波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

ユリカモメが来る駅

2011-02-02 00:01:37 | お出かけ
………とはいっても、東京のモノレールのことではないのです、ハイ。

こんばんは、白黒茶々です。
話は少しさかのぼりますけど、白黒茶々家は昨年の大晦日に、大浴場を目当てに国民宿舎奥浜名湖へ向かっていました。 その通り道に浜名湖佐久米駅があるので、ちょっと寄り道してみることにしました。



ウシの公衆トイレがあるこの駅は、JR東海道本線を迂回する形で設けられた天竜浜名湖鉄道の駅舎の一つです。第三セクター方式のその鉄道は、新所原から浜名湖の脇を走り、天竜二俣を経たあとは山側に入っていき、掛川に至ります。 その中でもこの浜名湖佐久米駅は、最も浜名湖に面しているのです。



ちょうどホームに列車が来ていますね。 そいつが出ていったあとに、私たちの視界に飛び込んできた光景は………



おびただしい数のユリカモメが飛んでいる姿です。 彼らは餌付けされているみたいで、見物人が投げるパンの耳を空中や地面でキャッチしていました。その時、私はそのような手土産は持ってきてなかったので、手だけ延ばしてみました。 あっ、エサがないことに腹を立てたユリカモメが私の手をつっついて………あいたたた。



そのユリカモメは、線路の上にもあふれていました。 先ほどの列車が過ぎ去ったあとに死体みたいなものが見当たらないということは、みんな上手くよけたみたいですね。
そんな彼らの姿を見ながら、私はある野望を抱いていました。それは………「この場に箔を連れてきたら、どうなるか見てみたい 」というのです。



年が改まった今月の中旬に、その浜名湖佐久米駅に連れてきましたよ、箔ちゃを。 彼は過去に、小田原城のアジアゾウや、道の駅潮見坂のダチョウと対面したことがあるのですけど、いずれも興味津々の様子でした。 そんな彼でも、あれだけのユリカモメが迫ってきたら、ビビって尻尾を巻くかも知れませんね~ その時が楽しみです。



それだけではなく、今回私たちはユリカモメのためにお麩を持ってきました。 野鳥にパンの耳をあげるのにはどうしても抵抗があるので、他に安全で彼らが喜びそうなものを考えていった結果、それに行き着いたのです。



箔ちゃも味見してみるかい、んん? 彼の喰い付きが良いので、これは期待できそうです。 せっかくなので、私も一口……… 味はほとんどしないのですけど、美味しいですよ。では、いよいよ駅のホームに行くことにしましょう 待ってなさいよ、ユリカモメちゃん



あ、あれっ ユリカモメのゆの字も見当たらないじゃないですか。



前回、ユリカモメで賑わっていたホームも、がら~んとした感じですよ。 一緒に来たたつぴ(向こうに見える青い服の少年ボーイ)もあきらめ切れない様子で、何度もそのホームを行ったり来たりしていました。



とかなんとかやっているうちに、その駅にはカメラを手にした人達が大勢押しかけてきました。 彼らの目的は、私たちと一緒に違いないのですけど、まとめて肩透かしを喰らってしまいましたね。



そのうち、たまりかねた車掌さんがパンの耳を片手に握りしめ、ユリカモメを呼び始めました。すると、数羽のユリカモメがやって来ました。 しかし、彼らには以前のような覇気がありません。それでも、いちおう来たことには違いないので、箔もご挨拶を~
ところが、彼は駅長さんの手からこぼれたパンの耳のほうに夢中で、ユリカモメのほうはそっちのけでした。 く、くぅ………箔のほうが餌付けされてどうするんだ~



今回はいろんな意味で完敗でした。 それでもせっかくなので、ウシのトイレの前にある子ウシと一緒に記念撮影しておきましょう。 それにしてもこの子ウシの顔、ちょっと怖いですね。

浜名湖佐久米駅はその後、「ナニコレ珍百景」で紹介されたこともあって、さらに知名度が上がりました。 しかし、ユリカモメが来るかどうかは彼らの気分次第なので、注意が必要です。さらに、そのチャンスは冬の寒いこの時季だけなんですよ。できることなら、春が来るまでに箔と一緒に再挑戦したいです。


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コメント (8)
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