もぐりの語学教室+修行が辛くお寺を逃走した元僧侶見習の仏教セミナー

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4864番:トニオ・クレーガー(17)

2024-09-27 11:45:16 | 語学


トニオ・クレーガー(17)


————————【17】—————————————————

  „ Ja,  wir  gehen  nun  also  über  die  
Wälle ! “ sagte  er  mit bewegter  Stimme. »  
Über   den  Mühlenwall   und  den  Holsten-
wall,  und  so  bringe  ich  dich  nach  Hause,  
Hans...Bewahre,  das  schadet  gar  nichts,   
daß  ich  dann  meinen  Heimweg  allein  
mache; das nächste  Mal  begleitest  du  
mich. «


—————————(訳)———————————————————

 「よし、土手を通って行こう.」トニオはうき
うきとした声で言った.「ミューレンの土手と、
ホルステンの土手を通るよ.それで僕は君を家
まで送ってあげるよ、ハンス....誓って言うが、
そうなると帰路はぼくひとりになってしまうけど、
構やしないさ;この次君がぼくを送ってくれれば
いいのだから.」


————————《語句》———————————————————

die Wälle:(複) <der Wall (変E) 
    ❶土塁、防塁、堤防
    ❷(比喩) 守り、防御       
bewegter:(形、過去分詞)<bewegen (他) 
    動かす、心を動かす、感動させる
die Stimme:(Nタイプ) 声.
Mühlenwall:辞書不掲載 →
    Mühle (水車小屋) + Wall (土手、堤防)
Holstenwall:→  Holsten(意味不明) + wall  
       辞書不掲載且つ意味不明なので、
    そのまま音読みで訳します.
bewahren  守る、保つ、(Aを)胸にとどめておく
das schadet + [3格]+ gar nichts  
     ...³にとってはそれは当然の報いだ.

 


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