ぜんぜん違う世界のようですが
同じ時期におこったことでもあり、奇妙に一致することがあるのが「朝鮮半島の南北問題」と「日大アメフト暴力問題」。
利用したい
- 韓国は、正統性があるらしい北朝鮮を南北統一の目的で利用したい
- 日大は、イメージアップに貢献した内田を次期理事長で利用したい
守る
- 韓国が、軍事的挑発に走った北朝鮮を擁護している
- 日大が、暴力を指示したらしい内田を擁護している
間にたつ(瀬戸際外交)
- 韓国が、北朝鮮と米国の間に立たざるを得ない。
- 日大が、内田と関学の間に立たざるを得ない。
シリアでは、ロシアが政府軍を、アメリカ有志軍が反政府勢力を、それぞれ別々に支援しており、国の為政者は外国の支援を受けると代理戦争に至るという見通しをもっていなければなりません。しかし朝鮮半島でも無理なようで、ここでもアメリカと中露(朝鮮半島の場合、シリアと違って中国が入る)の代理戦争の色合いが強くなり、むしろそれを狙って為政者が権力基盤を強化しております。
瀬戸際外交の宿命で、「ひきょうなコウモリ(イソップ寓話)」のように、最初はいいのですが、立場がバレてしまうと「本心がわからない」と双方から見放され冷遇されるでしょう。
信頼と疑い
- 米国は、韓国と北朝鮮の関係を疑っている。
- 関学は、内田と選手 の関係を疑っている。
米国は、同族の「韓国・北朝鮮」を疑っています。特に今の大統領文在寅は巨済市の生まれですが、親は朝鮮戦争時のいわば脱北者であり、今でも文在寅の親族が北朝鮮にいるというので、なおさらですね。
スポーツ精神にのっとり対決するだけでは勝てないと判断した内田は一線を越える指示をしてしまったようで、「責任はすべて自分が取る」としながら大学側には選手の「誤解」を伝えるなど、悪質ですね。
保身
- 韓国は、北朝鮮と米国の板挟み
北朝鮮に向かっては北朝鮮寄りの発言を、米国に向かっては米国寄りの発言をして、自分の身を守ろうとします。
- 内田は、大学と選手の板挟み
選手にはコーチを通じて不法命令をくだし、大学には選手が誤解したと弁明。
朝鮮半島問題と日大暴力問題では
類似点よりも相違点のほうがたくさんあるでしょうが、このような類似点もあるということが分れば全体がよく見えてくると思います。
さてさて、皆様はどう思われますか。