花見山公園付近の田んぼではイネの花が見ごろとなってきた。イネの花を撮ろうと、猛暑の中カメラ片手に出かける。草いきれでむっとするような暑さをものともせず、チョウが熱く絆を深めていた。
福島原発の爆発により、放射性物質が原発の外部に大量に放出された。東京大学アイソトープ総合センター長の児玉龍彦氏の推計では、ウラン換算で広島原爆20個分に上るという。放射性物質により汚染された範囲や濃度、核種や線種はよくわからないが、かなり広範囲にかなり高濃度で汚染されたようだ。岩手の松、静岡のお茶や栃木の牛肉から放射性物質が検出されたことは記憶に新しい。
外部被ばくを防ぐには、除染しかない。緊急避難的に学校の校庭や通学路を除染しているが、恒久的に総合的な除染が必要だ。汚染されたものを除染し、原状回復するのは当然だ。
内部被ばくを防ぐには、食品等の検査を徹底し、汚染された食品を流通させないようにしなければならない。
世界中の英知を結集し、早急に除染や食品等の検査体制を構築しなければならない。早くしないと手遅れになりかねない。今こそ政治の力が必要とされているのだが・・・。