原子力規制委員会は 20日、福島県に設置されているリアルタイム線量測定システムを大幅に削減する方針を決定しました。
校庭など子どもの利用する施設を中心に福島県内に約3000台の同システムを設置。また、県内全域に可搬型モニタリングポストを約600台設置。
約2400台を対象に、原則として放射線量が低い地域のものから順に撤去し、2020年度末までに撤去を完了させるとしています。
撤去した同システムは、避難指示・解除区域の要望に応じて、移設して活用するとしています。しかし、同システムの耐用年数は7年で「大半」が耐用年数となり、移設はごこ一部にとどまりとみられています。2018年3月22日赤旗記事の抜粋。
福島原発の問題では、廃炉を含め、排水問題が解決しないで増えて続けています。そんな中で、測定規模の縮小を行えば、日本だけでなく、世界の国々が不安を持ちます。
線量測定システムの削減でなく、規制委員会は、現在機器の耐用年数が近づいているシステムの更新を行うと発表すべきでした。
現在、福島原発が安心と思っている方は、何人いると思っているのでしょうか。