トランプの威嚇作戦が続いております。
普通なら、いくら公約とは言え、議会を通らないと判断すれば、公約実現をあきらめるか、少し変更して通そうとするものですが、いくらツイッターといえども「公約実現を政府機関閉鎖」の脅しに使うとは、これだけで十分弾劾に値すると思います。
ツイッターは、大統領時自身の「意見」の場合もありますが、側近さえ知らなかった「準命令」でもあり、ツイッターが司法妨害の手段になり得ることは明らかで、その証拠が残るのが致命的でさえあります。
閣議などでは秘密録音している場合を除き「そんなことを言ってはいない」と否定できますが、ツイッターはずっと残るのでした。
「便利な道具は致命傷にもなる」という好例でしょうか。
広く物事を考えられず、公約を多くの人が支持していると錯覚するところに原因しているようです。
その自国の法律よりも自分の公約のほうが重要とみる大統領ならば明らかに資格を欠いていて致命傷になりそう。
とにかく
プーチン・習近平・金正恩は論外として、トランプ・文在寅・翁長雄志は「自分の公約最優先」「法律(憲法)無視」という点で似ています。
オバマ大統領、政府機関閉鎖は「無責任の極み」と批判:2013年10月01日
5年前の記事ですが、クリントン元大統領は「共和党はアメリカの没落を願っているようだ」とも語っております。
アメリカ議会、1週間のつなぎ予算で政府機関の閉鎖回避、オバマケア撤廃めぐり攻防激化:2017年04月29日
これはトランプが大統領に就任して3ヶ月後のことで、すでに閉鎖の心配がでました。いかにトランプの手法が強引か、わかるというものです。
短期の「つなぎ予算」は政府機関閉鎖を逃れるための手法ですが、敵対する議員が多数を占めるならばまだアメリカ司法の問題だとみることができます。
しかし今回のトランプの場合、大統領と同じ共和党が上下院ともに議会の過半数を占めているのに、議会を通らないという「トランプの現状」を示しております。
米議会、国境の壁建設費増額を 政府機関閉鎖辞さず=トランプ氏:ロイター 2018年4月30日
トランプはまだ不法移民阻止という「公約」にこだわっているようです。それも重要な事ですが、急激に変化を求めるというのはすべてのトランプ手法の根幹でした。
トランプ氏、政府機関の「閉鎖」を示唆 国境の壁や移民政策めぐり:cnn 2018.07.30
これが最新の記事ですが、またまた米議会で政府機関の閉鎖があるのでしょうか、それともトランプの脅しに過ぎないのでしょうか。
トランプも米朝会談を経験したためでしょうか、すっかりパクりの朝鮮半島諸国のように卑怯なコウモリを演じるようになりました。
さてさて、皆様はどう思われますか。