こんばんは、白黒茶々です。
NHKの大河ドラマ「龍馬伝」、ついに終わってしまいましたね。彼の生き様に感動させられることが多々あり、最終回も劇的でした。
しかしその放送では、見せ場の坂本龍馬らが暗殺されるシーンにニュース速報の字幕が突如現れて画面を覆い隠すという「字幕テロ」にも見舞われてしまいました。あと、語り手役の岩崎弥太郎が変死したような扱いを受けたのもどうかと思うのですけど。
とにかく、それらを除けば1年間楽しませてもらえたので、ヨシとしておきましょう。
もう福山雅治さんが演じる龍馬に逢えなくなるのは寂しいのですけど………
その代わり、来春から「江~姫たちの戦国~」が始まるので、私は今度はこちらのほうに期待しています。
お江は浅井三姉妹の末っ子で、徳川二代将軍秀忠と結婚し、のちに三代将軍家光の母となる人物です。そのドラマを前にして出版業界では、織豊政権期(安土桃山時代前後)のお姫様特集が続々と組まれるようになりました。
そこで………

私は「一個人」なる雑誌を手にしました。
シロダヌキさんイチオシのこの一冊には、お江をメインにして、有名だったり人気のある姫たちが特集されています。さっそくページをめくってみたら、なんと静岡県が誇る歴史家、小和田哲男氏が寄稿されているではありませんか
彼は静岡大学の名誉教授で、歴史関係の番組等にもよく出演しています。
さらに彼の解説はわかりやすく、歴史に興味のない人でも引き寄せられる魅力があります。
その小和田氏は、まず「その時代の姫たちは政略結婚をさせられて、人格的にどうかと思われているのですけど、それは現代の人の感覚によるもの。当時はそれが当たり前だったので、あまり悲観的にはならなかったのでは」と断ってから話を進めていました。

北ノ庄城址にあるお市の方像
特集のトップバッターは、この雑誌の表紙も飾っているお市の方です。彼女は織田信長の妹で、同盟を結ぶために近江の浅井長政に輿入れします。しかし長政のほうは、信長と敵対関係にある越前の朝倉義景とも同盟関係なので、双方の間で板挟みに遭うことに。
その結果、信長を裏切ることになります。怒った信長は姉川の合戦で浅井朝倉軍を撃退し、その後両氏を滅ぼすのですけど、その際にお市殿と彼女の娘の茶々、お初、お江の三姉妹は救出されます。

それだけならともかく、調子に乗った信長は、浅井久政・長政親子と朝倉義景の三人をドクロの盃にするという所業に走るのです。
このネタは、以前に箔日記で取り上げたことがあるので、懐かしい………いや、不気味です。ちなみにこちらのドクロは複製品なので、ご心配なく。

北ノ庄城址にある柴田勝家像
さらにお市殿は越前の柴田勝家と再婚し、彼女の三人娘も嫁ぎ先が決まっていきます。しかし、たとえ政略結婚をしたとしても、双方の家が後に敵対関係になったりすることもしばしば。
勝家は賎ヶ岳の合戦で羽柴秀吉に敗れ、北ノ庄城でお市殿と自害して果ててしまいます。
お市殿だけではなく、彼女の娘のお江の人生も、その後秀吉に翻弄されることに。
秀吉に薦められて結婚した佐治一成とは、また秀吉の手によって離縁させられ、次に秀吉の意向で嫁いだ羽柴秀勝には先立たれてしまうのです。そしてまたしても秀吉の策略で、今度は徳川家康の三男の秀忠と三度目の結婚をすることになるのですよ。その後、江戸城に移り住んだ彼女は、本丸に大奥を設けたりしました。
あと「一個人」には、細川ガラシャ、諏訪御料人、千代、まつ、築山殿なども載っていて、バラエティーに富んでいます。
今までドラマでは脇役にまわされていたお江。しかし、彼女の生い立ちを追っていったら、あまりにも波乱に富んでいました。
そのお江の役を上野樹里ちゃんが熱演し、その脇を宮沢りえさん(茶々)、水川あさみさん(お初)、豊川悦司さん(織田信長)らが固めることに。それだけではなく、岸谷五朗さん演じる豊臣秀吉は憎まれ役だけに徹するのか、あと、ゲゲゲの向井理さんの秀忠がどのような味を出すのか、とても気になります。
くぅ~、いろいろと想像しただけで面白く、一人で勝手に盛り上がってしまいましたよ。今からドラマが始まるのが楽しみですね。
あと、お市の方や浅井三姉妹ゆかりの地となる北近江や福井も歩いてみたくなりましたよ。
う~む、すべての姫君の行く末を追っていったらキリがないので、また機会があったら当箔日記のほうで個別に特集を組んでみようと思います。
それから、戦国時代の姫たちを特集した「一個人」は今月末まで発売されているので、気になる方は書店のほうにお急ぎくださいませ~

来年の大河ドラマのほうも気になる方は、こちらに投票してやってください。
NHKの大河ドラマ「龍馬伝」、ついに終わってしまいましたね。彼の生き様に感動させられることが多々あり、最終回も劇的でした。


とにかく、それらを除けば1年間楽しませてもらえたので、ヨシとしておきましょう。

その代わり、来春から「江~姫たちの戦国~」が始まるので、私は今度はこちらのほうに期待しています。

お江は浅井三姉妹の末っ子で、徳川二代将軍秀忠と結婚し、のちに三代将軍家光の母となる人物です。そのドラマを前にして出版業界では、織豊政権期(安土桃山時代前後)のお姫様特集が続々と組まれるようになりました。


私は「一個人」なる雑誌を手にしました。






北ノ庄城址にあるお市の方像
特集のトップバッターは、この雑誌の表紙も飾っているお市の方です。彼女は織田信長の妹で、同盟を結ぶために近江の浅井長政に輿入れします。しかし長政のほうは、信長と敵対関係にある越前の朝倉義景とも同盟関係なので、双方の間で板挟みに遭うことに。



それだけならともかく、調子に乗った信長は、浅井久政・長政親子と朝倉義景の三人をドクロの盃にするという所業に走るのです。



北ノ庄城址にある柴田勝家像
さらにお市殿は越前の柴田勝家と再婚し、彼女の三人娘も嫁ぎ先が決まっていきます。しかし、たとえ政略結婚をしたとしても、双方の家が後に敵対関係になったりすることもしばしば。


お市殿だけではなく、彼女の娘のお江の人生も、その後秀吉に翻弄されることに。

秀吉に薦められて結婚した佐治一成とは、また秀吉の手によって離縁させられ、次に秀吉の意向で嫁いだ羽柴秀勝には先立たれてしまうのです。そしてまたしても秀吉の策略で、今度は徳川家康の三男の秀忠と三度目の結婚をすることになるのですよ。その後、江戸城に移り住んだ彼女は、本丸に大奥を設けたりしました。

あと「一個人」には、細川ガラシャ、諏訪御料人、千代、まつ、築山殿なども載っていて、バラエティーに富んでいます。

今までドラマでは脇役にまわされていたお江。しかし、彼女の生い立ちを追っていったら、あまりにも波乱に富んでいました。



あと、お市の方や浅井三姉妹ゆかりの地となる北近江や福井も歩いてみたくなりましたよ。

う~む、すべての姫君の行く末を追っていったらキリがないので、また機会があったら当箔日記のほうで個別に特集を組んでみようと思います。

それから、戦国時代の姫たちを特集した「一個人」は今月末まで発売されているので、気になる方は書店のほうにお急ぎくださいませ~




