それにしても、ヨーロッパでテロが多いような気がし、そういった報道が多いからだけとは思えません。
EUが拡大するにつれ増えてきたとするならば、そこに何か根本的な原因があるような気がします。
デモ暴徒化仏メディアによると、容疑者は、200人拘束=環境保護訴え「人間の鎖」―パリ
【パリ時事】国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)の開幕を翌日に控えたパリで29日、環境保護を訴える有志ら約4500人(警察発表)が「人間の鎖」をつくった。・・・・・・
同時テロの再発が懸念されるパリでは、治安当局からデモや集会の自粛要請が出ている。しかし、参加者は「次世代に明るい未来を!」と主張し、原発・化石燃料依存からの脱却を求めた。
南仏から訪れたベルギー国籍のパトリック・ドゥブクラーさん(57)は「温室効果ガスを減らすという言い訳の下に原発を推進するフランス政府のやり方はおかしい。自粛要請を気にせず声を上げるべきだ」と話した。
人間の鎖は、同時テロの舞台となったパリ中心部のバタクラン劇場前や、その近くのレピュブリック広場などで実施。現場周辺は地下鉄の駅が一時閉鎖され、機動隊が周囲を取り囲み、物々しい雰囲気に包まれた。オランド大統領は暴徒に対し、「破壊行為と環境保護は何の関係もない」と怒りをあらわにした。:時事通信 2015年11月30日
オランド仏大統領時代の話ですが、理解し始めたようですね。
温暖化防止で化石燃料を減らそうとするのが、原発推進派のキャンペーンになっているようです。日本でも前からそんな風潮がありますが、私はどこか変だと思っていましたし、今でもそう思います。
「地球温暖化を強調し過ぎるとこうなる」という見本のようなものでしょう。あるいは「地球温暖化を強調する研究者がおちいり易い罠」なんでしょうか。
「地球温暖化を立証する研究が、原発推進に直結しているわけではない」と明確に言えない研究者が多いため、トランプが「地球温暖化はでっちあげだ」とするのであって、トランプの発言には明かな間違いが多すぎますが、いわんとするところも分らないではありません(笑)。
多くの研究者が多方面から研究しており、もはや地球の温暖化は間違いなさそうですが、だからと言って「原発しかない」というのは、いくら現実的とはいえ、不自然な結論でしょう。
- 地球温暖化を止める唯一の方法が、原発
- 銃乱射事件の犠牲者を減らする唯一の方法が、銃で自衛
両者は、似てますね。
原発をどんどん増やしていっても、もしも事故が起れば「地球温暖化」の比ではないほどの災害が起り、人が住めない地域になってしまうでしょう。
同様に、銃を携帯して自衛する人をどんどん増やしていっても、銃乱射の可能性が高まるだけで、もとの「銃乱射」の比ではないほどの犠牲者が出てしまい、人が住めない地域になってしまうでしょう。
原価についてですが
10万年もの長年にわたって原発から排出される放射性廃棄物を保管する費用を含めるならば、十分すぎるほど高くついていますが、それを隠しているという疑惑は、妥当なところです。
電気を使った量で支払うのではなくて、税金でその原価をまかなうという発想は、使用した量に従って支払う、という原則を逸脱しているように思います。
しかもそういった危険物質を10万年も保管する作業が、これからも永遠に続くというのです。ますます疑惑が残ります。
地球環境を悪くしないためにどうするかの英知を出すのではなく、こんな地球には住めないとして、一部の人だけが地球を脱出しようとするわけですね。
ドイツが脱原発の動きを示していて、好ましく思っている人が多いかも知れませんが、ロシアから天然ガスを輸入したり、フランスの原発電力を購入するだけなら、根本的な解決にはならず、完全に矛盾します。
銃担いだ血まみれの「神」が表紙、仏風刺紙 襲撃から1年で特別号
「僕らにはシャンパンがある」 シャルリー紙、パリ同時テロ風刺画
昨年1月7日に起きたこの事件では、シェリフ・クアシ(Cherif Kouachi)容疑者とサイド・クアシ(Said Kouachi)容疑者の兄弟が、パリ市内の同紙本社を襲撃し、12人を殺害。うち8人が同紙のスタッフだった。・・・・・・
ユダヤ系食料品店襲撃など3日間に及んだ同事件では、計17人が犠牲となった。フランスでは事件後、イスラム過激派による襲撃が相次ぎ、昨年11月にはパリ(Paris)同時テロが起きた。:afp 2016年1月5日 8:06
あきらかに「言論の自由」に名を借りていますが
私には「宗教対立」の隠ぺい手段にしか見えません。
その裏には旧植民地からの移民やその子孫の扱いの問題があり、これを知らないまま中東や北アフリカからヨーロッパへ押し寄せる移民難民がいます。
この移民やその子孫たちの不満を解消せずに、受け入れを厳格にするとかで対策できていると錯覚するならば、移民を排斥しようとする人たちがより多くなり、問題はより大きくなる一方で解決からはほど遠くなるでしょう。
「あいさつもしない男」=宗教に関心寄せず-仏テロ実行犯
【ニース時事】フランス南部ニースで起きたトラック突入テロで、捜査当局は15日、射殺された実行犯の男(31)のニース市内にある自宅を捜索した。住民らはAFP通信に対し、男が短パン姿のことが多く、「道で会っても、あいさつを返すことはほとんどなかった」と印象を語った。
トラックの中には男の身分証が残され、報道では名前は「モハメド・ブフレル」と伝えられている。地元紙ニース・マタン(電子版)は近所の住民の話として、男は「孤独で物静か」で、宗教に大きな関心を寄せているようには見えなかったと報道。BFMテレビは「(男は)精神的に不安定で、攻撃的になることもあった」という住民の証言を伝えた。:時事(2016/07/15-23:29)
根本的な解決にはほど遠いですね。
移民差別を考えることなく「あいさつもしない」という方向に導こうとする報道姿勢ならば、これは危ないですね。植民地根性が残っており、うぬぼれの境地と言えます。
しかも悪い事に、「正しいキリスト教をなぜ信仰しない」と軽蔑する匂いさえ感じられます。
尤もキリスト教にもイスラム教にも問題点があるという意味で「宗教に関心がない」のならば、それはそれで意義のあることです。
まるで「宗教、特にキリスト教に関心がないと、立派な人にはなれない」という前提で話をしているようなのが、実にかわいそうですね(笑)。
自由を叫ぶ人たちも、単に
限られた人たちだけの自由
に過ぎないような気がして
人民の人民による人民のための政治(リンカーン)
の重要さを思い出してしまうのです。
- 人を殺傷する過激な犯罪は、どう考えても正当化できませんが
- 解決しようとする意志が見られないのもまた、正当化できません。
銃乱射で6人死亡=容疑者3人が逃走中-独ミュンヘン
【ベルリン時事】ドイツ南部バイエルン州ミュンヘンの商業施設で22日午後6時(日本時間23日午前1時)前、何者かが銃を乱射し、6人が死亡、多数の負傷者が出た。警察は目撃者の話として、武装した容疑者が3人いるもようだと発表。いずれも逃走中で、警察が行方を追っている。
DPA通信などによると、警察は犯行の背景は不明としつつ、「重大なテロの事態だ」と強調。さらなる攻撃への警戒を市民らに訴えた。:時事(2016/07/23-05:11)
<フランス>教会立てこもり神父殺害 大統領「テロ攻撃」
【パリ賀有勇、カイロ秋山信一】フランス北部ルーアン近郊で26日午前9時45分(日本時間同日午後4時45分)ごろ、刃物を持った男2人が教会に押し入り、5人を人質に取って立てこもった。神父が殺害され、容疑者は治安部隊が射殺した。現場に急行し記者会見したオランド大統領は容疑者らが過激派組織「イスラム国」(IS)のメンバーだと主張したと明らかにし、事件を「卑劣なテロ攻撃」だと断言した。・・・・・・
フランスでは南部ニースで14日、トラック暴走テロで84人が犠牲となったばかりで、政府は26日が期限の非常事態宣言を6カ月延長し警戒を強めていた。:毎日新聞 2016年7月26日
イスラム教徒を下に見て右翼勢力が増長するのを、指をくわえて見守るばかりとは思えませんが、根本的に植民地思想を変えるか、もっと言えば宗教観を見直すことですね。
独トラック突入テロ 24歳テロ容疑者、イタリア刑務所で服役中に過激思想傾倒か
ドイツ首都ベルリンのトラック突入テロで、捜査当局が行方を追っているアニス・アムリ容疑者(24)がイタリアで服役当時、刑務所側が「チュニジア人としか関係を持たず、イスラム過激派思想が強まっている」とイタリア内務省に報告していたことが分かった。ANSA通信が22日報じた。・・・・・・
一方、ドイツ連邦検察庁の報道官は22日、クリスマスマーケット(市場)に突っ込んだトラックの運転席側ドアなどからアムリ容疑者の指紋が検出されたことを挙げ、運転していたのはアムリ容疑者だと断定した。(共同):iza 2016.12.23
警官、ハンマーで襲われる パリ・ノートルダム寺院広場
AFP通信などによると、パリの観光名所ノートルダム寺院前の広場で6日午後、警戒中の警官がハンマーを持った男に襲われ、負傷した。襲われた警官の同僚が男を銃撃し、拘束したという。ロイター通信によると、仏検察の対テロ部門が捜査を開始した。・・・・・・
パリでは4月、繁華街シャンゼリゼ通りで警官に向けた銃撃があり、警官1人が死亡、2人が重軽傷を負う事件があったばかり。この時、その場で射殺されたフランス国籍の容疑者(39)は、以前から警官殺害を計画している疑いがあるとして捜査対象になっていて、2月には一時拘束されていた。この時は過激派組織「イスラム国」(IS)が事件直後に犯行声明を出している。
フランスでは、2015年11月のパリ同時テロ直後から非常事態宣言が継続されている。(ジュネーブ=松尾一郎):朝日新聞 2017/6/7
マクロン仏大統領の支持率54%、前月から10ポイント下がる
【AFP=時事】5月に就任したエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領(39)の支持率が先月から10ポイント低下し54%となったことが、23日に公表された世論調査結果で明らかになった。・・・・・・
マクロン氏が成立を目指すテロ対策の強化を目的とした新法も物議を醸しており、人権団体は内容が厳しすぎると批判している。
さらに、反対派やメディアの中には、マクロン派が議会で多数を占めていることから大統領への権力集中を懸念する声も上がっている。【翻訳編集】 :afp 2017/7/23
フィンランド刺傷事件、2人死亡 テロとの関連不明
【ロンドン=黄田和宏】フィンランド南西部の都市トゥルク中心部で18日、刃物を持った男が通行人を襲い、2人が死亡、6人が負傷した。フィンランド警察によると、警官が容疑者に向けて発砲し、1人を拘束した。共犯者がいる可能性があるとみて、警察が捜査している。警察は事件の動機解明を急いでいるが、いまのところ、17日にスペインのバルセロナで起きたテロ事件との関連は不明だ。
警察は事件発生を受けて、現場に近づかないよう注意喚起し、ヘルシンキ空港や主要なターミナル駅で警備を強化した。シピラ首相は「政府は状況や警察の捜査を注視する」とツイッターに投稿した。:日経 2017/8/19 2:19
仏で女性2人死亡 ISが犯行声明
【パリ=三井美奈】フランス南部マルセイユの国鉄駅で1日に女性2人がナイフで殺害された事件で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国(IS)」は同日、系列メディアを通じて犯行声明を出した。
この事件で男はアラビア語で「神は偉大なり」と叫んだという証言があり、現場を視察したコロン内相は「テロの可能性がある」と述べた。死亡したのは17歳と20歳の女性。仏メディアによると、男は30~35歳とみられる。
コロン氏によると、男は1人を殺害後、いったん逃走しようとしたが、再び現場に戻って2人目を殺害。その後、警備中の兵士に射殺された。:産経新聞 2017/10/2
ロンドン中心部で数人負傷 車が歩道に乗り上げ
【ロンドン=岡部伸】ロイター通信によると、7日午後、ロンドン中心部の自然史博物館近くで、車が歩道に突っ込んで歩行者数人が負傷した。現場付近で男1人が拘束された。警察はテロ事件としては扱っていないと明らかにしたが、現場付近を封鎖して詳しい状況を調べている。
BBC放送によると、負傷者の状況は深刻ではないという。現場は観光客が多い地域。
ロンドンでは車を使ったテロ事件が頻発しており、当局による警戒が強まっている。今年3月には国会議事堂付近のウェストミンスター橋で車が暴走し、歩行者を次々はねるなどして4人が死亡するテロ事件が発生。:産経新聞 2017.10.7
車が中国人学生3人に突っ込む、全員負傷 仏の高校近く
(CNN) フランス内務省は10日、同国南部トゥールーズ市郊外の高校近くの道路で同日、車が学生3人に故意に突っ込む事件が起き、全員が負傷したと述べた。
初期段階の捜査ではテロとは無関係とみられる。内務省によると、車の運転手は犯行後に逮捕された。車は学生3人が道路を横断中に速度を上げて、突っ込んでいったという。
被害者の3人の国籍は中国人としている。負傷の詳しい程度は不明だが、内務省は軽傷としている。地元のCNN系列局BFMテレビは2人が重傷と伝えた。: 2017.11.11
以上、読むのにさえかなりの時間を要しましたが、記事を作成するのにもかなりの時間を要しました(笑)。
しかし昨今、テロ関係のニュースが多すぎるような気がしますね。偶然かも知れませんが全12件のうち8件がフランスのテロ関係で、全体の2/3(67%)を占めていました。
尤も中国などの報道規制をしているところからは、何も聞こえてきませんが・・・・・・。
さてさて、皆様はどう思われますか。