Yoshino Mikumarijinja Shrine, Yoshino Town, Nara Pref.
さてさて、ワタクシ達は吉野山をさらに登って行きました。
金峯山寺から約2.5km、標高差で220mを歩いてきました。
金峯山寺の蔵王堂が小さく右上に写っています。こうして見ると、結構歩いてきたんだなぁと思いますわ。
この日の最終目的地である吉野水分神社に着きました。
この神社も世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』を構成する資産の一部として登録されているんですよ。
吉野水分神社ですが「水分」と書いて「みくまり」と読むんです。「みくまり」とは「水分 = 水配り」と言う意味をもち、
水分神社とは流水を分かち配ることを司る神「天之水分神(あめのみくまりのかみ)」を祀っている神社のことなんです。
奈良にはこの吉野水分神社をはじめ、4つの水分神社があるんです。
昔から奈良は、奈良盆地という地形の関係上、雨が少なければ干ばつに悩まされ、雨が多ければ水害に悩まされてきました。
「米一升、水一升」とも言われるほど水は大切にされてきましたが、かといって多すぎても水害を招いてしまいます。
このような背景から、水の配分を司る神が大事にされてきました。
そんな水分神が東西南北に鎮座するように祀られているのが宇太水分神社、葛木水分神社、吉野水分神社、都祁水分神社の4つです。
ワタクシが暮らす市の近くに千早赤阪村という大阪府で唯一の村があるのですが、そこにも建水分神社というのがありますわ。
また、水分神社にはもうひとつの信仰があります。
それぞれの神社が創建された後、時は流れて平安時代中期、「みくまり」=「みこもり」と読み、
「身ごもり」=子授けや子どもを守り育てる神としても信仰されるようになったんですよ。
そういう歴史を知ると、神社に対する興味も一層湧いてきますよね。
ワタクシは別に子授けを祈ることはしませんでしたが、家族の健康を祈願して神社を後にしました。
復路は往路を引き返し、吉野駅まで戻ってきました。時刻は午後3時前です。
ワタクシは相棒さんと「地元に戻ってちょっと一杯飲んで帰ろうか」ということになり、帰りの列車に乗り込んだのでありました。
使用したカメラ:1、2、3、8枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2
神道というのが宗教なのかどうか、これは意見や考え方が分かれるところだと思います。
ただ、自然や祖霊、死者への畏敬の念を根幹とした信仰で、神様は地域社会を守り、恵みを与える守護神であるという考え方は、
私のような人間にも、自然に身についたように思うのです。それは日本人の精神的な基盤であったように感じます。
昨今の犯罪、事件などを見ていると、そういう精神的な基盤が崩壊しているのだと思わざるを得ないですね。
写真日記ランキング
面倒ですが紋をクリックした後は、ブログランキングのページが開くまでお待ちくださいね
さてさて、ワタクシ達は吉野山をさらに登って行きました。
金峯山寺から約2.5km、標高差で220mを歩いてきました。
金峯山寺の蔵王堂が小さく右上に写っています。こうして見ると、結構歩いてきたんだなぁと思いますわ。
この日の最終目的地である吉野水分神社に着きました。
この神社も世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』を構成する資産の一部として登録されているんですよ。
吉野水分神社ですが「水分」と書いて「みくまり」と読むんです。「みくまり」とは「水分 = 水配り」と言う意味をもち、
水分神社とは流水を分かち配ることを司る神「天之水分神(あめのみくまりのかみ)」を祀っている神社のことなんです。
奈良にはこの吉野水分神社をはじめ、4つの水分神社があるんです。
昔から奈良は、奈良盆地という地形の関係上、雨が少なければ干ばつに悩まされ、雨が多ければ水害に悩まされてきました。
「米一升、水一升」とも言われるほど水は大切にされてきましたが、かといって多すぎても水害を招いてしまいます。
このような背景から、水の配分を司る神が大事にされてきました。
そんな水分神が東西南北に鎮座するように祀られているのが宇太水分神社、葛木水分神社、吉野水分神社、都祁水分神社の4つです。
ワタクシが暮らす市の近くに千早赤阪村という大阪府で唯一の村があるのですが、そこにも建水分神社というのがありますわ。
また、水分神社にはもうひとつの信仰があります。
それぞれの神社が創建された後、時は流れて平安時代中期、「みくまり」=「みこもり」と読み、
「身ごもり」=子授けや子どもを守り育てる神としても信仰されるようになったんですよ。
そういう歴史を知ると、神社に対する興味も一層湧いてきますよね。
ワタクシは別に子授けを祈ることはしませんでしたが、家族の健康を祈願して神社を後にしました。
復路は往路を引き返し、吉野駅まで戻ってきました。時刻は午後3時前です。
ワタクシは相棒さんと「地元に戻ってちょっと一杯飲んで帰ろうか」ということになり、帰りの列車に乗り込んだのでありました。
使用したカメラ:1、2、3、8枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2
神道というのが宗教なのかどうか、これは意見や考え方が分かれるところだと思います。
ただ、自然や祖霊、死者への畏敬の念を根幹とした信仰で、神様は地域社会を守り、恵みを与える守護神であるという考え方は、
私のような人間にも、自然に身についたように思うのです。それは日本人の精神的な基盤であったように感じます。
昨今の犯罪、事件などを見ていると、そういう精神的な基盤が崩壊しているのだと思わざるを得ないですね。
写真日記ランキング
面倒ですが紋をクリックした後は、ブログランキングのページが開くまでお待ちくださいね
これだけ歩いて15時前に吉野口駅へ
戻ってきたのですね。
朝が早かったので帰りも早いですね。
万歩計にはかなりの数値が出たことと思います。
蔵王堂は茶色の屋根の建物ですね。
これはなかなか読めませんね。
難読漢字に入るでしょう。
明日は台風の影響が心配です。
休校のところも増えていますね。
お互い被害が亡いことを祈りましょう。
応援☆
「みくまり」=「みこもり」身ごもり
まったく知らなかったです。
身ごもりと言えば
奈良に帯解寺という安産祈願のお寺がありましたね。
行ったことがありますよ。
こた母も、歩けるかしら?
って、無理そうです(笑)
みくまりと読むんですね~。
流水を分かち、配る事を司る神。
奈良の地形を背景に、敬われてきた神様。
勉強になります。
凸
やっぱりお二人は元気です!
よく歩きましたね
アルコールが体にしみ込んだことでしょう(笑)
水分神社、鳥居も建物も風情がありますね
これだけ歩くと、私など早く帰ってゆっくりしたい
と思いますが(笑)
さらにその後の楽しみがありましたね
ちょっと一杯で疲れも吹き飛んだことでしょう
⛅はっきりとしないお天気が続きますがお互いに体調管理をしっかりとして元気でがんばりましょ~ネ!
💻今月も先月同様に宜しくお願い致します!
@☺@今月も「フォト日記・ブログ」を見聞させて頂くのを楽しみにしております!
☆彡今日の「人気ブログランキング」に>👍&😍&👏で~す。
*👴*今朝もMyblogはアップしてますので遊びにお越し下さい<welcome👇>
🎥を見て頂いた感想コメントも楽しみにお待ちしていますネ。
🔶それではまたお伺いします👋・👋!
本殿がはるか先にありますね
4つの水分神社 ダムのない時代 水は貴重なものだったのがよくわかりますね
この時期のウオーキング 気持ちいいでしょうね
帰りの一杯 おいしかったでしょう