和歌山県有田市初島町浜にあるJR西日本の初島駅は、亀山駅から紀伊半島を海沿いに新宮、紀伊田辺を経て和歌山市駅までの384.2kmを結んでいる紀勢本線の簡易停車場として、1938(昭和13)年12月15日に開業しました(開業時は紀勢西線に所属)。
島式ホーム1面2線を有する無人駅です。
1949(昭和24)年3月に建てられた木造駅舎がホームの東側にあり、島式ホームへは跨線橋で連絡しています。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は722人で、これはJR西日本に属する紀勢本線の全55駅中19位です。
1987年から1989年にかけての海水浴シーズンには、当駅に一部の特急が停車したことがありますが、現在は事実上、各駅停車しか停車しません。
<初島駅の年表>
・1938(昭和13)年12月15日:国鉄紀勢西線の簡易停車場として開業
・1942(昭和17)年1月15日:一般駅に昇格して、初島駅となる
・1942(昭和17)年1月15日:東亜燃料工業株式会社(現・JXTGエネルギー)専用側線の工事が完成、同線に発着する車扱貨物の取り扱いを開始する
・1945(昭和20)年7月28日:空襲を受けて駅舎が焼失
・1949(昭和24)年3月14日:現在の駅舎が竣工
・1959(昭和34)年7月15日:紀勢西線が紀勢本線の一部となり、同線の駅となる
・1967(昭和42)年3月11日:当駅~下津駅間が複線化
・1968(昭和43)年3月24日:箕島駅~当駅間が複線化
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・2003(平成15)年10月1日:コンコースの喫煙コーナーを廃止
・2007(平成19)年3月~4月:駅舎の補強工事が行われる
・2015(平成27)年7月17日:台風11号による被害で新宮駅~和歌山駅間が不通になったことにより、営業休止
・2015(平成27)年7月18日:営業再開
・2018(平成30)年3月17日:駅の無人化
(駅 名 標)
(踏切上から和歌山方面を望む)
(跨線橋から御坊方面を望む)
(駅舎・ホーム側)
(初島駅駅舎)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2014(平成26)年9月7日