なかなかアジア情勢も好転しません。ご承知の通り、北朝鮮問題は最悪の状況になっており、中国が本気で国連決議に協力して北朝鮮制裁に踏み切るかどうか、というところです。
韓国に文在寅(ムン・ジェイン)政権が誕生するからと言って、何か大きく変わるでしょうか。
習主席との電話会談「トランプ氏の要請で」 比大統領
:朝日新聞デジタル 2017/5/5
もちろん北朝鮮に関係していますが、米大統領トランプとしてはあらゆる手段を講じています。
アメリカ→中国→北朝鮮
アメリカ→フィリピン(ドゥテルテ大統領)→中国→北朝鮮
これは、フィリピンの前大統領アキノが、領土問題で中国に強硬で
オランダの仲裁裁判所に訴え、結果として中国の主張を退けたのですが、新しい大統領ドゥテルテ(2016/06/30- 任期6年再選禁止)が、この判断を棚に上げたのは「中国からの経済援助に目がくらんだ」からだと思われることでしょう。
それほどドゥテルテが中国に近い(母方の祖父が華人)のを利用して、中国が北朝鮮へ圧力をかけるよう依頼した、というわけです。
どの程度の効果があったかどうか分かりませんが、流れとしては妥当なところです。
ドゥテルテは、中国に顔が向いているようで、前の米大統領オバマを非難していますが、「新しい危険なトランプ」を高く評価しています。
独裁者は独裁者を好む、というのがどうやら正しいらしいのですが、その「独裁者」の実体やいかに、というところ。
ジャワ高速鉄道 中国から日本へ
:Japan In-depth 2017/4/22
インドネシアでは高速鉄道(ジャカルタ~スラバヤ:700kmほど)のうち
ジャカルタ~バンドン(直線距離で120kmほど)で中国が安く落札したのでしょうが、例によって実質がともなわず予定通りに進んでいないことに嫌気がさし、高価かも知れないけれども予定をまもって進める日本企業に移行しつつあるのでしょうか。異例の変更とは言え、中国・韓国がやる鉄道に信用をおいている人は、きっと少ないことでしょう。
受注競争で、メガワティ元大統領とジョコ大統領・リニ国営企業大臣らの不和が原因かも知れないとしており、日本優勢だったのを最後に中国が受注したものの、予定通りに進まないので、中国企業受注を変更し、年内日本企業との締結を目指すのもやむを得ません。
裏でどんな賄賂が飛びかっていたのでしょうか。
李登輝氏、馬前総統を中国大陸信用する「間抜け」と批判/台湾
:中央社フォーカス台湾 2016/11/26
蔡英文(さい えいぶん)が台湾総統に就任したのが2016/05/20で、近々1年になろうとしています。
最近の台湾総統
- 李登輝〔1988-2005〕
- 陳水扁〔2005-2008〕
- 馬英九〔2008-2016〕
- 蔡英文〔2016/05/20- 〕・・・・・・1年になるのですか
ただし蔡英文(さい えいぶん)の支持率(満足度)も
就任直後の50%近くから半年後には半分に落ちている
ようなので油断を許しません。←ど~ゆ~意味ですか?
そういえば台湾の政党もまた、多いですね。
さらに国会内での乱闘でも、台湾は30年の歴史を誇っており韓国とともに広く知られています。
中国・習近平国家主席、台湾・国民党の党首・洪秀柱主席と会談
:フジテレビ系(FNN) 2016/11/2
相当まえから私は言っておりますが、中国大陸から台湾へ逃げ込んだ人はたくさんいましたが、台湾が中国固有の領土であったことはなかったようです。
かつて朝貢してきた国はすべて中国の領土だ、などと平気でど厚かましいウソ八百を繰り返す中国ですから、台湾の野党・国民党の党首洪秀柱と中国で会談するなど、当たり前のことですね。
さてさて、皆様はどう思われますか。