松本春男の綾瀬市レポート(日本共産党元市議会議員)

2023年4月の綾瀬市議選で福田くみ子さんに
バトンタッチしました。

東名高速道路、綾瀬インター工事協定書に反対討論

2014年09月24日 | 市政

 9月議会に、第51号議案 工事に関する細目協定の締結について・東名高速道路(仮称)綾瀬スマートインターチュンジ新設事業の工事に関する細目協定を次のとおり締結する案件が市議会に提案されています。
 工事費合計37億7990万円で、平成29年末完成めざして、連結道路新設・下原橋架けかえ・市道付け替え・付帯工事一式が計画されています。
 事業費の負担は、神奈川県が1億8350万円、綾瀬市が15億6540万円、中日本高速道路株式会社が20億3100万円の計算上の負担が示されていますが、全体の事業施工者は中日本が行ないますので、自治体として細部の検証は困難と思われます。
、綾瀬市はさらに周辺整備費で50億円の費用負担を明らかにしていますので、合計66億円近くのお金がかかります。
 綾瀬インター設置を当初持ち出していた当時は、私の質問に対して、県の道路公社に金銭は負担して戴くので、市の負担は殆ど無いと説明していました。情報公開請求で入手した資料に、県が綾瀬市に渡している文書で横須賀市の事例として事業費を横須賀市が用意して県に貸し出た内容が明記されていました。当時から県は事業の主導権を握るが金銭負担は出来るだけ行なわない考えを示していました 
 県は、横浜と厚木のインターが飽和状況になっている解決策として綾瀬インターを持ち出しました。東名寺小橋周辺は、これまで市内で一番排気ガス濃度が高い数値を検出しているのにインター完成後は更に酷くなることを危惧します。
 インターからの出入りは、県道42号線の寺尾・上土棚線に信号で接続するだけですから、大渋滞が起きると思われます。
 以上の観点から、議会で反対討論を行ないます。