波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

奈良公園に至るまで

2008-09-24 01:46:29 | Weblog
こんばんは、白黒茶々です。
今回は、先の日記の続きで、宿泊先のアクトパル宇治で翌朝に目を覚ましたところから話を始めます。



同宿で出た朝定食も、夕定食と同様にお約束の内容なのですけど、やはりなんとなく懐かしい味がしました。 もちろんこちらのご飯もお代わりをしましたよ~

そのあとは、部屋に備え付けてあった案内に則って布団のシーツを畳み、軽く掃除をして、退所式………は、さすがにハショッてもいいでしょうか? とにかくこのようにして白黒茶々家はアクトパル宇治をあとにしました。 そちらではなかなかできないことを体験させてくださり、ありがとうございました。

私たち一行は、バイパス等を駆使して宇治市から南下していき、まずは奈良市郊外にある平城宮跡に降り立ちました。 そこはかつては奈良時代の都の、平城京の中心だったところなのです。 また、私にとっては大学の博物館実習の際に訪れて以来16年ぶりということになります。




当時はほとんどだだっ広い平原が延々と続いているだけだったのですけど、現在では朱雀門等が復元されていて、さらに第一大極殿の建物も完成間近となっています。 

それから、そこはドラマ「鹿男あをによし」の舞台にもなったことがあるのです。 その作品は、ほとんどドラマの類を観ない私が珍しくのめり込んだものでもあります。その時の場面を振り返ってみると………
小川(玉木宏)と藤原(綾瀬はるか)を前にして、乱心したリチャード(児玉清)がサンカク(銅鏡の一種)を、ちょうどその近くを通りかかった近鉄電車に投げ込んだのですけど、そいつを鹿に乗った少女がジャンピングキャッチするというシーンでした。
ガイドのおじさんによると、ロケ当時はその近辺が大騒ぎになったそうです。

朱雀門のスケールの大きさに驚いたあとは、車を西のほうに進め、いよいよその旅行のメインとなる奈良公園へと向かいました。 先述の博物館実習では同公園内にある国立博物館がメインだったので、中学校の修学旅行以来ということに………、いや、よく考えてみたら、その前年にサークル仲間と来たことがあるので、17年ぶりということになります。 もちろん、たつぴは初めてで、箔母さんは中学の修学旅行以来ということですから、30年ぶり………えっ、厳密にはそこまでいってないですって?それは大変失礼しました。 とにかくそこでの目標を掲げておくことにしましょう。その目標とはズバリ東大寺大仏殿の柱の穴をくぐることです。

では、奈良公園を散策しながら東大寺を目指し、できることなら春日大社まで行けるように頑張ってまいりましょう

 

まず私たちの目の前に、興福寺の講堂と五重塔が見えてきました。 なかなか重厚で歴史の重みを感じる建物ですね。それではさらに東の方向に向かって歩いていきましょう。



この南大門にたどり着くまでかなりかかったような気がするのですけど、それは鹿に行く手を阻まれたからでしょうか?



これこれ、このようなことばかりしているから遅くなったのぢゃぞ。 たつぴには前もって「鹿の糞を踏んだりしないように気をつけて歩きなさい」と注意しておいたのですけど、それにしてもそいつを踏まずに歩くのは不可能に近いということが身をもってわかりました。 


そして私たちはようやく東大寺大仏殿に到着しました。 久しぶりに見るその建物は、やはり巨大でした。



もちろん、その内部にある大仏様もですよ そして大仏殿の東北側には………ありましたよ、例の柱穴がっ その穴は、大仏様の鼻の穴と同じ大きさで、そこをくぐり抜けると無病息災のご利益があると言い伝えられています。 とかなんとかやっているうちに、私の目の前にいた細身の外人青年が、なんと体をよじりつつも無事にその柱を貫通したのです 私は思わず「ブラボー 」の歓喜の声と拍手を彼に捧げました。 そして我が家の一番手として、たつぴが挑戦することになりました。



大きさといい、体型といい、有利に働いたみたいであっさりと突破できたみたいですね。 次は箔母さんにやってもらうことにしましょう。 果たして彼女もうまく通過することはできるのでしょうか?こちらはいいところまではいったのですけど、これ以上腰と関節に負担をかけるワケにはいかず、やむなく断念することにしました。
そして最後は私です。こちらはやる前からかなり厳しいような気がするのですけど、果たして奇跡を起こすことはできるのでしょうか?ではやってみま~す。 ぐ………肩が引っかかってまったく通ることができず、完敗ということで申告しておいてください。

大仏殿のあとは、お水取りで有名な二月堂に行くことにしましょう あの舞台は見晴らしがいいというだけあって、そこに至るまでの道のりにはかなり厳しいものがありました。 (※白黒茶々家に限ってのお話です)



ハアハア……… ようやくたどり着いたぞい。私が中学~大学生の頃は難なくそこに行けたというのに、やはり歳と運動不足の影響なのでしょうか?



それでも、そこから望む奈良市街はいい眺めで、苦労して(?)来たかいがありました。 そのあとは春日大社まで行くつもりだったのですけど、予報通りに雨が降り始め、帰る時間が迫ってきたということもあって諦めることにしました。

そういえばここまで、来たるべき平城遷都1300年に備えて作られたキャラクターのせんとくん関連のグッズをを見ていないような気がするのですけど。 ちなみにせんとくんとは、仏様みたいな土台に鹿の角が生えたような………



はい、こんな感じのキャラクターのことです。ひょっとしたら「尊い仏様に、獣の鹿の角をくっつけるなんてけしからん 」と、仏教会が反発しているので、社寺の集まっているその地域では販売することができないのでしょうか?

少し心残りがするのですけど、私たちはそのまま奈良の都をあとにすることにしました。 車を天理方面の南のほうに進めたあとは、名阪国道~伊勢自動車道~伊勢湾岸自動車道~東名高速道路と乗り換えていき、一路自宅へ向かいました。 途中渋滞に巻き込まれたりしましたけど、22時前には無事に帰宅することができました。 白黒茶々のワンニャンの面々はお利口に留守番していてくれたみたいですね、よしよし。 ではそのご褒美に缶詰のエサを食べさせてあげることにましょう。

このようにして、今年の家族旅行はたくさんの思い出を残して終わっていきました。めでたしめでたし。
いや待てよ………話のほうに取りこぼしがないか確かめてみたら、肝心なことを忘れていましたぁ なんと、鹿に鹿せんべいをあげるシーンが抜けているではありませんか しかし、今からそのレポートをまとめるには、時間的にも体力的にもかなり厳しいものがあります。 というワケで、次回は鹿せんべい祭りでこの旅行のレポートを締めたいと思います。  
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする