カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

TPP交渉中の資料公開

2015年05月09日 05時14分21秒 | 海外

いよいよ大詰めを迎えているとされるTPP交渉。 

TPPの交渉内容示す条文案、来週にも国会議員に開示 

ワシントンを訪問している西村康稔内閣府副大臣は、大詰めを迎えているTPP(環太平洋経済連携協定)の交渉内容を示す条文案を国会議員が来週にも閲覧できるようにすると明らかにしました。:テレビ朝日系(ANN) 2015〔平成27〕年5月5日(火)11時54分配信

けっこうなこと、と思っていると、3日後には・・・・・・。 

TPP交渉開示、甘利氏否定…西村副大臣も撤回 

 甘利TPP相は8日の閣議後記者会見で、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の内容を条件付きでも国会議員に情報開示できないとの考えを示した。 

 情報開示に前向きな発言をしていた西村康稔・内閣府副大臣は7日、米ロサンゼルスで記者会見し、「(発言を)撤回したい。私の伝え方が悪かったということで反省している」と陳謝した。:読売新聞 2015年05月08日 12時42分 

TPP交渉内容について

開示する → 開示はできない

となったわけです。

もしも日米での法制度に違いがあるなら

  • どういう違いがあるかを、分りやすく説明する義務があると思います。
  • 法制度の違いがあるから開示できない」ではだめでしょう。
さらに日本の野党は

西村副大臣の発言撤回 野党側 国会で追及へ

内閣府の西村副大臣が、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉内容を記した文書を国会議員が閲覧するのを認める方向で調整したいとする発言を撤回したことについて、野党側からは、西村氏や政府の対応を批判する声が相次いでいて、国会審議で追及する構えです。:NHKオンライン 2015〔平成27〕年5月9日 4時10分

とし「明確な説明がない場合は、その他の審議を拒否する」としております。
おっしゃるとおりですが、開示の姿勢を一転しただけで与党の責任となる異変であり、「その他の審議を拒否する」という姿勢は、子供じみていて、賛成できません
なんとか「審議拒否」以外の方法で与党の責任を追及すべきであり、「審議拒否」は、やめてもらいたい。そんな程度の民主党か、と疑われますよ。
まぁ「あんな程度」の自民党と「そんな程度」の民主党、「どんな程度の維新の会?」ですか。

「民主化」を否定する中国

2015年05月09日 04時29分10秒 | アジア

中国の最近の動向をまとめてみました。

  • 中国共産党が「神」「皇帝」であり、絶対に異なる意見を認めない。違反したらすぐに、拘束・逮捕・粛正・死刑
  • 民主化を否定
  • 暴力で国民を弾圧し、人権などありえない
  • 「被害者」が「正義」と信じる弾圧国家
  • にもかかわらず中国共産党主導のAIIBへ参加を表明している国が57カ国にのぼる〔日米などを除く各国〕
  • いかなる中国国内への干渉も許さない」としながら、「中国が国外干渉を日常的に続ける」とする二枚舌外交。つまり被害者意識だけが一人歩きし、加害者意識がまったくない、という小学校高学年のレベル(大笑)。

詳しくは、次をどうぞ。 


 香港普選への介入は、中国政府による「民主主義の否定」 注目点は米国の反応 日経ビジネス 2014年9月4日(木)


香港行政長官「選挙を民主化すれば貧困層に決定権」

【香港】香港の梁振英行政長官は20日外国メディアとの会見で、行政長官の選挙制度改革をめぐり、抗議行動を続ける民主派学生らの要求に応じ、住民が立候補者を指名できるようになれば、貧困層や労働者が選挙を左右することになるとの認識を示し、要求に応じることはできないとの立場を繰り返した。:米WallStreetJournal日本語版 2014年10月21日08:57  


「犠牲者ぶる」「正義ぶる」人たちの例

  • IS〔イスラム過激派組織〕
  • EUへ移民したイスラム教徒たち一部
  • EUで移民イスラム教徒を受け入れた地元の人たち一部
  • 中国共産党
  • 韓国為政者
  • 日本の解放運動者一部
  • 日本の反原子爆弾運動者一部
  • 沖縄のマスメディア

これらの人達の多くは、正しいことを表明しており、一定の支持者がいることも事実です。

なのに、どうして大きい勢力となり得ないのか、何が間違っていたのか、が問題。私の考えは次のようなものです。

  • 犠牲者に正義あり、と信じている。
  • 犠牲者だから何をしても構わない、と信じている。
  • 被害者意識が強すぎ加害者意識を欠く。つまり「自分たち被害者は、加害者になることが許される」、と信じている。

「信じる」ことはいいのですが、こんな人が集まると「独善的な社会」になってしまう

  • 自分が一番正しい、これは譲れないとする信念が、一番危ない。
  • いわば「死守する」という尊大さが危険、ということです。中国・韓国を見ていると、よく分りますね。
  • 自分が絶対的な「善」であり「正義」であるというのは、無数の独裁者が大声を張り上げて言ってきたことでした。現在の中国・韓国を見ているようです。

自分の殻に閉じこもらないで、広く人の意見を聞いてみませんか。そうすれば自ずと道は開かれるはずです。

最後に

「被害者」を「正義」だとみなせば、みんなが「被害者」「正義」となる

極端な例ですが、三竦み(さんすくみ)の場合です。

このようにして

  • 「3人の皆が被害者」になり
  • 「3人の皆が加害者」になり
  • そして「3人の皆が正義」になって

もう、何をしても許される結果、暴力が支配し「法が機能しない無法地帯」になる

これでは、

まるで現在の中国や朝鮮半島のようで、数は少ないけれど「まともな人」が思いやられます(笑)。

私たち日本人は

  • 「中国・韓国がまともな国だ」と思い違いをしているようですが、「まともな国とは言えない」、という前提で物事を考えてもいいようです。
  • もし異論がある方は、こういう視点で両国をこれから御覧になって下さい。それからでも決して遅くはないのですから。