原発のニュースは事故から3ヶ月を経ても毎日のように繰り返されている。昨日は排水処理設備が5時間で停止してしまったというニュースをやっていた。
「さもありなん!」と言うのが僕の感想だった。大体、急ごしらえの寄せ集め設備が簡単に稼動する確率はそんなに高くないだろう。今まで排水処理設備も無くどうやってメンテナンスをやっていたのだろう?
今日になっても、その設備は稼動して居ない。そのニュースを見ながら「人柱」と言う言葉を思い出した。
連日のニュースを見ていると、日本の原子力発電所は、技術的に未発達な段階での見切り発車であったとしか思えない。
使用済み燃料の再利用を目的に、20年も前に建設された高速増殖炉「もんじゅ」は事故を繰り返し、一日5000万円の維持費を使いながら実用化の目途(一定の目途ではない!)もついていないと言う。
そんなものを、これからも建設して維持して行くことなど、エンジニアの端くれとして論外としか考えられないのだが・・・?
排水処理設備の放射能に汚染されたフィルターを交換するのは、ロボットではなく人間なのだ。フィルターだけではない。事故やトラブルが起これば、人間の手によって復旧しなけならない部品は沢山ある。昔の炭鉱夫が、カナリヤの鳥篭を下げて採掘現場に入ったように、下請け労働者が放射能の線量計をつけて、及び腰で入って行くしかないのだ。
ちなみにチェルノブイリ原子力発電所事故で殉職した運転員・消防士はソ連政府の発表でも33人となっている。
かつてダム工事やトンネル工事において、人柱を埋めたように、現代においてまだ人柱を必要としている技術があるとしたら、それは原発なのだと思う。
「さもありなん!」と言うのが僕の感想だった。大体、急ごしらえの寄せ集め設備が簡単に稼動する確率はそんなに高くないだろう。今まで排水処理設備も無くどうやってメンテナンスをやっていたのだろう?
今日になっても、その設備は稼動して居ない。そのニュースを見ながら「人柱」と言う言葉を思い出した。
連日のニュースを見ていると、日本の原子力発電所は、技術的に未発達な段階での見切り発車であったとしか思えない。
使用済み燃料の再利用を目的に、20年も前に建設された高速増殖炉「もんじゅ」は事故を繰り返し、一日5000万円の維持費を使いながら実用化の目途(一定の目途ではない!)もついていないと言う。
そんなものを、これからも建設して維持して行くことなど、エンジニアの端くれとして論外としか考えられないのだが・・・?
排水処理設備の放射能に汚染されたフィルターを交換するのは、ロボットではなく人間なのだ。フィルターだけではない。事故やトラブルが起これば、人間の手によって復旧しなけならない部品は沢山ある。昔の炭鉱夫が、カナリヤの鳥篭を下げて採掘現場に入ったように、下請け労働者が放射能の線量計をつけて、及び腰で入って行くしかないのだ。
ちなみにチェルノブイリ原子力発電所事故で殉職した運転員・消防士はソ連政府の発表でも33人となっている。
かつてダム工事やトンネル工事において、人柱を埋めたように、現代においてまだ人柱を必要としている技術があるとしたら、それは原発なのだと思う。