日 06時00分00秒 | 上海街角スナップ
1928年には文廟公園として一般開放され、都心部にあっても緑豊かで鳥のさえずりが聞こえます。


1931年に市民衆教育館となり、最初の市立図書館が併設されました。
文革では他の宗教施設などと同じように徹底的に破壊されましたが、1983年以降再建が始まりました。

(1)大成殿

正門を入り次の大成門をくぐると、正面に孔子像と主殿の「大成殿」があります。

創建は元代の1294年ですが、清代の1855年に再建されています。


他の孔子廟には無い上海文廟随一の宝物、「論語」1万6400字の全文碑刻が壁に沿って展示されています。


(2)尊経閣(蔵書楼)

創建は明代の1484年。民国20年:1931年に上海市最初の市立図書館となりました。

楼内には明・清代の貴重な復刻書物が展示してあります。


(3)聴雨軒

池のほとりに造られた聴雨軒。

雨の日には雨音を聞きながら茶を飲むのも一興でしょう。


池には「龍吟虎嘯」、安徽省で産する霊壁石あります。

重さは5.6トンあるそうです。

(4)明倫堂

科挙試験では元、明、清代ここで学んだ上海籍の「進士」279名が記録されています。

内「状元」(試験が行なわれた年の最終試験の第一等合格者、1300年間で552名ある)3名が含まれます。

役人や豪商の師弟しか入学できなかったようです。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmL F4


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2 コメント

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Unknown (ごーさん)
2013-03-21 16:20:52
最後の写真、
さすがにEOS5DIIと思うところがあります。
外から入る光、普通だったら白飛びするところををうまく処理をしているようです。
威海は今日は天気がいいのですが風が強くてとても寒いです。
早く春になってほしいものです。
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ごーさん (haichaolu)
2013-03-21 20:32:55
今日は。
最近、露出はスポット測光を多用していますが、これは評価測光です。
この日は晴天でしたが、室内と室外の露出差が上手くセットされたようですね。
「オートライティング・オプティマイザ」という測光制御があって「標準」にしています。
撮影後はDPPで多少露出を落としています。
上海も毎日猫の目のように気温が変化します。
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