こんばんは、白黒茶々です。
10月16日から、人気漫画の「鬼滅の刃」が映画化された、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編が公開されました。
その興行収入は驚異的に増えていき、国内歴代1位の「千と千尋の神隠し」を抜きそうな勢いです。 そのような中でも、私は11月20日から公開が始まった「STAND BY ME ドラえもん2(以降は『SBMドラ2』と略させていただきます)」を観に行くつもりでいました。
しかし、その鬼滅の波はじわりじわりと私を浸食していき、ラジオのパーソナリティーも「絶対観に行ったほうがいい 」と勧めていました。また、彼女は「最後、私は『煉獄さぁ~ん
』って泣いてしまいました。
煉獄さんはステキで………」この方は、登場人物の中でも煉獄さんを推しているみたいですね。
ところで、「煉獄さん」ってどんなキャラクターなのでしょうか?
そう、実は私はこの時点では「鬼滅の刃」は原作漫画はおろか、アニメも観たことがなかったのですよ。 箔母さんなどから伝え聞いて………
時は大正時代。 炭焼きを生業にしていた主人公の竈門(かまど)炭治郎は、竈門家の長男。家族を鬼によって殺され、世に蔓延(はこび)る鬼を退治するために政府の非公認組織の鬼殺隊に入隊しました。
しかし、深い事情を抱えながら死んでいく鬼に、同情の涙を流すという優しさと脆さを持っています。
竈門禰豆子(ねずこ)は、炭治郎の妹。傷口に鬼の血が入ったことで鬼化したのですけど、竹を咥えることによって人を喰うのを抑えられています。 ただし「むー」しか言えません。
嘴平(かたびら)伊之助の姿を初めて見たときには、私は悪役だと思ってしまいました。 人間の顔をしていませんし……… って、猪の頭は被り物だったのですね。
彼は猪に育てられ、素顔はけっこうイケメンらしいです。
………すみません、当初はこれぐらいしか登場人物を知りませんでした。 それでも「無限列車編」観たい欲は日に日に強まり、すでに観に行くことが確定している「SBMドラ2」と拮抗するまでになりました。
そうしたら、どちらを先にするかということに。
そして11月23日の勤労感謝の日に、いよいよ映画鑑賞をすることになりました。 この日は朝の上映を狙っていたのですけど、私はその前に豊橋市大岩町にある環さんという喫茶店に寄っていきました。
こちらでの目的は、もちろんモーニングですよ
環さんはウチからも近くて行きやすいところにあり、私は以前から気になっていました。 しかし、日曜日が定休なので、私の休みと合わせるのが難しくて、この日にようやく来店することができました。
その店内には、狩人やピンクレディー、沢田研二さんなど、私にとっては懐かしい昭和歌謡がかかっていました。
それからしばらくして………
モーニングのセットが運ばれてきましたよ こちらのお店では、朝の時間帯ならすべてのドリンクにモーニングが付いてくるようになっています。
しかも、これほど内容が充実していて、コーヒーの400円(税込み)だけとは、なんてリーズナブルなのでしょうか
さらに食後にはお茶まで出てきて。 まさに至れり尽くせりです。
お腹も心も満たされたあとは………
ユナイテッドシネマ豊橋18に直行しました 私がここに来るのは、波狛日記には載せてないのですけど、昨年の9月に「HELLO WORLD」を観て以来で、1年2ヶ月ぶりとなります。
なので映画レポートもかなりご無沙汰していて、年の瀬が押し迫っているこの時季になって今年の映画の事始めということに。
その対象として、私が選んだのは………
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編でした。 すでに今回の日記のタイトルにも出ているので、読者の皆さんにはバレバレでしたけど、私の中では鬼滅が逆転しました。とはいっても、その作品の予備知識はほとんどなく、準備運動もしないで……… いや、泳ぎ方も身につけていない状態でプールに飛び込むようなものです。
せっかく映画を観ても、意味がわからなかったり話についていけなかったら、どおしよう。
………とも思ったのですけど、私の観たいという気持ちのほうが勝ってしまいました。
ということで、私は「無限列車」ならぬ「無謀列車」に乗り込むことになりました。
とはいっても、いきなり本編に入るのもナンなので、皆さんに映画館の雰囲気を感じてもらうためにも、前例に則ってこれから公開される作品の予告をさせていただきます。
まずは「ドラえもん のび太の小宇宙戦争(リトルスターウォーズ)2021」です。 夏休みのある日にのび太が拾ったロケットから、手のひらサイズの宇宙人が現れました。
彼の名前はパピ。宇宙のかなたにあるピリカ星の大統領なのですけど、反乱軍から逃れるために地球にやって来たのでした。
ドラえもんたちはスモールライトで小さくなり、パピと遊んでいるうちに友情が芽生えたのですけど、そこにパピを追ってきた戦艦が現れ、彼らを攻撃してきたのです ドラえもんたちは、大切な友達と彼の故郷を守るためにピリカ星へと旅立つのですけど………
この作品は以前に上映されたもののリメイクなのですけど、新たな脚色がされているそうです。 さらに、主題歌はOfficial髭男dismが歌いますし。そんな(私が)気になる「ドラえもん のび太の小宇宙戦争2021」は、来年の3月5日から公開が始まります。
次は、「新解釈 三國志」です。 今から1800年前に中華統一を巡って、魏・蜀・呉の三国が群雄割拠していました。そんな世に、民の平穏を願う武将・劉備(大泉洋)が立ち上がりました。
劉備ら各国の武将たちは激動の時代を駆け抜け、やがて魏軍80万と蜀・呉連合軍3万という、圧倒的兵力差が激突する「赤壁の戦い」が巻き起こることに。
人々を憂い、人望も厚い人物として知られる劉備なのですけど、実は………
「銀魂」シリーズなど、数々のコメディ作品を手掛ける福田雄一監督が独自の解釈を加え、独特の世界を作り上げたのですけど、予告映像だけでもギャク要素満載のニオイがプンプンしてきました。 ちなみに西田敏行さんが新解釈を講義する歴史学者の役という形で、語り部をしています。
それから、福山雅治さんの主題歌も、この作品を後押ししていることでしょう。この「新解釈 三國志」は、12月11日から上映されています。
「NO MORE 映画泥棒」の映像が流れたあとに、いよいよ映画の本編が始まるのですけど、私がしばらく観ないうちにビデオカメラ男がかなりアクロバッティングな逃走をするようになっていました。 しかし、最終的にはパトランプ男に捕まってしまうのですよね。
そして私が入ったスクリーンは、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編へと入っていきました。
劇場版はアニメ版に続く物語で、蝶屋敷での修業を終えた竈門炭治郎たちは、次なる任務の地「無限列車」に乗り込んでいきました。 初めて乗る汽車に、興奮する伊之助。
彼を引き留める善逸。
そこでは、短期間のうちに40人もの人が行方不明になっていると言われていました。
そうそう、善逸のことを忘れてはいけませんでした。 ということで、改めて紹介させていただきます。我妻(あがつま)善逸は、鬼殺隊の隊員で炭治郎とは同期です。
基本的にはビビりなのですけど、恐怖と緊張が限界を超えると眠りに落ち、その状態になると剣士としての本領を発揮します。
それから、彼は禰豆子に好意を寄せているのですよ。
そして、炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助の一行は、鬼殺隊最強の剣士である「柱」の1人、炎柱の煉獄杏寿郎と列車の中で落ち合うことになっていたのですけど……… 煉獄さんは駅弁を食べまくっていて、「うまい 」を連発していました。
その列車の中にさっそく現れた鬼を難なく退治したのですけど、その後に回ってきた車掌に確認の切符切りをしてもらった直後に、鬼殺隊も含めた乗客全員が眠りに落ちました。 列車の中で寝るのはよくあること……… いや、全員はさすがにあり得ません
彼らは幸せな夢を見ていて、炭治郎は雪の中で鬼に殺されたハズの弟妹と会い、思わず泣きながら彼らを抱きしめました。
「夢を見ながら死ねるなんて、幸せだよね」
実はそれは魘夢(えんむ)の仕業で、彼の強力な血鬼術によって、夢を操られたのでした。 いきなり炭治郎ら鬼殺隊は大ピンチに陥ってしまったのですけど、果たして彼らの運命は………
私は鬼滅初心者だったのですけど、この作品を最後まで食い入るように観ていました。 全体的な話の展開はわかりやすく、情景の描写もきれいでした。
それに、心に響くセリフもたくさん出てきましたし。
特に煉獄さんが最強の敵・猗窩座(あかざ)に向けて発した「老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ。老いるからこそ死ぬからこそ、堪(たま)らなく愛しく尊いのだ。」という言葉にはグッときました。
波や狛と暮らしていると、たまに「この幸せは永遠ではない」と思うことがあります。命あるものはいつかはいなくなるのですけど、だから一緒にいた時間や楽しい思い出は尊いのです。
その煉獄さんは、最後には……… 「鬼滅の刃」は炭治郎が主役のハズなのに、映画では存在感やカッコよさは煉獄さんに持っていかれ、私は「煉獄さぁ~ん 」と号泣してしまいました。
あと、LiSAさんが歌う主題歌の「炎(ほむら)」もよかったです。
劇場版「鬼滅の刃・無限列車編」は予備知識がなくても充分に楽しめるいい作品なので、まだの方はぜひ観に行って、興行収入の1位獲得をあと押ししてくださいませ。
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