大阪府泉佐野市にあるJR西日本の長滝駅は、天王寺駅から大阪府南部の各都市を経由して和歌山駅までを結んでいる阪和線(63.0km・羽衣支線を含む)の駅です。 もともとは大阪と和歌山を高速に結ぶことを目的に建設された阪和電気鉄道の駅として、1930(昭和5)年6月16日に開業しました。
待避設備を備えた島式ホーム2面4線を有する無人駅です。
1931(昭和6)年に建てられた木造駅舎がホームの西側の天王寺寄りにあり、島式ホームへは跨線橋で連絡しています。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は1,838人で、これは起終点駅を含む阪和線の全36駅中34位です。
この長滝駅は、JR西日本和歌山支社が管轄する最北端の駅です。
長滝駅が属する阪和線は、大阪市南部のターミナルである天王寺から南へ伸び、大阪府南部の各都市を経由して和歌山市へ至る路線であり、JR西日本のアーバンネットワークの一角を形成しています。また、関西国際空港が開港した1994(平成6)年9月4日以降は、同空港へのアクセス路線としても重要な役割も担っています。
<長滝駅の年表>
・1930(昭和5)年6月16日:阪和電気鉄道の駅として開業
・1940(昭和15)年12月1日:阪和電気鉄道が南海鉄道に吸収合併され、南海鉄道山手線の駅となる
・1944(昭和19)年5月1日:南海鉄道山手線が戦時買収私鉄に指定されたことにより国有化され、国鉄阪和線の駅となる
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・1993(平成5)年7月1日:阪和線運行管理システム(初代)の導入
・2003(平成15)年10月1日:ホームを除き、駅コンコースの喫煙コーナーを廃止
・2003(平成15)年11月1日:IC乗車カード「ICOCA」の利用が可能になる
・2006(平成18)年1月21日:IC乗車カード「PiTaPa」の利用が可能になる
・2006(平成18)年8月27日:マルス端末が導入される
・2009(平成21)年7月1日:ホーム上の喫煙コーナーを廃止して、駅構内終日全面禁煙化
・2010(平成22)年12月1日:組織改正により、大阪支社の管轄から近畿統括本部の管轄に変更される
・2011(平成23)年3月12日:ダイヤ改正により日中時間帯における「紀州時快速」の停車駅となる
・2013(平成5)年9月28日:阪和線運行システムを2代目のものに更新
・2017(平成29)年3月7日:入線警告音(接近メロディ)を幅広い周波数帯域を持つ音質の警告音に更新
・2018(平成30)年3月17日:駅ナンバリングの導入
・2019(平成31)年3月31日:みどりの窓口の営業が終了
・2019(平成31)年4月1日:駅の無人化
(駅 名 標)
(天王寺方面を望む)
(長滝駅駅舎)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2019(平成31)年3月24日