北朝鮮は、「拉致問題」でコロコロと変わります。
私は「北朝鮮の醜聞81(2018/05/13)」でこれに触れています。
北朝鮮・中国などでは選挙がないため、公表する義務がなく、どんなことでも「国民にひた隠し」にして、「ついたウソ」を正当化するために「別の新しいウソ」が必要になってきます。
選挙があり公表する義務がある民主国家でも「国民にひた隠し」にしようとするので、独裁政権では想像さえできません。
選挙がなく公表する義務もない国ならば、国全体がウソまみれでこれを隠蔽するため、徹底的に弾圧・報道規制しなければなりません。
かくして油断していると「自分でいったいどんなウソをついたか、さえ分らなくなる」ほどですから、うそをつくためには「どんなウソをついたかをちゃんと記録・記憶しておく能力」が必要なんでしょうね。しかしあたら能力をこのような形で使うとは・・・・・・
もし北朝鮮・中国などの独裁国家が「一貫して」と発言する時、「一貫して豹変してきた」とみなすのが自然です。
「偽らなければ生きていけない」国の発言を「まともに受け取ってはいけない」のでしょう。
北朝鮮も拉致について「変遷」しました。
- 拉致を実行
- 脱北者の証言などから、拉致が事実だったと判明
- しかし再調査を拒否
- 事情があり、再調査に同意
- 急転直下、再び再調査中止・委員会を解体
- 拉致問題は解決済み、と言い始める
- 2018/04/28に南北会談、しかし学芸会風
- 韓国が「国連決議違反」になりそうな北朝鮮優遇策
- 宥和に向かう「国際社会に逆行する」と「日本に同調を強要」
韓国には
解決済みのことを、蒸し返さねば気が済まないという深刻な視野狭窄症(しやきょうさくしょう)か視野欠損症(しやけっそんしょう)の症状がみられ、早めに専門家にみてもらったほうがよろしいかと思います。
北朝鮮は
- 「国際社会」という場合、それは中国・韓国などの北朝鮮に賛成する一部の国のことらしい。その国でも北朝鮮を支持している人たちは、ほんの一部だけなんですが・・・・・・。
- 南北首脳会談では、北朝鮮国内向けなんでしょうが、韓国全体が宥和ムードになっていること、金王朝の存続については決して触れない、などが不文律らしい。こんな程度の国であることを御理解ください。
- 朝鮮戦争休戦中をいいことに、遠く日本からたくさんの人を拉致しました。
- 2013/03/12には北朝鮮人民軍最高司令部の報道官による意味のない無効な「休戦協定は本日をもって完全に白紙化された」宣言がありました。
- また朝鮮戦争休戦中をいいことに、韓国に対しては無数の軍事的ちょっかいや挑発を繰り返し、周辺国を核実験やミサイル発射実験の強行で威嚇し、いくたの北朝鮮制裁国連決議がありました。もちろんこの国連制裁決議を無視し、むしろ反発して益々過激になっております。
- 2017年末には、無数の小型木造船が日本海を漂流し、日本へ流れつきました。朝鮮半島で不穏な動きがあった場合の日本侵略の調査かも知れず、多くの遺体や生存者たちの船が確認されました。盗難騒動もありましたね。
- 情緒的で意味のない「休戦協定白紙化宣言」と同じで、北朝鮮が発する声明には、ほとんど意味がないのでしょう。
韓国は、たった1回の南北会談(2018/04/27)ですべてを水に流せると考えているのでしょうか。
4月27日以後に意図した韓国の北朝鮮優遇策が国連決議に違反する可能性を秘めております。
まるで韓国は「大統領が北朝鮮の処遇を自由に決められる」と勘違いしているかのようで、韓国が国連決議に反する権利を持っているというのでしょうか。これが「期待の多そうな」文在寅の限界でした。
法の未熟さもあり韓国内だけでしか通用しない「大統領権限」で強大な権力をもたされ、これが原因で元大統領がほとんど例外なく逮捕されるのでしょう。現在の大統領文在寅も1年が経過し、やがて報復のため、逮捕される運命から逃れることができません。
話は飛びますが
巨済市のある巨済島からは韓国の2人の大統領、金泳三と文在寅がでているそうです。巨済島は東にある釜山市との結びつきが強いらしく、巨済島(西)と釜山(東)の間には、橋や海底トンネルがあるとのこと。
韓国の西南にある済州島(チェジュ)と、南にある巨済島(コジェ)では同じ「済」を使っていますが
- 済州島:語頭にあるので濁らず「チェジュ」
- 巨済市:語中にあるので濁って「コジェ」
「済」の読み方で、濁らない「チェ」と濁ると「ジェ」でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/37/836502b73b278f6a80787540df9a58bf.png)
ハングルには「語頭が濁る」習慣がないのに
「ハングルが世界のどんな言語も表現できる」と豪語するので、そんな程度の国だとみなされてしまいます。日本語でもRとLの区別はないのです。
日本語を学び始めた韓国人の「言いにくい」日本語
- がんばります→かんばります
- ガンジン→カンジン 確かに鑑真は漢人でしょうが
- がっこう→かっこう 学校の屋根でカッコウが鳴く!
- ギンザ→キンザ 石垣島にも金座通りと銀座通りが
- ゴザ→コザ 沖縄市もかつては「コザ」、古座町も串本町に併合
- ゴ・ゼンカ→オ・ソンファ(呉善花) 本人も言えず韓国発音に
- ザギトワ→サギトワ 詐欺(さぎ)とは何か?
- デンキ料金→テンキ料金 快晴税ですか
- ドンコウ→トンコウ 急がないので敦煌まで鈍行で
- ボンノウ→ホンノウ 本能は煩悩ですか
2018/04/27の南北会談では
- 北朝鮮の非道ぶりや将来まちがいなくみられるはずの北朝鮮の体制について一言も触れずに
- 腫れ物に触るように北朝鮮を扱い(親方も太り過ぎで痛風か)
あたかも
対立がなかったかのような笑顔に終始しました。金正恩がピョンヤンから持参したらしい冷麺などを思い出す人もいるでしょう。
北朝鮮でも「冷やし中華はじめました」ですか(笑)。
このような笑顔演出の南北会談と比べると
北朝鮮からすると、アメリカと北朝鮮の対談は、事前交渉も含めて、まるで「核放棄」の要求だけに見えるのでしょう。
つまり「いつでもアメリカをだませる」と思っていたので会談開催を受け入れたのでしょうが南北会談の直後でもあり、アメリカとの事前交渉で「一方的な核放棄」を迫られているように感じられたのでしょう。
こうなると米朝会談のキャンセルを、ちらつかせるしかありません。
中国に教わった通り、精一杯アメリカをゆさぶりましょうね。効果があるかどうか分かりませんが、効果があると信じて・・・・・・。
「金委員長、トランプ大統領に秘密ウラン濃縮施設を明示へ」:2018年05月16日11時31分 [中央日報日本語版]
米朝首脳会談「再考」も=核放棄だけ強要に警告-北朝鮮高官:時事ドットコム 2018/05/16-12:56
同じ日のニュースですが
- 韓国中央日報誌は「北朝鮮が秘密施設さえ明示」
- 日本時事は「核放棄だけを強要するなら米朝会談も再考」
と、正直さと揺さぶりという正反対の報道がみられます。
いずれも事実だと信じたいのですが、どちらが真実により近いのか、最終的にはみなさまがご自分で判断してください。
しょせん相手のある交渉には忍者「ハッタリ」くんがつきものです。
北朝鮮には、中国という後見人がいるらしく、就任以来まったく行かなかったのに最近になって金正恩が連続して2回も訪中し、先日も高官が訪中したらしいですね。
北の会談ドタキャン、「米国説得」のために文大統領に圧力か:朝鮮日報日本語版 2018/05/16 23:27
これは
北朝鮮が、北朝鮮ー韓国の閣僚級会談を突然キャンセルしたことについて報道しており、すべてが金正恩1人の判断でいかようにも処理される恐怖の中央集権主義であることを示しています。
閣僚級会談は
北朝鮮が韓国に対して、2018/05/15に提案し、翌日2018/05/16に突然中止を表明したもので、いずれも一方的なものでした。
正に「朝令暮改」ですが、中国そっくりで、こんなことは独裁国家でしかできません。
北朝鮮に関する限り
提案で喜ばせて、中断で実を取る
喜ばせるのが好きそうですね、「喜び組」とか・・・・・・
ものごとを有利に運ぼうとする「浅知恵」からきているのでしょう(笑)。
中断は今回のように翌日かも知れませんし、翌月になるかも知れませんが、いずれも北朝鮮による一方的でかつ恣意的なものです。
- この豹変で世界の人は「だまされた」と判断し
- 北朝鮮は「相手の側に責任がある」ことを主張します。
これからも似たようなことが無数に発生するでしょうね。
冷静にみると
- 北朝鮮は最近3回も訪中(2回は金正恩、1回は誰か高官)
- アメリカのトランプは、圧力を加え続けるだけであり、シンガポールでの会談があってもなくても何も変わらない、という姿勢
背景には代理戦争がみられます。
- シンガポールを舞台とする、中国ーアメリカの代理戦争
- 日本を舞台としたかつての、北朝鮮ー韓国 の代理戦争
今回の北朝鮮の発言から考えて、韓国にとっては
夢のような(現実ではない)南北会談の夢から覚まされるできごとでした。これも普段のおこないから考えてやむを得ない自業自得の世界です。
- にっちもさっちもいかない
- 前門の虎、後門の狼
- 進むも地獄、退くも地獄
- 八方塞がり
- もうお手上げ
- どっちを選んでもイバラの道
- 弁慶の立ち往生ムード
ですが、このようなときに必ず出てくるのが、
日本悪し
という声明であり、これで逆境を乗り越えられると確信するほど、韓国は追いつめられています。
さてさて、皆様はどう思われますか。