波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

鹿せんべいに至るまで

2008-09-27 00:46:01 | Weblog
こんばんは、白黒茶々です。
前回の話の流れから、話のほうは私が奈良公園で鹿せんべいを手にしたところまでさかのぼります。 鹿せんべいとは、言うまでもないのですけど鹿の大好物のせんべいのことで、奈良公園のいたる所で10枚セットが150円で売られています。 そういうワケで、今回のテーマは鹿に鹿せんべいをあげるということでお願いします。 そういえば、私が中学生だった頃は鹿せんべいは50円だったような気がするのですけど………その相場から時代を感じさせてしまいました。

鹿せんべいを手に入れたら、さっそくそいつを鹿にあげてみることにしましょう



すでに不自然にかじったようなあとがあるのですけど、まさか私が食べたのでは?ですって いくらなんでも、鹿のエサを横取りするようなマネは ………はい、実は私が食べました。 白状してしまうと、食べた感じは昔ながらの草っぽい風味のする薄焼きせんべいのような味わいでした。 昔ながら ………はい、さらに白状すると私は奈良公園を訪れる度に、そのせんべいを食べていました。 私が窮地に追い込まれそうなので、このあたりで話題を鹿のほうに戻したいと思います。

鹿は奈良公園の端っこのほうにはまばらにしかいませんでした。しかもそれらの鹿は、鹿せんべいをあげても覇気がなく、あまり喜んでくれませんでした。



たつぴ君、鹿にシカトされたからって、鹿をしかってはいけませんよ。 それはしかたのないことですから。 しかし、ここの鹿はもっと群れていて、鹿せんべいを持っているだけで危険だったような気がしたのですけど……… ということを考えつつ、南大門のあたりまで行ってみたら、そちらには鹿がかなりまとまっていらっしゃいました。

 

さらに、そちらの鹿はしかせんべいを貪(むさぼ)るようにして食べ、なかには行儀の悪い輩も出てきました。鹿せんべいを頭上にかざしたら、お辞儀をするように躾けられているハズなのに……… 箔母さん、危うしです。

私がその様子を写真に撮ろうとしていたところ、いきなり体当たりを喰らってしまいました。 すかさず「こら~ たつぴ」と言おうとしたら、そいつは鹿でした。鹿をしかっても……… またしても失礼しました。 それでも、そんなに喜んでもらえると、こちらまで嬉しい気分になってしまいますよ。
そして私たち一行は、鹿と触れ合えた思い出を胸に奈良をあとにしました。

ところで、この鹿せんべいを箔にあげてみるとどうなるのでしょうか?もちろん、彼のぶんも確保してちゃんとお持ち帰りしましたよ~ その翌日に、箔にあげてみることにしました。



果たして箔は、初めて目にする草食動物用のベイトにどのような反応を示すのでしょうか? 「まて」を経たのち、その鹿せんべいは彼の手に、いや、彼の口に渡りました。



最初は慎重にいった様子だったのですけど……… 一口食べてみたところで「なにコレ、激ウマッ 」箔の喰いつきに大きな変化が見られました。 彼の要求に応えて、おかわりを差し出したら………



二本足で立ち上がり、激しく「ちょうだい」の動作を始めたのでした。 その動きはカメラでは捉え切れず、怪しい生命体のようになってしまいました。 それはまるで変身途中のようにも見えます。そうすると、箔はいったい何に変身するのでしょうか?やはり鹿でしょうか? あっ、それから変身の際の効果音は、「となりのトトロ」のねこバスのドア(?)の開閉音でお願いします。

………少しメルヘンの世界に突っ走ってしまいましたけど、このようにして箔の大好物リストに鹿せんべいが追加されました。 こうなったからには、今度私たちが奈良に行ったときにも、鹿せんべいを忘れずに買ってこなければいけませんね。 
コメント (14)
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