嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

親愛なる人へ

2004年06月19日 19時33分54秒 | 駄文(詩とは呼べない)
誰なのか知らないが
俺に力をくれる人が居る
俺はその人に感謝したいんだけど
感謝なんかしたら駄目のような気がするんだ。
何故かはわからねーんだけど
きっとそういうものなんだ。

色んな人が色んな不思議な事をして
俺を励ますんだ。
俺はその不思議な力に支えられてなんとかかんとかやってる。
だけどさ
俺はそんな事とは関係なしに
多分無条件に自分の事が好きで
自分だけが好きで
自分を見て
自分の考えだけを信じて
そうやって今までやってきたんだ。
今更それを変えられない。
裏切れない。
俺は俺の中にある司令塔に忠実な僕(しもべ)でありたいんだ。
そう思ってる。

だから僕が必死にやってる事のほとんどは
ほとんどががらくたの寄せ集めで出来ていて
なんの意味も無くて
儚くて寂しいんだけど
それでも俺、俺の事が好きなんだ。

俺は俺を愛したいんだ。
俺は俺の全てを受け入れて愛したいんだ。
だけどそれ、うまくいかないんだ。
なんでかって、そう君が居るから。
君が僕の中から消えてくれない限り
俺は俺を好きで居続ける事なんか出来ない。

だけど俺の中にほんのひとかけらだけ、
君を信じてみようかな?
って戸惑う心があるんだ。

時々その好奇心みたいな危ない何かに吸い寄せられて
それで僕は何か心地よい光みたいなものを一瞬だけ見るんだ。
そう、ほんの一瞬だけ。
カチンって言うのか
キランっていうのか
そんな事はしったこっちゃないんだけど
何かが俺の中ではじけるんだ。

それがあまりにもまぶしいものだから
だからきっと俺
まだ君の事が好きなんだと思う。

だけどほとんどの場面において
ほぼ全ての局面において
君を嫌いだと言うだろう。
君が恐ろしいと言うだろう。

そんな弱い僕を君は許してはくれないだろう。
だけど俺、君がどうしようもなく自分に甘くて
どうにもならないほど孤独な人間って知ってるけど。
その孤独の世界に風穴を開けられるのは
もしかしたら僕なんじゃないかって
そう思ってしまうんだ。

それが誰かを苦しめるとしても
そういう心があることは
それはもう、僕の中で神聖化された事実で
それが僕の中の尖った針が時々変な方向に振れる理由で
そんな小さな儚い希望だけど
信じたくなる時も確かにあって
でもほとんどいつも
俺は君の言葉だけを追いかけて絶望の中で延々と暮らすんだ。

そんな君にいつか俺を
誰にも見せてない本当の俺を
見てほしいって
そう思うよ。

親愛なる友へ。

俺は卑怯もんだから決意なんてしねーぜ。

2004年06月19日 07時54分42秒 | Weblog
前々から思ってたんだが。
なんで俺のところには批判意見が少ないのか。

みんな批判される事を恐れているんだ。

俺の書いてる事には批判したい要素がいっぱい含まれているはずだ。
だけどそれを書けないのは
関係性の崩壊を恐れてるからだ。

つまり、相手を信頼していなければ罵倒や批判ってのは
攻撃性が強すぎてなかなか出来ないんだ。

その意味において俺はかなり親切なのかもしれない。

だけど言うよ
俺が相手を批判したり毒舌かましたりするのは
相手を信頼してるからじゃない。
言いたい事を我慢できない性格だからなんだ。

とりあえずフレンズの一人(ならフレンドって書けよ)が
俺をけしかけるので煽りの波に乗っかって酔った勢いで宣言しておく。

俺はお前らの批判なんか怖くねーから、じゃんじゃん批判してくれ!

「はにゃさんの詩、すごくイイです。ぐっと来る何かがあったんです。」
などという意見は俺にキスされるくらいの覚悟を持ってから言うように!(爆)

中途半端な褒め言葉は要らないです。
涙で濡れてないファンレターなんてクソです。
そんな意見はここでは募集してないから
一人で飲み込んでケツから出して下水処理場の株価でもあげとけ!

それと書き込む勇気の無いヘタレ君!
・・・ROMってていいよ(笑)

もうすぐ死ぬよ

2004年06月19日 04時33分44秒 | 駄文(詩とは呼べない)
ねぇお父さん、もう働かなくていいから、助けてあげて。
ねぇお母さん、もう僕を生まなくていいから、助けてあげて。
ねぇ誰か、助けてあげて
誰か、世界を助けて。
もうすぐ死ぬよ。
死んじゃうよ。

「お前が助けるんだよ」
「・・・僕が?」

できるのかな、そんなこと。

「・・・・・・・。」

あれ?
おーい?

「おとうさーん、おかあさーん!」

―――

ここ、どこなんだろ?

わかったよ。なんだかよくわかんないけど、頑張ってみるよ。

文字数を伸ばすためにやっきになってると・・・

2004年06月18日 07時08分34秒 | Weblog

憂さ
ウサギ
兎と
うさぎとか
ウサギとカメ
兎とカメラ

とかだんだん雲行きがあやしくなってきて



取りに
鶏肉
鳥に栗
取りに苦慮
鶏肉料理

「それ日本語なのか?」っと、突っ込みどころ満載になってくる。



砂と
砂とか
砂蜥蜴
砂と影と
砂と陰と礎
砂と影と空
砂と蔭と空か
砂と影と空から
砂蜥蜴と空鴉

だいぶ無理がある。(汗)

この続き、誰かよろしく!

ホエールウォッチング ~決意のサボテン~

2004年06月18日 03時07分06秒 | 物語
初めての鯨占いだったのに天気はいまいちだった。
俺は久しぶりに会った妹と一緒に海へ出かけた。

鯨占い―――
鯨が塩を吹く時、サボテンを海へ投げ入れる。
そのサボテンが高く舞い上がり、海へまた落ちてくる。
どれくらいの高さまでサボテンが舞い上がるのか、あるいは飲み込まれて流されるのか。
それによって自分の機運を占う、そういう変な占いだ。

船で沖へ繰り出している時、
妹が話しかけてきた。
「ねぇお兄ちゃん、どうしてこんなに遠くまでわざわざ鯨占いなんてしに来たの?」
「なんとなくだよ。いいだろ別に。お前こそなんでノコノコついてきたんだよ。」
「私は、ね・・・ちょっと訳あって。」
意味ありげに目を反らした妹を見て、俺はそれ以上の追求はすまい、と思った。

俺がここに来たわけ―――当然”なんとなく”で来たわけじゃない。
それなりに理由があって決意を込めて来たつもりだ。
今までさんざん周りからは言いたい放題言われてきた。
だけど俺にだってプライドはある。
今まで何かをやり遂げた事なんか一度も無かったが、
かと言って諦められる夢ではなかった。
今日がもし駄目だったら・・・大人しく、実家へ帰ろう。
親父の家業を継いで、つつましく暮らしていこう。
それだって立派な親孝行だ。別に負け犬なんかじゃない・・・そう自分を言い聞かせてみる。

それでもやっぱり、思いは消せない。
何かに期待してしまう。何かに縋ってしまう。
何かが、きっと俺には何かがあるんじゃないかって、そう思ってしまう。

「ねぇお兄ちゃん、どうして鯨占いはサボテンで占うのか、知ってる?」
「え?そりゃぁ・・・昔誰か偉い人がサボテンで占ったのが始まりとか、なんかそんなんじゃないのか?」
そういや考えてなかった。どうしてサボテンなのか。
改めて言われてみるとじつに奇妙だ。サボテンなんてここいらには生えてないはずだ。
「あのね、サボテンには不思議な力があるの。」
「うん?」
妹はどうやら占いの由来を知っているようだ。
俺は黙って話の続きを聞くことにした。
「植物にはね、心があるの。サボテンは植物の中でも、特に優れた感受性を持っているの。
 植物に綺麗な音楽をかけながら水をあげて、毎日『君は綺麗だ』『君は美しい』って褒めるようにするの。
 そうするとね、本当に植物は綺麗な花を咲かせるの。これは有名な話よ。
お兄ちゃんも少しくらいは聞いたことあるでしょ?」
「ああ、なんか知ってるような知らないような・・・。」
妹は続ける
「それでね、昔サボテンは今よりも遙かに心が強くて、今よりももっと神聖で、
 テレパシーで色んな生き物に語りかける事が出来たの。
 それが人と鯨の心を結びつける橋渡しをしてくれるって、そう信じられてきたの。」
「へぇ~、そりゃ凄いな。でもそんなの迷信だろ?」
「迷信なんかじゃないよ。鯨の事はよくわかんないけど、植物には本当に心があるのよ!」
「お前それ、信じてんのか?」
「お兄ちゃんは信じてないの!?だったらなんで…」
ゴドーーーン!!
その時鈍い音とともに、急に船が大きく揺れた。
鯨が体当たりしてきたのだ。
「きゃぁー!」
妹がしがみついてきた。
「大丈夫だ。」
俺は冷静にそう言ったが、内心かなり動揺していた。
こんなに間近に迫ってくるなんて・・・動物って普通は人間の乗り物を怖がって近寄ってこないのかと思ってた。
しかし、そうも言ってられない。
「準備しなくちゃ。」
俺はそう言って持ってきた荷物の中から、サボテンを取り出した。
英語では「カクタス」、中国や台湾では「仙人掌」、日本では、「サボテン」
その中でも今回は「黄金花月」というのを用意した。

俺はサボテンを持って甲板に立ち、
巨大な鯨めがけて投げ入れた。
サボテンはバシャーン!と海へ投げ込まれたかと思うと、次の瞬間!
「バシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!」
と物凄い轟音が鳴り響き、あたりの張り詰めた空気はビリビリと泣き叫んだ。
何が起こったのかわけがわからなくて
僕はあっけに取られていた。

サボテンは天高く舞い上がり、遙か上空で見えなくなった。

「は・・・ははは・・・ははははは、ハハハハハハハ!」
「やった、やったぞ!やった!俺の勝ちだ!俺の勝ちだーーーーーーーーーーーー!!」
俺は海に向かって叫んだ。
迷いは無く、晴れ晴れとしたいい気分だった。


帰りの船の中で
妹は何か覚悟を決めたそぶりで俺に話しかけてきた。
「お兄ちゃん、これからどうするの?」
「俺は――絵を描くよ。」
「やっぱりね。」
「やっぱりって、お前何か知ってたのか?」
「ううん、なんとなくだけど、そうだろうと思ってた。」
「俺の絵、一度も売れたことなんか無いから、売れてる流行りのタッチの絵でも描こうか、
それともスッパリやめちまおうか、ってちょっと迷ってた。」
「お兄ちゃんの絵、なかなか味があっていいのにね。」
「あれ?お前、見たことあったっけ?」
「小さい頃に少しだけ、見たことあるよ。」
「そっか。だけど、やっぱ違うよな、そうじゃねぇよな。売るために描くわけじゃない、描きたいから描くんだ。
だから俺はこれからもずっと、売れない下手くそな絵を描き続けるよ。さっき鯨に怒られたしな。」
「あれ、怒られてたんだ(笑)」
「ああ、めちゃくちゃ怒られたぞ。天地が逆転するかと思ったくらいだ。
昔から怖いものは地震雷火事親父って言うけど、鯨も追加しないとな。」
「あは、そうだね。」
「それよりお前、何か俺に言いたいことがあったんじゃないのか?」
「うん・・・・・・・お兄ちゃん、あたしね、結婚するの。」
「へ?」
「ホントはちょっと迷ってたんだけど、さっき決めた。」
「さっき決めたって・・・もしかして、俺が実家に帰るかどうかで決めたのか?」
「うん、お兄ちゃんが実家を継ぐなら、あたしはまだもうちょっと独り身の自由を満喫しようかな・・・なんて、ズルイこと考えてた。」
「別に狡くねぇよ。それに、俺たちのどっちかが継がなくなって、まだ親父もおふくろもピンピンしてるだろ。」
「そうだけどね。」
「それより、お前そんな簡単に結婚決めちまって、良かったのか?」
「大丈夫だよ、別に嫌いな人と結婚するわけじゃないもの。」
「そ、そうだよな。そりゃ、さすがにそうだよな。相手の男、どんな奴なんだ?」
「んー、、。ちょっとお兄ちゃんに似てるかも。」
「えっ!?」
「冗談よ。何驚いた顔してるの?」
「は、はははは…そんなことないよ。あ、そうだ、結婚祝いに絵を一枚描いてやるよ」
「ありがと。」

そんなたわいもないやりとりをして
俺の人生において最初で最後のホエールウォッチングは幕を閉じた。
それから何年か経って、今ではなんとか食っていける程度には俺の絵は売れるようになった。
絵が売れるようになったのは、あのとき俺が必死で鯨の絵を描いたからだって今でもそう思っている。
俺が全ての思いを込めて一生懸命になって描いた鯨の絵は、今は妹の家に飾ってある。

今でもあの時の強さと輝きを閉じこめたままで。

サンタクロースのメロンパン

2004年06月17日 00時24分12秒 | 物語
僕らはメロンパンが好きだった。
あの頃からずっとずっと。

あの頃―――

ある暑い夏の日、僕らは秘密基地で遊んでいた。
虫取り、魚釣り、おいかけっこ、かくれんぼ、色々やった。
遊びつかれてヘトヘトだった。

仲間の一人が、空を見上げて何か叫んだ。
みんなが上を見た。

強烈な光だった。
太陽を真っ直ぐに見たせいかもしれない。

信じられない光景を目にした。
メロンパンが世界を喰っていたのだ。

それは天空より現れ天空の彼方に消える巨大な巨大なメロンパンだった。

僕は金属バットで殴られたような――いや、実際何かに殴られたのだ。

ふと気が付くと、そこには眠りこけて横たわっている仲間と人数分のメロンパンがあった。
メロンパンは変な形にへこんでいた。

後頭部がジンジンした。
頭のネジが何本も取れたような気がした。
僕はぼんやりしながら、とりあえずメロンパンをかじった。
気が遠くなるほどうまかった。

僕は今でもあのメロンパンの味を覚えている。

美しいものが見たいよ。

2004年06月16日 03時17分52秒 | 駄文(詩とは呼べない)
最近、汚いものばかり見てる。
ねぇ、美しいものが見たいよ。

「自分でどうにかしな。」

見つからないんだ。
綺麗なものとか美しいものとか、
ずっと探してるけど、なかなか見つからないんだ。

「探し方が足りないんだよ、もっと外を見なよ。」

外なら見てるよ
時間なら腐るほどいっぱいあるし

「そういう意味じゃないよ。」

じゃぁ何が外なのさ?

「・・・。」

ねぇ、美しいものがみたいよ。

「美しいの意味、ちゃんとわかってる?」

わかってるはずだよ。
昔は美しいと感じた事が何度もあった気がするもの。
初めて美しいという言葉を覚えた時には
確かに美しいものがあったような気がするから。

「拘り過ぎなんじゃないかな、美しいって事に。」

そうだ、君の顔を見せてくれないかな?
『綺麗な、顔立ちだね!』

「美しいとは言ってくれないんだ?」

『だって美しくないもの。』

最初の愛は尊い

2004年06月15日 08時54分28秒 | 駄文(詩とは呼べない)
最初の愛は尊いものなのだけど
僕の知っている愛は薄まりすぎています
僕の知っている愛は初めての人の初めての愛よりも
遙かに価値が無く遙かに意味が薄く
また、なんら輝きを発していません。

だから僕は愛するのをやめます

僕は誰かを愛する事を始めません
また誰も愛する事ができません
だから本当は愛する事をやめることもできないのです

それでも僕は愛するのをやめます

くだらない言葉を精一杯神聖に語ってみるのも良いでしょう。

神はあなたを愛しています

犬笛を吹いたよ

2004年06月15日 08時40分00秒 | 駄文(詩とは呼べない)
誰も僕を見なくていいです
だからせめてこの言葉達だけは
ここに残す事を許してくれませんか?

僕を愛さなくていいです
だからせめてこの言葉だけは
意味も理解も超えないままに
言葉として漂う事を
許してみたくはありませんか?

1年が長いとも早いとも言えるのは
きっと断言も実感も虚構の域をあまり超えてないから

忠実な世界は
無の僕(下部)として
無くなる事を望んだりもすることなく
当たり前の速さでそれをこなすのだろう

その時きっと世界は
真理も永遠もない遙か遠いところへ
還るための場所へ
帰る事もなく消えていくのだろう

僕にはそれが懐かしくて
なんだか嬉しい

悲観しなくとも訪れる死が平等ならば
全ての世界は平等に在り続けるために死んでいく

一つの同じは
全ての同じで

同じような死が繰り返される毎日の中で
僕は死に続けていて

それを縛る事も逆らう事もじつに不自然な事で
未来のために僕が死んでいくのはあまりにも自然な事で
それでも悲観する理由が僕のどこにあるのだろうか

僕の死を受け入れない人達が居るとすれば
それはきっと僕を受け入れた人達の中に過去の僕が居るせいだろう

生きている僕は死んでいる僕と対極に位置するから
僕がどこかで生きる限りにおいて
僕の死は拒絶され続けるだろう

生と死の狭間に今があると仮説を立てられるなら
僕は生まれ続けて死に続ける事で
僕が在り続ける事を許している

許されないほどの罪を背負うのが恐ろしくて
孤高のオオカミは犬になります

犬の鳴き声を
どうか憶えておいて下さい。

「もっと現実を見ろよ。」「君は見てるの?」

2004年06月15日 08時12分45秒 | 駄文(詩とは呼べない)
魂に刻まれている言葉と
肉体に刻まれている言葉は
どちらを信じたらいいのだろうか?

ここに答えが存在しないように
そもそもこのような問いは成り立たない。

僕らは魂を見る事が出来ないのと同じくらいに
肉体を確認する事ができない

そこで創作という言葉が
無理矢理掲げられた大きな旗の中で
力強く風を受けてはためく。

僕は他人に怯える不安な精神病者の目つきで
既に今ある外部記憶としての本を馬鹿にする

今ある秩序からカオスを読み取るのと同じくらいに
外部記憶から故人の知恵を借りる事が馬鹿げていると
僕の魂は与えられた言葉達と会話する。

言葉は自然な囁きで人々を誘惑するけれど
感じる事の出来る感性や実感といった類の妄想概念と喧嘩し

現実こそが神なのだと力強く断言する。

そこには優しさなんか欠片も含まれてはいなくて
戦士達を敗北させる悪魔よりも遙かに強くて
強力な催眠術で「リアルな現実感」という言霊が僕らを呑み込む。

僕は抵抗する事なんかとっくに諦めていて
夢も現実も自分も僕を信じていなくて
僕は信じてくれた僕にだけ僕を使う事を許していて

そのあまりにも許されない潔癖の牢獄が
不思議なほど僕を落ち着かせる。

拘りの閉塞感
自由の牢獄
世界の抜け殻

いいじゃないか いいじゃないか
やんや やんや

誰も僕の言葉に本質的に感動しないのは
僕すらも感動していないからではなく
感動が何なのかわからないほど薄まりすぎているから。