先週末に誕生日を迎え、また一つ歳を取ったのですが、その効果(?)が立て続けに現れてきました。
昨日は仕事が一段落しかけたので、ここでデータが消えては大変だと、ポータブルのハードディスクにバックアップを取って、それを机に置いてきてしまいました。
それはすぐに気付いたのですが、「まあ良いか?」と横浜駅まで歩いて帰ろうとして、今度は桜木町駅の手前で携帯(iPhone)を忘れていることに気付き、結局事務所に引き返しました。(思い出すだけまだ良いさ!)
今日は、午後から両国の音響エンジニアリング会社で、スタジオのモデルルームを見学する事になっていて、30分以上前に両国駅に着きました。
約束の場所までは徒歩10分と書いてあったので、駅前のコーヒーショップでコーヒーを飲みながら地図を確認(準備は万全!)、15分前を目標に歩いて行ったのですが、建物が見つかりません。
「確か信号2つだったけどな・・・」と思って先に行っているSさんに携帯で確認すると、「緑2丁目西という信号の角」だと教えてくれました。信号を見上げると「緑2丁目」時間までまだ10分あります。
「分かりました!」と言って先を見ると、「○丁目×」と言う文字が見えます。近づくと「二丁目東!」、「ありゃ?」時間まで5分しかありません。あせって先を見ると「○丁目西」と言う文字が見えます。近づくと今度は「三丁目西!」
コンビニに入って聞くと、おばさんが町内の地図を取り出し、ずっと手前だと教えてくれました。急いで戻ってもどこだか分かりません。今度は蕎麦屋に入ると、やはり店のおばさんが地図を取り出し、もう一つ手前だと教えてくれました。
でもそれでも分からず、結局、自転車に乗ったおじさんが、その建物だと言って指差した先の奥に入り口があり、若いひとが迎えに来てくれて一見落着!
外国では良くやる事なのですが、日本ではここ何年かやった覚えがありません。(単に忘れているだけ?)
しかし、尋ねた店が2軒とも地図を出して調べてくれたのは予想外の反応でした。日本も、まだまだ捨てたものではありません。
「皆さん携帯で道を聞かずに、街の人に尋ねましょう!?」
と言う訳で、「今日は『酒とバラの日々』の話でした」などと言い出すまで、あと何年でしょうか?