うたかた

写真でブログ

(C)asakano2006

さらなる被曝を少なくするためには

2011-09-14 05:30:44 | 旅行記

110910santyouup1福島第一原発の爆発により、大量の放射性物質がばらまかれて半年。町や村、山も川も海も、人も動植物も汚染された(昔は死の灰などと言ってたなあ)。牛肉や魚、果樹やキノコ、米の汚染のニュースは日常茶飯事となった。

 第一にすべきは除染だが、除染はあまり進んでいない。学校のグランドの表土をはぎ取り、校庭に埋める程度。点と線ではなく、面的に総合的に除染しなければ、危なくて歩けやしない。面的な除染が終わるまでは、細かいメッシュで定期的に放射線量を計測し、公表すべきだろう。それもできないなら、希望者に線量計を配布するくらいはすべきだろう。住民が身の処し方を判断するには、放射線量を正確に知ることが不可欠なのだから。

 食品の汚染も心配の種だ。食品には保存料や着色料等の食品添加物の表示がなされているが、放射性物質の表示を義務付けるべきだろう。販売されているものは食べても安全だといわれても困る。消費者が判断できる情報を提供すべきだろう。

 森林の除染は喫緊の課題だ。森は命の源。川の上流から放射性物質が流れてきたのでは困る。国有林に放射性廃棄物を投棄するなど、とんでもない話だ。汚染された森林の除伐、間伐、枝打ち、下草刈りなどをやれば、放射線量は下がるし放置林の改善にもなるし、まさに一石二鳥だろう。

 

 写真は花見山山頂のバッタ。今年のイナゴは食べられないのかなあ(泣)。