奈良県生駒郡平郡町椣原にある元山上口駅は、王寺駅から生駒駅までを結んでいる近畿日本鉄道(近鉄)生駒線(12,4km)の駅です。
もともとは信貴生駒電鉄の終着駅として、1926(昭和元)年10月21日に開業しました。
王寺方面に向かって左側に配置された4両分の有効長をもつ単式ホーム1面1線のみを有する無人駅です。
平屋の木造駅舎がホーム側面にあり、駅舎内にICカード「PiTaPa」・「ICOCA」対応の自動改札機及び自動精算機が設置されています。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は1,768人で、生駒線では最も利用客が少ない駅です。
元山上口駅の駅名は、北西の山腹に位置する元山上(千光寺)に由来しています。
元山上口駅が属する近鉄生駒線は、奈良県西部にある生駒山地の東側を走り、沿線には住宅地が広がっていて、大阪・奈良への通勤・通学路線となっています。 また、一部の駅を除いてほぼ全線で複線化の用地が確保されていますが、複線化されているのは生駒寄りの一部区間に留まっています。
<元山上口駅の年表>
・1926(昭和元)年10月21日:信貴生駒電鉄の終着駅として開業
・1926(昭和元)年12月28日:信貴生駒電鉄が仮新生駒駅まで延伸したことにより、途中駅となる
・1964(昭和39)年10月1日:近畿日本鉄道が信貴生駒電鉄を合併し、近鉄生駒線の駅となる
・2001(平成13)年2月1日:スルッとKANSAI対応カードの取り扱い開始
・2001(平成13)年10月14日:Jスルーカードの取り扱い開始
・2007(平成19)年4月1日:IC乗車カード「PiTaPa」・「ICOCA」の取り扱い開始
・2009(平成21)年3月1日:Jスルーカードの自動改札機・のりこし精算機での取り扱い終了
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始によりTOICA・manaca・Suica・PASMO・Kitaca・SUGOCA・nimoca・はやかけんが利用可能になる
・2015(平成27)年8月20日:駅ナンバリングの導入
(駅 名 標)
(生駒方面を望む)
(元山上口駅駅舎)
撮影年月日:2016(平成28)12月18日