波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

今度は西尾城の桜に間に合ってくれ!

2014-04-12 00:18:35 | お城
こんばんは、白黒茶々です。
白黒茶々家の今年のお花見は、浜松城の夜桜から入りました。 照明の光を受けて、暗闇の中に桜やお城が浮かび上がる姿はとても幻想的で、毎年見ておきたくなりました。 しかし、箔と一緒に撮影するのは思っていた以上に難しく、彼をしょっちゅう妖犬にしてしまいました。 ま、まあそれはそれなりに面白いのですけど、できたら昼の桜も見ておきたい!ということで白黒茶々家は今月の6日に、別のお城に行くことにしました。 しかし、今月に入ってから白黒茶々地方や浜松城は桜の落花が盛んで、葉桜に移行しつつありました。果たして、今回はお花見には間に合うのでしょうか?



そんな流れでやって来ましたよ こちらは愛知県西尾市にある西尾城。私たちがこのお城に来るのは、約一年半ぶりとなります。13世紀初期に足利氏が初めて築き、それから17世紀にかけて城主となった本多氏や太田氏らによって改築がおこなわれ、全体が完成しました。ちなみに箔の後ろに見えるのは、鍮石門(ちゅうじゃくもん)です。こちらの門は二の丸の正門にあたり、平成8年(1996年)に木造で復元されました。 その脇に咲いているのは、垂れ桜でしょうか?とにかく、今から私と箔が皆さんをお城のなかにご案内致しますので、ついてきてくださいませ。



その鍮石門がある二の丸には、かつては三層の天守がありました。一般的に天守建築は、お城の中心となる本丸や天守曲輪に造られるのですけど、こちらのお城はちょっと特異だったのです。 しかしその天守は明治に入ってから、その土台となる天守台ごと取り壊され、跡形もなくなってしまいました。
そして最近になって、それらを復元する計画が持ち上がったのですけど……… 予算的にムリ ということに。 それなら、せめて天守台だけでも再現できないか?
私たちが前回訪れたときには、そのような話になっていました。それが今は、どうなっているのかというと………



こちらは二の丸の外側から西尾城を見たところですけど、立派な石積みの天守台が復元されていました。 ちなみにこちらは、昨年末~今年初めに二の丸丑寅櫓台と一緒に整備されたそうです。そうしたら、さっそくその上に登ってみることにしましょう



こうして見ると、けっこう広いですね。 天守の一階の平面は、東西9間(約16m)南北7間(約13m)あったそうです。天守台が復元されたおかげで、以前の跡形もない状態よりも天守の規模や姿を想像しやすくなりました。



そこからは西尾市内を一望……… とまではいかないのですけど、少しばかり周辺の町並みや西尾城内を俯瞰することができます。 ちなみに、あちらに見える三層櫓は本丸の丑寅櫓(うしとらやぐら)。丑寅とは、東北の方角を示します。今からそちらのほうに向かいますね。



その途中には、桜が見事に咲いていました。散り始めてるとはいえ、なんとか間に合いましたよ。



こちらの桜も、いい具合ですね 私がそいつを見上げていたら、箔が不穏な動きをし始めてそのうち異臭が。………という展開には、今回はさすがにならなかったので、どうかご安心を。



とかなんとかやっているうちに、先ほどの丑寅櫓が見えてきました。 このようにして、桜の間から眺めるのもいいのですけど………



お堀を隔てたこちらからの景観も、オススメですよ こちらからだと櫓との間に遮るものはなく、石垣の上に聳えている様子もよく見えるので、高さも感じます。また、そのお堀端には………



城郭風の外観をした西尾市資料館があります。こちらには、西尾城や西尾市の歴史に関する資料が展示されております。しかも、入場料が無料なんて、嬉しいですね。



残念ながら箔はその中には入れないのですけど、彼は何かに激しく反応して、ブンブンしていました。 ガラスに映った自分の姿を、どこかの誰かと勘違いしているみたいです。以前、「霊的な何かでは 」と大騒ぎしたことがあるのですけど、もうその手は食いませんよ。



せっかくなので、丑寅櫓の内部のほうも見ておきましょう。 やはり箔は、ここから先は入れないので、外で待っていてくださいね。



こちらの櫓は、鍮石門と同じ平成8年(1996年)に木造で復元されました。 公開時間内なら、自由に見学することができます。一階は仕切りがなく、天井が高くて開放的なのですけど………



二階は私の背丈よりも低いということもあって、立ち入り禁止となっております。



そして、三階の窓からは………



天守台以上に、まわりの眺望を楽しむことができます。 そういえば前回来たときには、たつぴがここから私の動きを観察していたような。



それから、二の丸跡には旧近衛邸もあります。こちらの建物は江戸時代末期に京都に建てられ、平成7年(1995年)に現在地に移築されました。



もちろんその内部を見学することができるのですけど、せっかくなのでお茶(季節の和菓子付き、400円)を立ててもらうことにしましょう ちなみに箔は、すでに車の中で待機してもらっています。



西尾は抹茶の産地として有名みたいですけど、私は今回そのお茶を初めて口にしました。そうしたら、思っていたような苦さはなく、口の中にまろやかでやわらかい味が広がっていきました。これはウマ……… いや、美味しうございます。



係の方は「かしこまったりしないで、気楽にお召し上がりくださいませ」と仰いましたけど、ここは茶の作法を身に付けている箔母さんに教わりながらいただくことにします。 お城のほうにはコスプレイヤーが続々と来たりして賑やかだったのですけど、こちらはそんな外の喧騒から隔てられていて、なんか心が落ち着きます。 そして、窓の外には………



先ほど私が上ってきた丑寅櫓が、庭園の借景のように見えていました。この眺めも、なかなかいいですね。

浜松のほうは、私たちが夜桜を見に行ってあとは桜の花が急激に散っていったのですけど、こちらの西尾ではなんとか間に合い、愛でることができました。それから、ついでなのかメインの逆転なのか、今回はお城のほうも堪能できましたし。 お花見が終わったら、今度はスピ展などのワンコ行事が控えていますね。これからは、そちらのほうにシフトを切り替え、突っ走る所存にございます。


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コメント (2)
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